2018年8月17日発売
人生二周目男と、恋愛禁止のクリスマス 『わかばラジオ』の未来を懸けた『東都放送 声の大文化祭』は、音ノ葉紅羽の勝利に終わったが、彼女に気に入られた桃也は、紅羽がパーソナリティを務める人気番組『もみじサウンド』の構成作家に抜擢されることに。さっそく、『もみじサウンド』の収録に参加した桃也だったが、嵐のような企画のダメ出しに早くも心が折れそうになる。一方で、『わかばラジオ』のパーソナリティ・神楽屋萌香は、TVアニメ『紫の空でうたう』の声優オーディションに合格。ついに、準主役の座を射止める。萌香に新しく付いた新人マネージャーの名前は柊調。この後、敏腕マネージャーとして名を馳せる彼女が、10年後には業界の権力者になっている未来を知っている桃也は、今のうちから彼女に取り入っておくために行動を起こすが……。皆それぞれが仕事に励むなか、暦は12月に入り、世間はクリスマスムード一色に。けれど、二周目の人生を送る桃也は天界ルールで「恋愛禁止」が鉄則。一周目の人生の時と同様にひとり寂しくイブを過ごすはずだった桃也の身に、天使すらも予想しなかった思わぬ事態が発生する! ますます好調、タイムリープで勝ち組を目指す人生やり直しコメディ第3弾!
誰かの「特別な場所」になりたくて 小説、イラスト、CG、動画制作……。クリエイティブに関わる活動なら何でもありの部活「創造部」。 新しく部員に比香里を迎え、比香里の勧めで再び自分の小説を書き始めた湊介。 しかし、一人ではアイデアもろくに思い浮かばず、早くもやる気メーターは下降線に。そんな中、創造部にみとせ先輩の友人・川澄先輩から、自らが所属するガールズバンドのオリジナル曲にプロモーションビデオを作って欲しい、との依頼が舞い込む。 インスパイア&コラボレーションでうまく自分の小説にアイデアをパク……もといシェアできないかと目論む湊介は、小説に活かせるよう、PVのコンセプトをラブコメに設定し、ストーリー仕立てのPV作成に挑むことに。 湊介はそのラブコメのストーリー制作にあたって、パートナーを比香里にお願いする。 いつもの調子でラブコメのストーリー設定を比香里と一緒に作りはじめる湊介だが、菜絵の様子がどうもおかしい。そしてPVの依頼者、川澄先輩は何かを隠しているようで……。 それぞれの思いが錯綜する中で、暗雲立ちこめるPV制作。当然のように難航する脚本、そして菜絵はスランプに陥り、バンドメンバーは出演を拒否。 友情も、青春も、ラブコメも、どうしてこんなにうまくいかないことばかりなんだ!? 痛くも恥ずかしい、むき出しの青春群像劇第2弾!
彼女はもうジャナ研に来ないかもしれない。 彼女はもう、ジャナ研に来ないかもしれないーー。新鋭が書く、爽やかで切ない日常系ミステリー第4弾。 写真部から、金賞を獲得した被写体の金魚が盗まれた。居合わせたジャナ研の面々は、真犯人を見つけようとする。(「金魚はどこだ?」) 介護施設で、とある老人の部屋が荒らされた。啓介は手がかりを探るうちに、あまりにも切ない真実にたどりつき……。事実の公表を巡って真冬と意見が分かれるが、互いにどうしても引けず、そのままぎくしゃくしてしまう。(「スウィート・マイ・ホーム」) 真冬がジャナ研の部室に姿を見せなくなってから1か月以上が経った。交通事故に遭ったユリもしばらく学校を休んでいる。そんなとき、啓介はA棟の空き教室で「女の幽霊を見た」と後輩から助けを求められる。 (「ジュリエットの亡霊」) 身のほどを気にして、傷つかない道を選ぶのは間違っているのか? 綺麗なだけではない真実を暴くのは、正しいことなのだろうか? 真冬の卒業を数か月後に控え、人間関係が大きく動く最新刊!
その新人、絶版回収レベルにつきーー。 ギギギ文庫編集部からお届けします。編集部一年目の川田桃香です。 このたび、私についに後輩ができました。名前は小山内桐葉さん。憎めない雰囲気の元気な娘さんです。 なのですが、 「一巻打ち切りどころか、絶版回収レベルの新入りね」 配属早々、編集長からは厳しい評価が! 編集部の皆さんからもほとんど同じ評価なので、私が甘いのかもしれませんが、何もそこまで言わなくても……。 とはいえ、私もうかうかしていられません。明日は我が身というやつです。 何せいまも目の前で、お怒りの方が……。 「あの誤字脱字野郎、ふざけやがって……。もし直接会ったら、小指をトルツメしてやろうかな」 小指をトルツメしてはいけません! そんなところで校正用語を使わないでください! ……校正者の山田さんはちょっぴり過激なお姉さんです。ただ、そのお怒りももっともなところがありーー。 ヤバい新人・小山内をはじめ、トルツメ校正者・山田さん、演技派な印刷所担当・三上さんなど、個性派メンバーが盛りだくさん! ますます賑やかな編集部るぽラノベ第3弾!
そんな僕をね……葉太郎はね…… 好きって……言ってくれたんだ 花房森の提案で、女子たちを巻きこんだあらたな料理対決が勃発! それは束の間の休息…… これから始まる厳しい戦いに向けて、それぞれが大切な仲間や家族と語らう貴重な時間となった。 楽しい時間が過ぎゆくなかで、改めて葉太郎は父親に問う。 どうしても戦わなければいけないのか? 僕【花房森】を止められるのは、葉太郎しかいない。 父親は優しい笑顔で応える。 そしてついに、「来世騎士団(ナイツ・オブ・ヘヴン)」がサン・ジェラール島に上陸! 戦いの火蓋が切って落とされた。 激戦の果て、運命に導かれた父親と息子は互いの槍をもって対峙する。 二人の槍が激突したその時ーー 「騎士」や「姫」の存在、「聖槍(ロンゴミアント)」に隠された秘密、全ての謎が明らかになる!! はたして葉太郎は、かけがえのない「家族」を守ることができるのか!? 仮面をつけた騎士【葉太郎】と孤独に暮らしていた姫【真緒】の出会いから始まった物語…… 「Lance N' Masques【ランス・アンド・マスクス】」 ついに終幕【グランド・フィナーレ】!! (c)2018 子安秀明/ポニーキャニオン
それは、北の果てより現れた。 日本が転移してくる遥か昔、ラヴァーナル帝国という 光翼人たちの国が世界を支配していた。 不遜にも神に弓を引いた彼らは、神から天罰の隕石を落とされそうになり、 滅亡から逃れるために未来へと転移する。 光翼人たちによる恐怖の支配から解放された人類は、 ひとときの平和を謳歌していた。 しかし、突如グラメウス大陸から『魔王』なる存在が、 魔物と魔獣の軍勢を引き連れて現れた。 人類は種族の垣根を超えて結束し応戦するも、 ついにエルフの聖地・ロデニウス大陸の神森まで後退を余儀なくされる。 人類が神にすがったとき、現れたのはーー (c)2018みのろう・高松良次/ポニーキャニオン