2016年9月30日発売
事故で異世界に転生した少年・外村一真は、伝説の冒険者アズサ・クルーガーのたったひとりの弟子ーカイル・クルーガーとして新たな人生を送ることになった。魔獣の頂点に君臨するドラゴンを倒し、世界を救った英雄であるアズサが取った唯一の弟子として、彼女に最高傑作とまで呼ばれるようになったカイル。そしてある日、彼はアズサから自らも弟子を取るよう命じられる。だが、弟子候補の少女タチアナは、魔力が少なすぎて魔獣を倒すことができない、序列最下位の冒険者で…!?「おねがい。下働き、従者、奴隷…どんな扱いをしてくれてもいい。わたしをあなたの弟子にして!」あさのハジメ×せんむが贈る、異世界最強師弟ファンタジー開幕!
生徒達の悩みを解決する“お雛様”こと雛菊こころをサポートするようになった伊莉也。彼女に影響されてか、困った人に対して敏感に反応し、ついつい手をさしのべてしまうようになっていた。選択の授業で知り合ったユリが抱える闇に触れた伊莉也だったが、思いも寄らぬ方へと転がって行き、それがこころが“お雛様”になった発端になるある事件へとたどり着く……。誰もが持っている闇を解消するために、生徒指導室でおいしい珈琲と暖かい助言をしてくれる“お雛様の部屋”の扉は誰にでも開いている。第4回講談社ラノベチャレンジカップ《佳作》受賞作、2杯目!
七日に一度現れる、遠い異世界へとつながる、魔法の扉。その扉の先には、不思議な料理屋がある。洋食のねこや。窓一つ無いのに不思議と明るい部屋の中には見たこともないような内装。出てくる料理は不思議な、されど美味しい料理。どの料理が一番旨いか。時折話題には上るが結論が出たことはない。彼らは料理を食べて語らい、時に新しい発見をする。そんな『異世界食堂』に、気配を消して働く、新たな給仕が加わった。チリンチリンーそしてまた、土曜日が来るたびに鈴が鳴る。
ついに開催された精霊祭。目玉の魔剣武祭は、各地から王都に集まった選手たちが魔法や剣の腕を競い合う。アスラはそこで強敵との戦いを重ねるたびに無属性魔法の弱点を思い知らされる。そして、三年前に決別したミレディも出場していた。ミレディとの再会を喜ぶこともなく、アスラは仮面で顔を隠し正体を明かさぬまま戦う。そこで、ミレディが三年間で磨いてきた魔法を見せつけられてしまう。そんな中、精霊祭の裏では反エアスリル王国のテロ組織、解放軍が暗躍していた。とある計画に気付いたアスラは、その企みを阻止しようと立ち上がる。
神子により自分の意思を失ったユリス。操られ、次に彼が目覚めた時には、勇者の一人である、みゆきがいなくなっていた。魔王を倒すのを優先すべきか、それともみゆきを捜すことを優先すべきか。岐路に立たされたユリスは決断を迫られる。みゆきは一体誰にさらわれたのか?魔王を敵とするのは同じであるのに、なぜ神子はユリスを操ろうとしたのか?神子を通して、神殿は彼らに何をさせようというのだろうか?謎が謎を呼ぶ中、ユリスは前世の自分の娘であるみゆきを助けるべく、残った勇者のダイチとともに行動を起こすのだがー。
とうとうアウラニースは復活した。そして、彼女は自由気ままに動き出す。アイリスとソフィアの予想に反して、マリウスの事は後回しにしたのだ。まずは食事、それから魔王探しである。途中、魔王に対抗しようという人間側の戦力と遭遇するが、彼女は殺さずに見逃した。彼女は人間の成長性に期待していたからだ。一方、ターリアント大陸では新たに戦争に向けての動きが見られるようになる。魔王復活をめざして魔人達の動きが活発になっているこのタイミングでどうして戦争を始めようというのだろうか。不思議に思ったマリウスは戦争を仕掛けようとする国の調査を始める。そこで彼が知った真実とは!?
ルオン達は五大魔族の一角を倒した。その結果、魔王を討つ資格を得ることができた王女ソフィアと共に、ルオンは進路を南に向け旅を続ける。当面の目的は時を巻き戻す魔法を持つ魔法使いリエルを、彼が頼っている人物の元まで送り届けること。道中、ルオンの出身地であるフィスイリア王国に辿り着く。転生した意識を持つルオンは、初めてのような、懐かしいような複雑な心境を抱きながら、幼馴染や師匠と再会する。そしてリエルからこの国で起こる“未知の戦い”を聞かされるのだがー。
コフィン王国の完全制圧を目前にしたユーク将軍らの前に、最悪の強敵ー『コフィンの魔王』が出現した。魔王は神喚び師マリエラの統べる『無言の兵団』や『神』の正体を暴き、古代魔術でもってそれらの洗脳・強奪をはかる。ユーク将軍は己の命綱である兵士達をまどわせ、強制的に手下に加えていく魔王の戦法に戦慄する。覆面で顔を隠した魔王がスノーバの都を駆けるたび、ユーク将軍の無敵の兵団がけずり取られ、かつての主人の命を狙う魔王の尖兵と化すのだった。
侯爵令嬢のベアトリスは「社交界の薔薇」と呼ばれ、求婚されまくるが、謎の『声』にいつも阻止される。ある日、誘拐されかけたベアトリスは、ルビーニ家の魔術師エイブラハムに助けられるが……?
大衆新聞紙の記者ユリアは、しつこくて頑固で、書く記事は妄想仕立て。オスカーの醜聞ネタ(ガセ)を掴んだユリアは、記事を載せない条件に、アデルに潜入捜査を提案し!? 甘くとろけるラブコメ最終巻!
侯爵ヴィクトルは義兄の国王から結婚を催促され、銀灯師エミリアと偽装結婚することに。だが二人で王宮を訪れた夜、魔物が出現し、王国の秘密に関わることに!? 素直になれないじれラブ・ファンタジー!