2018年3月発売
代々女王が治める国ルーベルは、人と似て非なる者「亜種」の末裔が暮らす国。そんな絶対的強者、亜種たちが愛してやまない存在ーそれが女王候補セラフィーナ、最弱の…!国民はじめ夫候補の騎士たちは、女王の脆弱さこそを愛し忠誠を誓っているのだった。これは、周囲からの溺愛に戸惑うセラフィーナが、女王として目覚め成長していくー最弱こそ最強、奮闘続きの私Yoeee小説です。
貴族殺害の冤罪で異端審問にかけられることが決まった奴隷商人の青年タクミ。実質的な死刑宣告に等しい状況だが、部下であるカリンたちは「タクミなら自分でどうにかするだろう」と、あえて放置を決め込むことに!そんな中で唯一、タクミを救おうと奮闘を始めた大司教リーゼをミルトに託し、カリンたちは先ごろ任命された叙勲騎士の義務として、魔獣被害を訴える領地へと赴く。しかし到着早々、亜人というだけで領民から受け入れを拒否されてしまいー!?
ずっとずっと好きだった幼馴染の少女・小春がひた隠しにしていた『告白を受け入れられない理由』を知った上でなお、彼女との恋を貫き通すと心に決めた悟郎。すべてを捨て去るほどの覚悟を見せる悟郎に焦った小春は、せめてこの秘密を共有できる仲間を作ってはどうかと提案!そこで白羽の矢が当たったのは、二人にとって大切な幼馴染である明菜でー『悟郎はあたしとこれからどうしたい?』「ずっと一緒にいたい」一途な二人の“どうしようもない青春ラブコメ”は、止まらない!
社会人の南部真晃は、やっていた狩りゲーに良く似た世界へと転生することに。税金さえ払っていれば死んでも生き返るお気楽な世界。生来テキトーな彼は、ダンジョン歓楽街の存在を知り、“モンスター娘キャバクラ”に通う日々を送っていた。気持ちよく遊ぶためには楽してお金を稼がなければならない、そんな彼と組んでくれるのは、やはりどこか問題を抱えたパーティメンバーでー。楽してカネを稼いでキャバクラで豪遊したいだけの、テキトーな男が贈る異世界転生ファンタジーここに開幕!
人外魔窟のド田舎で育った自称凡人な青年クロノ。彼が生活している魔王城に、希少で強い力を持つ天竜族の双子兄妹がやってくる。気の良い性格をした二人とクロノはすぐに打ち解けて、魔王城の中のプールで泳ぎまわったり、共に買い物を楽しんだりと友情を深めていく。ただ、彼らの目的は、同年代の強者を見つけて、伴侶として迎え入れる事だった。新たな仲間がクロノの生活に華やかさを運んでくる!自称平凡な英雄の、楽しく無敵なファンタジーライフ、第三弾!
プロ注目の高校球児だったチトセは、怪我により野球をやめることに。暇をもてあます退屈な夏休みを送る中、妹のハルカから荷物が届く。その中身は、VRゲーム機と『Lost Legend Online(通称LLO)』という最新の大作VRMMOゲーム。ハルカに誘われてゲームを始めたチトセは、野球のセンスとスキルを組み合わせ、ベータテスト経験者のハルカたちを驚かせるほどの能力を発揮する!ハルカやそのゲーム仲間の少女たちとのゆるいVRMMO生活、開幕!
異世界転生。現世に居場所を無くした者が、異なる世界でチート能力を授かり、新たな人生を謳歌する夢の展開。だが転生者たちは知らない。いずれ彼らの存在が、その世界を崩壊へと導くことを…。トラック事故でドン底の人生を終わらせた少年・カイトは、転生して早々に“異世界転生取締局”の少女・イズミと対峙する。チート能力も通用せず完敗した彼は、現世への送還を免れるため、取締局の一員として転生者たちと戦う道を余儀なくされる。世界を渡るちびっ子・ナベブタを加えた三人のドタバタ珍道中!現実逃避の果てに待ち受ける絶望と希望とはー。世界を超えて転生者たちをばったばったと送り還す!異世界×異世界×異世界ファンタジー!!
文武両道なエリート少年・鎧塚貝斗は、生徒会副会長として『王』たる存在を支えることに喜びを見出していた。だがある日、彼は異世界に転生してしまう。そこで出会ったのは、騎士公爵家の一人娘、ラライ・アッフィードだった。名門王立女学園に通う彼女は、家柄だけは優秀なものの、学問ダメ武芸ダメ努力なんて大嫌い、さらには性格も悪くて友人もゼロな問題児。それでも生徒会長になりたいという彼女。そんな彼女が、執事となった貝斗に下した命令はー「執事くんが私のライバルみーんなの足を引っ張ればいいんだよ!」そして貝斗は、ダメお嬢様のためライバルの少女たちを籠絡し…!?いずれ王とならんとする少女のために執事が暗躍する物語、開幕!
ソーシャルゲーム『女騎士これくしょん』の人気キャラクター、雷光の女騎士ココア、豪炎の女騎士アルテイア、清流の女騎士ライラ。彼女たちがなぜか実体化しーそしてオレたちの学校に通うことになった。ソシャゲのキャラが現実世界に現れるなんていうありえない状況にもかかわらず、自然とクラスに馴染み彼女たち。だが突然、学校がダンジョンと化してしまう。ココアたちと探索の末、なんとか現実に戻ったオレたち。しかし、オレの幼馴染である詩乃の様子がいつもとちょっと違う。そして彼女に誘われ彼女の家に行ったオレは、そこでふたたびダンジョン化に遭遇する。どうやらこのダンジョン化の異変には、詩乃がかかわっているようで…!?
とある日のこと。いつものように異世界ライフを満喫していた悠斗は、突如として家の中に侵入してきたアサシンの存在に気付く。彼女の名前はサクラ。かつてはシルフィアの家で働いていたメイドであったが、故あって悠斗の命を付け狙いにきたのだった。サクラとの出会いが悠斗を新たなる戦いの渦に導いていく。小説家になろう発!超人気ファンタジー、疾風怒涛の第8巻!
困っている人を助けてくれるという座敷童子の言い伝えがある福招寺ー通称「福まねき寺」。大学生の修平は、兄の失踪で、急遽実家の福まねき寺の副住職を務めることに。衆人環視の中突然現れた呪いのわら人形や坐禅会に参加する座敷童子(!?)、毎週同じ時間に五十円玉二十枚を千円札に両替する謎の男…。へっぽこ副住職がお寺に持ち込まれる事件の解決に奔走する、ちょっと不思議で心温まるミステリー。
母親とふたり暮らしの凪の相棒マネコは、まねき猫と黒猫の姿を行き来し、会話もできる“化け猫”だ。なぜか最近、マネコの変身は失敗つづき。原因を探るべく、マネコのお師匠様である三毛のまねき猫を捜して、焼き物の街・常滑、マネコと出会った伊勢神宮を旅することになった凪は、またも事件に巻き込まれー。俺様まねき猫(時々黒猫)と少女の凸凹コンビの絆が涙を誘う、ほっこり猫ミステリー。
瞬太がいなくなった!? 夏休み直前、陰陽屋でバイト中の瞬太の前にあらわれた、実の母親を名乗る二人の女妖狐。育ての母みどりも含めた三人を目の前に、どうしていいかわからなくなった瞬太は、雷鳴とどろく嵐のなか店を飛び出していってしまった。それきり二日、三日、…ひと月たっても、戻ってこない長い家出に、周囲の心配はつのり、陰陽屋にも埃がたまり始めるが、その頃瞬太は──。 思春期妖狐高校生と、掃除のできないイケメン陰陽師、へっぽこコンビのシリーズ第10弾! もくじ 第一話 陰陽屋開店休業 第二話 迷いギツネぐるぐる 第三話 うちのキツネ知りませんか 第四話 西へ あとがき 装画 toi8
千花が幼い頃、隣家の庭に不思議なポストがあった。そこに手紙を入れると、なぜか空の上の「あの人」から返事がくる。結婚を控え故郷を離れようとしている千花は、もう一度だけ優しい手紙を読みたくなって…。知らぬ間に見守ってくれていた温かなまなざしの物語、「小鳥の手紙」。春の風早の街を舞台にした二話と、話題作『百貨の魔法』の番外編を収録。大切な探しものが見つかる不思議なコンビニたそがれ堂、大人気シリーズ第7弾!
建国から千年の歴史を持つディアモント王国の第一王子・マルスは、城に夜襲をかけた盗賊団の正体を突き止める。どうやら彼らはそれぞれに事情を抱えながら、日中は正体を隠して城下で食堂を営んでいるらしい。マルスは賊を率いるアダムに対し、「捕縛や断罪はしない」ことを交換条件に、自分を盗賊団の一員に加えるよう迫るが…。盗賊と王子が共犯関係になったとき、千年王国を揺るがす大事件が起きる!
「清和くん、僕をずっとそばにおいてね」美貌の内科医・氷川諒一最大の秘密は、実の親が誰かということだ。ある夜、病院勤務中に亡き母の乳母だったという老婆に声を掛けられた氷川は、それをきっかけに過去の因縁に絡め取られてゆくことに…。運命の荒波に翻弄されながら、氷川は最愛の恋人にして眞鍋組の若き二代目組長・橘高清和と、果たしてハッピーウェディングを迎えることができるのか!?
ユウリのパブリックスクール時代の後輩で、現在はケンブリッジ大学で学ぶセイヤーズ。彼と同じ学寮のフィッシュボーンが、いわくありげな手書き写本を手に入れた。その本を切り売りしていた彼は、不可解な交通事故に遭い、写本は行方不明になってしまう。ユウリは父の公開講義のためケンブリッジを訪れ、その交通事故に修道士の幽霊が関わっているという噂を聞く。ユウリたちを巻き込み事態は思わぬ方向へ!
その「霧」のなかでは、異能力者が自らの力を使い命を絶つというー。不可解な事件への関与が疑われる謎の異能力者・澁澤龍彦の確保に動く武装探偵社。泉鏡花と共に澁澤のもとへ向かう中島敦が、敵対する芥川龍之介から聞かされた驚きの真実とは?ヨコハマに血嵐が吹き荒れた「龍頭抗争」から6年。澁澤、魔人・フョードル、そして姿を消した太宰治…過去の因縁が紡ぐ事件の行方はー。劇場版アニメを完全ノベライズ!
「ねえ、由くん。わたしはあなたがー」初めて聞いたその声に足を止める。学校からの帰り道。中学のグラウンドや、駅前の本屋。それから白い猫が眠る空き地の中で、なぜだか僕のことを知っている不思議な少女・椎名由希は、いつもそんな風に声をかけてきた。笑って、泣いて、怒って、手を繋いで。僕たちは何度も、消えていく思い出を、どこにも存在しない約束を重ねていく。だから、僕は何も知らなかったんだ。由希が浮かべた笑顔の価値も、零した涙の意味も。たくさんの「初めまして」に込められた、たった一つの想いすら。これは残酷なまでに切なく、心を捉えて離さない、出会いと別れの物語。