2015年12月10日発売
ここは東京・吉祥寺。小説家の太宰先生と、その担当編集である水羊の行く手には、なぜか怪異がつきまとう。原稿から逃げたり、中原先生や谷崎先生と揉めたり、自分の命を削って原稿を書いたり。そんな日々の中で、当たり前のように怪異が起きて、当たり前のように太宰先生と水羊は巻き込まれるけれどーやっぱり良い小説を書くために、懸命で。「僕、太宰先生といるときだけですしこういうの!」東京の町で繰り広げられる、文豪たちの不思議な日々の物語。
将来の夢もなく、就活も早々に終えた藤堂。とある理由で静岡市の商店街、小梳神社近くにある緑茶専門店「お茶の燎」を訪れた彼は、作務衣を着た威圧感のある若い店主と、高貴な雰囲気を纏った和装の男・市松と出逢う。店に通い常連客たちと触れ合ううちに、次第にお茶の魅力にハマっていく藤堂だが、この店にはまだ自分の知らない秘密があるようでー?平々凡々な男の人生が、一杯のお茶によって一変する!「お茶の道のりは果てないですよ」ようこそ奥深きお茶の世界へー。
リーゼロッテお嬢様は、私・ベルンハルトが敬愛する主人。容姿端麗な才女だ。しかしなぜか近頃、私と話すときの反応がおかしい。主にお顔周辺の体温の上昇と、心拍数の増加が認められ、またご友人から勧められた「少女マンガ」なるものを熱心に読みふけっていらっしゃるご様子。最近では食パンをくわえて屋敷の角で待機するなど理解し難い行動も目立ち始めた。一体どういうことなのかー。まあそんなことは二の次だ。彼女を守ること。それはかつての上官から受けた“最期の命令”。あらゆる機械を操り、我がものとする『魔人』の力を駆使し、必ず任務を遂行してみせる。
「ニュージェネレーションの狂気」と呼ばれた、連続猟奇殺人事件から6年。その事件をなぞるように、6年前と同じ日に連続して人が死にはじめた。1人は自分の腕を食べ、1人は自分の腹を裂き、1人は自分の首をねじ切って…。高校の新聞部に所属する宮代拓留は当初、興味半分で事件を追いはじめる。しかし、取材を進めるうち、いつのまにか自分に危険が迫っていることに気づくが…。大人気ADVゲーム「CHAOS;CHILD」初の公式ノベライズがついに登場!!
豊穣をもたらす蒼の月、厄災の元凶たる朱の月ー二つの月からの加護と呪詛が降り注ぐ地上において、人々は終わりなき“蝕”との戦いにさらされていた。街へ迫りつつある蝕の大軍への対応に、頭を悩ませる青年軍師ゼニス。そんな彼の元に、交易商人のアキナがある有益な情報をもたらすが…。蝕の大軍と変異種“牛頭の狂戦士”の脅威に、軍師ゼニスと“緋色の三姉妹”はいかにして立ち向かうのか!?SEGA発オンラインRPG『ワールドエンドエクリプス』の世界を渡瀬草一郎が描く!エナミカツミ描き下ろしイラストを使用した限定SSRアイギス「メアリーローズ」の特典シリアルコード付き!!
俺・護田映一郎の高校での目標は、七色に光輝く青春イベントで今はまだ真っ白な青春アルバムを埋め尽くすこと。なぜなら自分の体質のせいで、中学時代は青春とは全く無縁な生活だったのだ。「時にモルダくん。-私と第四種接近遭遇をしてみる気はないか?」だがしかし、接触してくるのは宇宙人のかぶり物をして『超常現象☆探求部』に誘うクラスメイトの白羽根鈴緒で…。一体、俺の青春の行方はどうなってしまうんだ!?少女の好奇心がエッチを呼ぶとき、少年は鼻血を解き放つ!禁断のラブダクション・コメディ、登場!
目が覚めて強制的に参加させられたのは、とあるゲームのクローズドベータテストだった。集められたのは主人公を含め計7人。それぞれに何か制限がかけられ、主人公の少年は名前も過去の記憶も失っていた。だが、なぜかモニターに映りゲームの開幕を宣言するのは自分の顔。他の少女たちに黒幕扱いされる中、自動的にクエストが始まっていく。このゲームではダメージの代わりに服が脱げていき、全裸=強制失格なのだった…。はたして誰が何の目的でこのメンバーをゲームに集めたのか!?徐々にわかっていく全貌と黒幕の謎とはー!?過酷で過激なデスゲーム、開幕!!
やあみんな、陣内忍だよ。みんなはバスト98センチの黒髪美人をどう思う?いやっはー!縁のやつが俺の恋人になりましたー!!…まあそいつ、人類滅亡の元凶なんだけどな。チゾメノザシキワラシ。赤い浴衣を好んで着ていたぐーたら妖怪の、真の姿。青行灯が起こした戦争とも、呪の起こしたゾンビパニックとも違う。世界を静かに、本当に静かに、でも確実に焼き尽くしていくモノ。でも仕方ねえよな。相手が何だって見捨てる訳にもいかねえ。なんたって、縁は俺の恋人なんだからさ。どうやら世界ってのはほんとに終わるらしい。けどやるだけやってみるか!最後の大番狂わせってヤツをな!!
“ゼロの書”の拡散を目論む謎の組織“不完全なる数字”の調査のため、海運国家テルゼムを訪れたゼロたち。しかし、そこにはゼロの名を騙り、村々を襲う銀髪の魔女の噂が駆け巡っていたー。ネズミの獣堕ちである少女リーリと出会い、その身をかくまわれつつ偽ゼロの影を追うゼロたち。そんな彼らの前に、“ゼロの討伐”を命じられた教会の裁定官が現れる。“背徳”の罪状を持つ裁定官。彼女は、美しき女性を墓に生き埋めにすることが趣味の“墓堀り人”なる異名を持つ人物で…。くすぶり続ける魔女と教会の不穏な争いが静かに加速する、話題の魔法書ファンタジー第5弾が登場!
デスゲーム“ソードアート・オンライン”に閉じ込められて二ヶ月弱。攻略の最前線であるキリトとアスナは第五層へと到達していた。迷路のような街並みと極端に森や川などの自然が少ないこの“遺跡”エリアで、二人はゲームの醍醐味でもある“遺物拾い”をこなし、アイテムやコル(お金)を稼いでいく。そしてキリトは街の地下墓地で発生する小規模な“クエスト”を提案する。アスナも賛同するが、それが彼女の不幸の始まりだった。そのクエストには、彼女がもっとも苦手とするモンスターが登場するからだ。そう、墓地といえばー。果たして、アスナは恐怖心を克服し、第五層を攻略できるのか…?
持ち前の要領のよさで一流商社に入社した木瀬幸成。だが調子に乗ってやらかしてしまい会社を追われることに。生活に窮した木瀬は怪しいバイトに手を出す。『労働者募集年齢:不問、日給:一千万円、勤務地:ご自宅から徒歩0分』テレビ番組のドッキリ企画かリアリティショーに違いない。たかをくくっていた木瀬に命じられたのは、異世界に行き魔王を倒せというものだった。強運か悪運か。英雄の子孫クラウディアという美少女を巧みに騙し、仲間にゲット。さらに金の力ですべてを解決するとばかりに、冒険はそっちのけで悪徳商法、ギャンブルで稼ぎまくるのだが!?
混沌渦巻く銀河で賞金首を追うアウトロー2人。「伝説」と謳われる獣人ヴォーガと、その弟子で駆け出し賞金稼ぎのジン。難病の妹を救おうとするジンは、師匠の警告を無視し、賞金3億ダラスの大物を追ってしまう。その依頼とは、誘拐されてしまった惑星クワントールの姫リィズ・ソングマールの救出である。情報屋ワンダや女海賊ブリギットの協力を経てリィズの行方を追うジンは、姫が持ち逃げした超新星兵器「ヴァーミリオン」を狙う史上最悪の強敵と対峙する。親の仇であり「不滅の手」を持つ破壊者ノーマッドが彼の前に立ちはだかりー。莫大な賞金…否、姫と未来を守るため、半人前のアウトローが宇宙を救う!星火燎原・快刀乱麻のスペースオペラ!!
最弱状態レベル1で異世界召喚されたケータ。あれ、本当に主人公補正とかないの…?俺、この世界を救った英雄の息子なんだけど。チート的なスキルとか。え?特にない?そうですか…。そんなわけで今日も地道に経験値稼ぎ!英雄養成学校の残念ステータスな美少女たちとともに、沼地エリアのダンジョンへ遠征することになったのだが…。キノコモンスターの攻撃を浴びて意味不明な症状でバッドトリップするナルミエとリゼラ。こんなパーティーで果たして本当に異世界攻略できるのか!?
裏社会では名の知れた殺し屋・レヴンは、貴族の文化である「菓子」を市民に広めようとし、自ら店を切り盛りする巷では話題の貴族令嬢・カミーリアから、ある依頼をされる。それは「傍にいて、誰も殺すな」という、奇妙な内容だった。陽の下を生きてきたお嬢様と、闇の世界を這いずってきた暗殺者。死の眠りを与える者と、生の笑顔を与える者。まったく別の生き方をしてきた二人は、時に対立しながらも日々を過ごす。しかし、その裏では国を揺るがす巨大な陰謀が蠢いていたー。これは「菓子」と「死」が彩る、とある国での物語…。
やっときました春休み!春休みだからみんなでレベル上げ?…いいやみんなで合宿だ!秋山さんの発案で雪山にやってきた残念美少女・アコたちネトゲ部一同を待ち受けるのはーさ、殺人鬼!?雪に閉ざされたロッジ、温泉、次次と起こる不可思議な事態、温泉、そしてゲーム内でも巻き起こってしまう謎のPK(プレイヤーキル)。リアルでもゲームでも巻き起こる事件に、あろうことかアコの迷推理が炸裂する!って、え、何それ大丈夫?言わんこっちゃない!もうだめだ!残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、湯けむり×事件の第9弾!
人として生まれることは、それ自体が呪いよね?親を選べないし、場所を選べないし、運命を選べない。たとえどんなに裕福だろうと、悲惨だろうと、それらはすべて自分の選択ではなく、押しつけられた借り物の未来。たとえそれが世界をその手に握る皇帝となる継承であっても、結局はまがい物のエンペロイダーになるだけ。そうでしょう?才牙虚宇介…呪われし我が息子よー奇妙な能力を持つ子供たちが集められたNPスクールに忍び寄る破滅の影。生贄を差し出せという理不尽な命令に分裂しそうとになる彼らに虚宇介は「僕がなんとかする」と宣言するが、それは彼を奈落の底に誘う危険な罠だった。すべてに背かれて、遂には己自身さえ信じられなくなったとき、少年が遭遇したのは真実の絶望か、それとも虚偽の栄光か…?