2017年8月31日発売
廃棄階層第二〇二五層ーそこに広がっていたのは、雨に沈んだ灰色の都市“塔京”。蒼穹を目指すヘイエとアルトシエルは、探索のさなか孤独な少女・ミウに出会う。打ち解けたのも束の間、階層に跋扈する魚人族に囚われたミウを奪還するため、ヘイエは三人の強大な“武人”との死闘に挑む!その闘いの末に知る真実が、階層の、そして“冒険者”ヘイエの過去へ繋がっていくー。魂を震わす冒険バトルファンタジー、壮烈の第二弾!!
麗華宮で、四妃選定の会が行われることになった。煌翔からある依頼を受け、四妃を目指す凛莉。そんな時、隣国の皇太子・聖雷が現れる。彼は「凛莉に会いに来た」というのだが!? 香が導く波乱の後宮ストーリー!
ペルシャとの国境・ダラス城塞。司令官として軍を率いるベリスは、対峙する女将軍ペーローズの圧倒的強さに苦戦していた。しかも彼女はシアの生き別れた姉だとわかり…。そのころ帝都では打倒ユスティンを掲げる反乱が発生し、混乱に陥っていた。援軍叶わず苦しい戦況のなか、プロックスは“ベリスによる王位簒奪”という解決策を提案するー激動の時代を制し、玉座をその手にするのは誰か。本格戦記ファンタジー、波乱の第2幕。
『君の中できっと僕は、道化師なんでしょ』美術部の先輩・悠人の絵のモデルを引き受けた美紅は、彼に片想い中。思い切って告白すると、「あと一年、待ってほしい」と言われる。悠人の本心が知りたい美紅だけど…!?
「ヒーローになるつもりですか?」「違う。僕はお姫様になりたい」闘うより、護られたいー臆病であることを誇る高校生・香屋歩と幼なじみの秋穂栞が迷い込んだのは、8月がループする街“架見崎”だった。ここを訪れた人々は任意の特殊能力を与えられ、乏しい物資を巡る戦争を繰り広げていた。だが、ふたりが希望した能力は戦闘の役に立たないもので…。生存戦略に反則はない。ルールブックの穴をつく、臆病者の戦いが始まる。
婚約破棄され前世の記憶が甦り、乙女ゲーム世界へ転生したと自覚した令嬢アイリーン。でも前世の記憶は不完全で、破滅フラグが立ったのに、回避方法がわからない。確実なのは、全ての破滅フラグの起点が、ラスボスの魔王クロードだということ。「ではクロード様をわたくしのものにすれば死なないわよね?」かくして魔王の愛を得るために、求婚したり、魔物を助けたり、起業したり…悪役令嬢が狙う、一発逆転ハッピーエンド!?
高一の相原ゆずは、少女漫画のヒロインに憧れるも女子力0!ある日、クラスメートの一ノ瀬慧が、大好きな少女漫画家・芹野井ちさとだと知ったゆずは、特訓してと頼むがー引き気味の慧に言われた最初の課題は『学園の王子様・柏木篤臣に食パンをくわえてぶつかれ』!?その後も次々課題に取り組むゆずだが、“プロデューサー”慧にも何やら悩みがあるようで…?超前向き女子とクール(?)な漫画家男子の、胸きゅんコメディ!
名君が治めると有名なリンドール王国。国王の孫娘の私・フランチェスカはチェス大好きなひきこもり。しかし祖父が急逝、遺言で女王候補に指名されて!?パニックの私の前に現れたのは、王様候補の貴公子達ー華やかで俺様なスチュワート、頭脳派のシアン、騎士団長のアーヴィン。彼らの中から王様を!と奮闘するけれど「女王陛下に忠誠を」ってそれ誓約ですか?求婚ですか?WEB発・ひきこもり姫の決死の抵抗の行方は!?
異能力免許取得機関として名高い塔心学園高校ーの、留年組を受け持つことになった元詐欺師・刻白鳳介。“実力点”こそピカイチだが“倫理点”が壊滅的で卒業を逃した彼女たちに鳳介が教えるのは、“倫理なんて丸暗記”という詐欺ですらない簡単なことなのだがー「窃盗犯への罰ですか…指を折る、程度でしょうか!」真っ直ぐな瞳で答える“留年組”を、異能と“詐欺”で不正しく導く学園バトルエンターテイメント、開講!
復活した大魔王を倒しても課題はまだ山積みだ。交易の問題があり、雇用の問題がある。マリウスを女王の婚約者としてお披露目する必要もある。そんな中、彼はわずかな休息を与えられた。つかの間の休息をアネット達と過ごしたマリウスは、魔演祭の開催をアステリアに提案する。娯楽になり、雇用を生み、経済の活性化も期待でき、国力回復を周辺に示す事もできるからだ。そしてマリウスも大衆にその力を見せる事になった。国内の主要貴族、民衆、大陸各国の首脳が集結し、ついにマリウスの力が披露される。
ライザー・マルティネスが引き起こした操魔病の事件を解決したツカサ。あるとき、鑑定結果の一部が表示されない男に出会う。不思議には思ったものの影響のない範囲なので気にせずにその場から離れた。そして魔法薬屋に戻ってきた彼に国王様からの依頼が舞い込んでくる。内容は石化に悩まされるミッドノースの村の調査であった。成功報酬を約束されたツカサは改めてミッドノースの村について考える。石化は魔力が影響する…魔力の多い人がかかりやすい病気であった。そこで魔力の少ない者を探し出すのだが…。
バロウの手がかりを求め、ロレンツィを訪ねてシッカへ向かったカエデとカルデノ。だが、ロレンツィにバロウの心当たりはなかった。気落ちするカエデだったが、偶然訪ねてきた兄弟弟子リタチスタにより、バロウの情報を得る。リタチスタに協力してもらいながら手がかりを調べたが、バロウの姿はなかった。バロウが残した覚え書きにリタチスタは疑問を持った。リタチスタが知るバロウの研究と覚え書きの内容に差異があったのだ。一方でカエデ達はカフカへ。だが、国を渡るためには自分の魔力を使った旅券が必要だった。カエデに魔力は存在しない。旅券を手に入れるための条件とは…!?
魔王の生まれ変わりであるガーラスは、世界征服を目論み、人間の負の感情を源とする暗黒魔術を極めんとしていた。しかし負の感情を求める彼の前には、なぜか正反対の好意ばかりを向けてくる美少女たちが、呼んでもいないのに次から次へと立ちはだかる。魔力を得られずに苦悩する毎日を送るガーラスの元に、どういうわけか『男らしくなりたい』と弟子入りを希望して、一見すると並外れた『美少年』であるムーアが押しかけてくる。ムーアがかつて魔王軍を裏切った一族の末裔である事を知ったガーラスは弟子入りを認めるが、その真意はムーアを陥めて叩きのめし、新たな負の感情の供給源にすることだった。
学園祭での一連の騒動も終わり、2年生へと進級するキッド達。新たにリグザール王国の王女であり、レオンの妹であるアンジュとレアの姉、セレスが学院へと入学し、キッドの周りはますます賑やかになっていく。そんな中、武闘大会で見事に優勝を果たしたキッドは、魔道具創造者を目指す男、アルシムと協力し謎の発明をしていく。その結果、商人となった元級友のマルシャンと共に商売にも力をいれていくこととなる。そんなある日、精霊祭に招待されたアンジュ王女の護衛を頼まれたキッドは、レオン王子とその直属の部下達と共にイスピリト王国へと旅立つことにー。
決闘で敗北し、実家を追い出されてしまった貴族の令嬢リルドールは、周囲を見返すため冒険者として成り上がることを決意する。街で出会った少女コロネルとともに迷宮へ挑むも、過酷な現実に心が折れかける。だがそのとき、自分が持っている「武器」に気がつく。艶めく髪は女の命、ドリルロールは美の結晶。女の誇りが詰まったこの髪に、貫けぬものなどありはしない。少女が自分の「嘘」を「真実」へと変える覚悟を決めたとき、縦ロールは最強の武器として変化し、無敵の輝きを放つ。-これは、ただの小娘だった少女が英雄になるまでの熱血冒険ストーリー。