2019年6月15日発売
料理が趣味の桜子に、ひょんな入内話が舞い込んだ。相手は『冷酷な狼』で花しか食べないと噂の東宮。心配した桜子が花を象った料理を振る舞うと、珍しい料理を気に入ったのか、「俺の料理番になれ」と命じられる!さらには「引き受けないと言うのならー代わりに、お前を食べる」と迫られて…!?この入内、おいしい話じゃなかったのー!?
ヴィル博士の正体が竜だった!しかも勝手に『血の契約』を結ばされ、結婚したことになっていた!!「今日も可愛いね、私の妻よ」博士は私ーティナをどろどろに甘やかす言葉を囁き、隙あらば私の白衣を着ようとする変態…いや、その前に博士は竜だ。人と竜で結婚できるわけがない!なのに気づけば、博士の高スペック求婚攻撃に絆されそうになり!?
深層の決死行を乗り越え、地上の帰還 を果たしたベル達。それぞれが果たした 冒険の成果は『成長』の証。確かな前進 に喜ぶ傍ら、ふと彼等彼女等はこれまで 歩んできた道のりを振り返る。 少年は始まりの日に還り。 女神は追憶を映す炉の光に目を細め。 小さき少女は灰の過去を乗り越え。 鍛冶師は遠き日を重ねた空を仰ぎ。 受付嬢は昔日の傷を。 妖精は正義の誓いを。 黒烏は金狐との今昔の物語を想う。 今と過去が織りなす日常編。『英雄』 が生まれる地に束の間の安らぎを。 これは少年が歩み、女神が記す、 ──【眷族の物語】──
令嬢リーゼロッテとともに、裏社会のオークションに参加することになった悪魔使いのヴィクト。しかし探し求める「赤の書」の競りが始まる前に、邪教の残党による妨害で、またも会場は戦場と化してしまった。「赤の書」そしてそこに使われた「吸血鬼の血」を求めて、数多の思惑が交錯する。「自分の設定は守っていこうな?」「すげえですわ…」最強最悪の、呪いを司る少女を救うことは悪魔でさえもできない。しかし無才の少女は歩みを止めない。それが貴族的使命であるからー。
魔神復活の危機を食い止め、リィンを殺さずに済む道を探すことにしたクロウ。王家からの依頼で封印されていた魔神の遺骸を破壊しようとするが、その遺骸から救国の英雄イオンーを名乗る謎の男が復活する。魔神の討滅を目指すというイオンの元に結集する各国。しかし彼を全く信用できないクロウとリィンは、その真の企みを暴くため独自に動き始める。そしてその尻尾を掴みかけたとき、そこに立ちはだかったのは、クロウの幼馴染、サクラであったー。相反する少年少女が世界を再構築するヒロイックファンタジー!
「ブレザーはいいね…。ブレザーは心を潤してくれる」ある日突然異世界に転移、小国の魔王候補にされた高校生春野健史は、ともに美少女である魔将軍ラムダや敵の諜報員マオ、魔導参謀ユズカのメイドエナジーによって隣国の侵攻を退けることに成功した。一方、今回友好国を訪問した彼は、元の世界の同級生夏川月夜と出会う。同じく魔王候補である月夜とともに友好国に仇なす魔王を倒そうとする健史だが、セーラー服に身を包んだ敵の魔王に対し、ブレザーを着た月夜にも実はある野望があって…!?メイド好き好き魔王こと健史が立ち上がるとき、魔王への道が開く!!第10回GA文庫大賞奨励賞受賞作!!
藤宮周の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。家族の繋がりに飢え、次第に心を開いて甘えるようになる真昼と、彼女からの好意に自信を持ちきれない周。素直でないながらも二人は少しずつ距離を縮めていく…「小説家になろう」で絶大な支持を集める、素っ気なくも可愛い隣人との甘く焦れったい恋の物語。
『聖蝕』こと、ラフィによる世界崩壊の足音が間近に迫る中、記憶を失っていたかつての仲間たちは、ルクスという道標の下へ集い、極限の死闘が『古代の森』で展開される。一方、世界改変の呪縛に囚われたリーシャは、『蒼穹師団』の首領がルクスである現実を受け入れられず、義母ラフィと新王国を守るために剣を取る。始まりの日をなぞる二人の決闘は、思わぬ決着を迎える…。敗北の窮地に立たされたルクスは偽っていた自分の本当の気持ちに気づき、少女のために再び剣を取る!!王道と覇道が交錯する“最強”の学園ファンタジーバトル、第18弾!!
【「このライトノベルがすごい! 2019 文庫新作ランキング4位!】 妹が帝国で大丈夫か心配すぎる! 「心配だああああああああああ! 」 新たな皇帝を決めるため、三人の皇子による会談が持たれることになったアースワルド帝国。 ロウェルミナ皇女からその舞台となるミールタース市に招待されたウェインは、これを華麗にスルー。するはずが、なぜか代わりに妹姫のフラーニャ王女が出席することに! 一体、どうしてこうなった!? 懐刀のニニムを付けて送り出すも、不安のつきないウェインは結局自らも帝国に向かうのだがーー 新たな外交の舞台で待ち受ける旧友たちとの再会。燻る戦争の火種。そしてもう一人の怪物が歴史の舞台に姿を現す、弱小国家運営譚第四章、開幕!