2016年5月18日発売
超位ギルド“ディバイン”を撃退し、ますます名声を轟かせる“スバル”一行。陽翔のセンスに耐えうる剣を求め、魔の海域に船を出すのだが…そこに現れたのは、かつての仲間、変幻使いのクライヴだった。しかし再会を喜ぶ間もなく、彼は姿を消してしまう。一方、貴法は調査の結果、旭姫の情報を拡散した黒幕の名に辿りつく。敵の目的とは?そして、エリシアの口から語られる旭姫をめぐる真実とはー?リアルとゲームが交差するとき、世界に変革の鐘が鳴り響く!革新的青春オンライン、驚天動地の第3弾!
これが人生(クソゲー)攻略の最前線! 人生はクソゲー。このありふれたフレーズは、残念ながら真実だ。 だって、人生には美しくシンプルなルールがない。あるのは理不尽と不平等だけ。自由度が高いなんてのは強者の言い分で、弱者には圧倒的に不利な仕様でしかない。 だから、クソゲー。 あまたのゲームに触れ、それらを極めてきた日本屈指のゲーマーである俺が言うんだから間違いない。 ーーだけどそいつは、俺と同じくらいゲームを極めてなお、「人生は神ゲー」と言いきった。 生まれついての強キャラ、学園のパーフェクトヒロインこと日南葵。 しかも、「この人生(ゲーム)のルールを教えてあげる」だって? ……普通は、そんなの信じない。 だけど日南葵は、普通なんて枠にはまったく嵌まらないやつだったんだ! 第10回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。弱キャラが挑む人生攻略論ただし美少女指南つき!
人喰う神を乗せて、列車は走り続ける 超高級蒸気機関車『カムパネルラ』に乗り込んだ七日とラティメリア。煌びやかな車内装飾に、豪華な食堂車、そして上流階級の乗客たち。そんな浮き世離れした世界とは異にする車両があった。祈祷士たちが強固に警備にあたる物々しい雰囲気……。 この高級列車は、祈祷士協会によって捕らえられた“六花のマガツカミ”の一人である“掴み神”を秘密裏に移送するためにカモフラージュされたものだった。列車に潜入した七日の目的はただひとつ“掴み神”ヘリアンサスを斬ること。タイムリミットは目的地到着予定の深夜まで。そんななか、七日はかつて戦場でともに戦った元六花隊の一人と再会する。 “妖刀使い”獅童巳月ーー彼は“掴み神”ヘリアンサスの移送を監督する看守長となっていた。一方、初めての列車旅行に浮かれるラティメリアもまた、ある人物と出会っていたーー 「やあ、“喰い神”ラティメリア。君は本当に六花に似ているね」 マガツカミを殺す者と護る者、かつての戦友同士が繰り広げる熾烈な攻防戦! それぞれの思惑を乗せて列車は走り続ける。
心因性相貌誤認症ー他者とは異なる認識の中を生きる少年・龍胆ツクシ。ひょんなことから、彼は連続猟奇殺人事件の現場を目撃してしまう。そこに佇んでいた犯人は、ハシビロコウ頭の人物だった。しかし、彼の証言を信じる者は誰もいない。自身の役立たずぶりを改めて実感しながらも、ツクシは「自分にできることはなにか」を考え始める。そんなとき、少女のカタチをした怪異が目の前に現れ、彼の世界は徐々に変化していくのだが…。自我と認識の問題を巡る、最新の現代怪異譚。第10回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。
身代わりの花嫁としてレオンハルトと共に過ごすカティア。王女が見つかった今、去らなければならないけれどー王子を愛してしまった。別れの前にせめて思い出が欲しい。「神の御前で愛を誓ったのは“我々”だよ」舌を搦め捕られる口づけ。巧みな指に敏感な場所を弄られると、理性も蕩けて。愛の行為を受け容れ、一生分の想いを胸に故郷へ帰ったカディアを王子が追ってきて…!
「そなたは私のものだ」初夜の閨で淫靡に囁かれるだけで蕩ける。長い指で弱いところをたっぷりと攻められて、灼熱の杭で穿たれれば、千香子は初めてなのにはしたない声を漏らしてしまう。湯殿で、人払いした屋敷で、夜となく昼となく七代将軍宗之に貪欲に求められ、無垢な身体が猥りがましく作り替えられていく。逞しくて雄々しくて、気高い上様に独占される悦びー