2019年5月30日発売
英雄として救国に命を捧げてきた魔法剣士リューイは、親友のミロを討つ勅令を発した国を厭い、新しい人生のために最低職とも揶揄される”門番”に転職する。これで穏やかな生活を送れるかと思いきや、早速冒険者に絡まれた彼は、自身の潜在能力を引き出す隠しスキル「八門遁甲」に目覚めて敵を圧倒し、注目を集めてしまう! さらには、その技で”闇皇帝”になった親友ミロとも闘うことになりーー? 元最強魔法剣士のまったりできない門番ライフ、開幕!
魔術師の名門・蘆屋家に生まれながらも、出来損ないとされていた捷斗に指令が下された。『超人』の集まる学園に潜入し、その能力を探ること。何のリスクもなく特殊能力を扱える『超人』の出現により、裏から世界を牛耳ってきた魔術師たちは弱体化を余儀なくされていたが、反撃の糸口を探るため捷斗が捨て駒に選ばれたのだ。圧倒的な超人の能力の前に、捷斗の魔術など通用しないはずだった。しかし捷斗は、出来損ないとされた日から修練を重ね、万能の魔術師へと成長しておりーー。どんな超人も魔術で陥落する、究極の学園バトル&ラブコメディ!
冒険者として活動していた青年ヨシュアは、既定の魔物討伐依頼を受けなかったために、冒険者をクビになってしまった。身分証も剥奪されてしまったので、仕方なく誰もいない遠くの土地で暮らすことに決める。人里から離れ、荒れた土地でこれからのことを考えていると、突然、女性の助けを求める悲鳴が聞こえた。駆けつけると、白い羽を生やした美しい女性が、二人の男に羽交い絞めにされていた。女性を救い出したヨシュアは、行き場がないという女性ララを一緒に住まわせることにする。すると、自称・豊穣の女神と名乗ったララは、あっという間に荒れた土地を復活させてしまう。二人は自給自足しつつのんびり暮らすはずだったのだが、お人よしなヨシュアは、次から次へと人助けに首を突っ込んでいってしまいーー。
十人目のウトナピシュテヌとなった神宮寺は、監視の意味も込めて辺境魔法学校で働いていた。魔法先生の目的であった十人目が誕生した今、新たな生徒は必要がないはずだったのだが、何故か再び学生募集をするという話になる。神宮寺は今度は教師役として、辺境魔法学校の授業に参加することになった。すると、かつての学友の月形と嘉納から、それぞれある生徒を気にかけてほしいと頼まれる。何やら裏事情があると察するのだが、学生募集の真意はわからないまま。神宮寺は過去の自分たちと重ねながら、生徒に接していくのだがーー。
ホルディア王国内の治世も安定しはじめ、人手が足りるようになってきたので、新しい交易品や物資を探しに行こうという話が持ち上がった。イザベラの提案もあり、マリウスたち一行はマジックアイテムが栄えているというランレオ王国へと向かうことになる。そこでランレオの案内役として現れたのは、かつて在学していたクラウス王立魔道学園や魔演祭でも会ったことがある、ランレオの王女・バーラだった。バーラはマリウスの魔法に強く興味を抱いているようで、ぜひ手合わせをしたいとお願いしてくるのだがーー。
ルーナとアリス、そしてユアンとともにガリザザへ出発したカズキ。ルーナの記憶は戻らず、ユアンも子供に返ったままだったが、船上ではそれなりに平穏に日々を過ごしていた。しかし突然の嵐によって船は難破。次に目を覚ましたときには、何故かガリザザの兵士とともに囚われていた。ガリザザの皇子ディナストは、罠に人間を嵌めて上から見学する遊戯にハマっているとのこと。とんでもなく悪趣味な自体に巻き込まれたカズキ達だったがアリスとルーナの持ち前の運動神経により、一同は何とか試練をクリアしていく。しかし、同じ闘技場に囚われ、仲間だと思っていたはずの男たちに突如として剣を突きつけられてしまいーー。
ドラゴン討伐を終えた日下部虎次。新たに仲間になった円花と共に、オーガス勇国の中心地レメアルへ上陸する。到着後、手分けして図書館での調査と、街中での調査班に分かれる。普段は冷静沈着な円花だったが、蔵書の山を見ると目の色が変わる。あまりの変貌ぶりに驚きと呆れを抑えきれない虎次と莉依。円花の新たな一面を発見しつつも、調査は遅々として進まない。知ったのは、八重樫愛果が城内に連れて行かれたらしいこと、そして図書館の重要図書に転移に関する書籍があるかもしれないことだった。そんな中、レメアルのオーガス城で、勇王ロメルの演説が始まる。それはオーガス全域において催される勇王祭の開催演説だった。虎次達には関係のないことだった、その時までは。勇王ロメルの横には、ある日本人が立っていたのだーーー。
フランコからの要請で、島の東側の村を回ることになったエイジ。鍛冶師として東の村に道具を作ることが主目的ではあるが、東の村には、この島を作ったご先祖様が最初に立ち寄った浜があると聞き、日本に繋がる手掛かりがあるかもしれないと考える。弟子のピエトロ、ダンテ、レオ、カタリーナを連れて旅立つことになったのだが、その前日、タニアが嫌な胸騒ぎがすると言って出立を引き留める。さらには巫女のアデーレまでもがこの旅に不穏な神託を受けたと言い、エイジは不安を抱えたまま、シエナ村を発つことになった。まずはナツィオーニの町に行き、ナツィオーニとフランコから目的地を聞く。今回の派遣は東の村と西の村の関係を取り持つための一環であり、エイジたちに危険はないと言うのだがーー。
リョウたちは学園を卒業し、長かった学生生活も遂に終わりを迎えることになった。学園で知り合った人たちとの別れを惜しみつつ、領地に戻ったり、騎士になったりと、それぞれが新たな道を歩みだしていった。リョウは白カラス商会の活動に本格的に力を入れていくのだが、ある日、盗賊団に荷物が奪われてしまったと報告が入る。聞けば近頃、生活用品を乗せた荷馬車が多く被害にあっているようで、盗賊団の退治に乗り出すことになった。アジトに辿り着いたリョウたちは、リーダー格の男一人を捕まえることで穏便に済まそうと交渉していると、血相を変えた男が村に戻ってきた。その男は間違って魔法使いが乗った馬車を襲ってしまったと言うのだがーー。
ライオネル皇子側について帝国の内戦に参戦したマコトは、数々の戦場で一騎当千の活躍を見せていく。そして、ライオネル亡き後、父の遺志を継いだラーナ皇女を盛り立て、マコトはついに帝都へと攻め込むことになった。二人の戦乙女とともに、大英雄への道を丸太で突き進め!-「小説家になろう」発、大人気異世界ヒーローファンタジー第九弾!
異世界の中心・帝都に赴いた孝弘は、探索隊の面々から合流の誘いを受けた。だが、彼のことを良く思わない御手洗の反対や、竜淵の里を滅ぼした一人、岡崎と里のドラゴンの確執が判明したため合流を断ることに決める。その場を収めた孝弘は、部屋に戻ったあと、騒動の一因として落ち込む加藤真菜を慰めていたが、突然、『妖精の輪』の力によって二人きりで飛ばされてしまう。離ればなれになった孝弘と眷属たちが、合流を目指して奮戦する!-「小説家になろう」発、異世界ファンタジー第十四弾!書き下ろし番外編「外側での出来事」を収録!
大規模商業施設「アイヲンモール」春日野店に務める谷口直也の新しい赴任先は…異世界店!?右も左もわからない異世界に放り込まれ、途方に暮れる彼の前に現れたのは「くっ、殺せ!」が口癖(?)の、エルフ女騎士クロエだったー!アンデッドが24時間休まず働いて、ドラゴン娘の超パワーが唸りを上げる!現代日本の常識が通じない店員たちと共に目指せ月の売上1億円!!!