2017年4月18日発売
“痛”青春に救いはあるか? 「いきなり人をクズ呼ばわりたぁ、失礼なやつだなクソガキ……俺は権力と腕力には弱ぇが、年寄りと女子供には強ぇぞ」 「語るに落ちるゴミクズ発言なんだけど」 勝ち組っぽいやつの足を引っ張ることに全力を傾けるパーフェクト負け犬高校生の狭山明人と、怪我を理由に部活を引退した冷血ブリザードな無気力少女・小野寺薫。 放課後に呼び出しをうけた二人は、謎のボランティア活動にいそしむ中等部の少女・藤崎小夜子と出会うがーー。 「私は明人と薫をお助けする正義のボランティアなのです。頑張る方向なのです。えっへん」 電波発言にドン引きしながらも、藤崎が室長をつとめる特別生徒相談室の「救済」活動に巻き込まれる狭山と小野寺。二人は、学校で悩みを抱える個性的な生徒たちと出会い、藤崎とともに彼らの問題に対処することになるが……? 現実はクソだ。不条理で、不都合で、不公平だ。--だからって、救いがほしいわけじゃねえ。 『夏の終わりとリセット彼女』でライトノベル・フロントライン大賞第1回大賞を受賞した境田吉孝の待望の最新作がここに登場! クズ・電波・無気力・変態・ひきニート等々、ダメ人間オールスターでおくる“痛”青春ラブコメ!
鉄腕アトム誕生までの物語をノベライズ! ロボットの未来がここにある。 原因不明の大災害に見舞われた近未来の日本。 破壊しつくされた日本国土だったが、急速に進んだロボットの技術革新が復興を後押しすることとなった。 そして5年後。とある大学に、ロボット製作にすべてを懸ける若き研究者、天馬午太郎とお茶の水博志の姿があった……。 ふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。ロボットレスリングでの激闘を経て、A106の修復をひととおり終えたある日。バイト先であるマルヒゲ運送の親父から人捜しを頼まれ、失踪していた大学生、空野ケンタロウを捜し出した天馬たちだったが、彼は記憶をなくしていてーー。 アニメ化も決定した、ヒーローズ連載中のゆうきまさみ×カサハラテツロー、2つの才能が新解釈で描く、手塚治虫が生んだ永遠のヒーロー“鉄腕アトム”誕生までの物語を、TVアニメのシリーズ構成を手掛ける藤咲淳一がオリジナルストーリーでノベライズ! TVアニメ『アトム ザ・ビギニング』は、2017年4月よりNHK総合テレビにて放送開始!
女子とのラッキースケベなどとは完全無縁な男子校に通う伊藤大治郎は、日々あり余る性欲を持て余していた。ある日の夜、ひとりの少女と運命的な出会いを果たした大治郎は、なんだかその子といい感じに!?じつは彼女ー灰島小春は、世間から隔離された研究施設で暮らす超能力者であり、強大な念動力の持ち主だった。夜な夜な施設を抜け出し、大治郎とのデートを重ねる小春だったが、ピュアな彼女は、彼のスケベさ加減を受け入れられずにいた…。ボーイ・ミーツ・サイキックガールな超能力青春ラブコメ発動!
高度百キロメートルの宙から君を想う。 『ノスフェラトゥ計画』の一件を評価されたレフ・レプス中尉は、晴れて念願の宇宙飛行士候補生に復帰する運びとなった。それに合わせて吸血鬼の少女イリナ・ルミネスクを監視する任務からも解かれることになる。昼を生きるレフと夜を生きるイリナ。ふたりは同じ基地内でもすれ違ってしまう、そんな生活が続いていた。 イリナの様子を気にかけつつも、レフは自身の夢を叶えるために「人類史上初」をかけた宇宙飛行士選抜試験に挑み、優秀なライバル達と鎬を削る。 その一方で、不穏な空気がイリナの周りを包もうとしていた。 「実験体が帰還したようです」 「……もう用済みだろう。廃棄処分を」 回り始めた運命の歯車は、果たしてどこに行き着くのかーー。 世界に渦巻く巨大なうねり。一枚岩ではない共和国政府。追いつけ追い越せと躍起になっている連合王国。いまだ人類が宇宙に行くことが奇跡だと思われていた時代。様々な思惑に翻弄されながらも、命を懸けて遥か宇宙を志すふたりがいた。宇宙に焦がれた青年と吸血鬼の少女が織りなす、宙と青春のコスモノーツグラフィティ第二幕。
ヴィクターを狙う殺戮者たちの影。 ガマエの新たなる真相を求めるべく、ガマエ研究者として著名であるヒルベルト・コッホの元を訪れるクリミアとヴィクター。コッホが起ち上げた様々な発明品を開発し続けるコッホ社は、外部からの侵入者を拒絶する擁する奇妙な島にあった。そしてそこには、想像を絶するほどに規則正しい生活を送る、奇妙な従業員たちがいた。 ようやく辿り着いたコッホの居場所。それは厳重に閉ざされた扉の奥であった。 コッホはもう50年もの間、そこに籠っているいると言う。 途方に暮れつつも目的を果たすべく島に逗留する二人。そんな二人の前に、ヴィクターを「黙示録の悪魔」と称して付け狙う殺戮者たちが現れる。魔法医師を名乗る彼らだが、彼らの駆使する魔法医術はクリミアですら知らぬものであった。 《鉄鎚》でも無き者たちが、なぜヴィクターを狙うのか? 彼らは、ヴィクターの何を知っているのだろうか? 時の流れが乱れる孤島で、ヴィクターの命を巡って凄惨な死闘が幕を開ける。この戦いの「鍵」となるのは誰なのか。その思考の先に、クリミアは新たなる《妖病》の姿を垣間見る。魔法医学の未来を覗く、第5集。
【第二部】一郎、魔神と友達になる!?の巻 【〜前回までのあらすじ〜】 俺の名は小林一郎。“本物の主人公”火乃森龍牙の親友だ。 龍牙の衝撃の事実を知ったことで色々あったものの、それでも俺たちの友情は盤石、まさにベストパートナー、ベストフレンドシップを築いていた。 なのに、何故こんなことに……。 「旦那はいいなぁ。俺も龍牙たんとイチャイチャしたいなぁ」 「どんな魔神だ! お前はラスボスとしての矜恃を持て!」 第一部のラストで、なんの変哲もない友人キャラ(俺)に取り憑いた魔神トウテツ。ラスボス四凶の一人。 こいつがまさか、龍牙のファンになってしまったのだ!! 「何でしたら残りの四凶、俺がやっちまいやしょうか? 使徒たちも殲滅しやしょうか?」 「どんな超展開だ! おかしいだろ第二部!」 しかもこの魔神トウテツ、俺とそっくりの外見をしているのだ。こんなやつに自由に出歩かれたらたまらない。 ラスボスとして、ちゃんと龍牙に倒してもらうしかねえ。そして、俺は友人キャラに回帰するのだ!! ーーベストフレンダー小林がおくる名助演ラブコメ、第二部「魔神と友達!?」編、開幕!