2022年3月発売
兄クリスとの因縁に決着をつけたエルメス。冤罪をかけられたカティアと共に依然として逃亡中のエルメスであったが、無辜の民への蛮行に及ぶ第二王子アスターの暴走を止めるべく彼との対決に臨む。エルメスの導きにより、自身の『血統魔法』の本当の使い方を知ったカティアの力で勝利は目前ーかと思いきや、今代最強と謳われるアスターの『血統魔法』が秘められた本領を発揮して!?その伝説級の力を前にしてもエルメスは動じることなくー。そして今、争乱の果てに『創成魔法』の真価が解き放たれる!無才の少年が世界の常識を覆す最強魔法譚、第2巻!
S級鑑定士のロランが率いる錬金術ギルド『精霊の工廠』は、銀細工師であるリゼッタを迎え入れ『火竜の島』での立場をより盤石なものとしながら成長を続ける。一方、ギルド内に不和を抱えた『竜の熾火』は失墜の一途を辿っていた。『火竜の島』攻略に向けて万全の準備を整えたロランは、『竜葬の一族』であるカルラ、そしてS級冒険者であるジルと共にダンジョンの最奥へ向かう。待ち受けるのは圧倒的な巨躯を誇り、狡猾さをも併せ持つ『巨大な火竜』。ロランが育て導いた冒険者と、最強の火竜の死闘が幕を開けるー!追放されたS級鑑定士が世界を見返す人材育成ファンタジー、第6幕!
“ぼっち”の高校生・遙が辺境オムイの教会で邂逅したシスターーその正体は教国の王女アリアンナであった。粛清される危険を冒し、教国の腐敗した実態を伝えにきたアリアンナを守ると決めた遙。まずはその身を安全な場所へ移送するーかと思いきや、訪れたのは危険な迷宮。遙は命を狙う刺客よりもアリアンナ自身を強くしてしまおうと“パワーレベリング”を断行して!?そんな折、教国にて教皇主導の恐怖政治が幕を開ける。故国の行く末を憂うアリアンナのために遙が立案したのは、教国へのハイリスクな潜入作戦でー!?最強ぼっちの異世界攻略譚、第9巻!
ブラック環境の騎士団で生産魔法師をしていたヨシュアは、信念すら失った騎士団長と袂を分かち、団を去った。彼は行く当てもない旅の途中で出会った鬼人族の姫イリアを救ったことで、彼女の村を訪れる。その村で亜人族が虐げられている現状に直面し、ヨシュアは彼らに力を貸すと決める。極限まで研鑽された彼の能力で村を拡張していくうち、ヨシュアはいつの間にか様々な種族が寄り合う強大な『フェンデル同盟』の盟主として認められていく!彼は次なる仲間として、エルフやエント、ドワーフたちを加え、同盟をさらに発展させていくが、そこへ魔王軍の影が忍び寄ってきておりー。「いずれにせよ、俺たちの目標は変わらない。それに、俺たちには絶対的な切り札がある」最高の生産魔法師が、頼れる仲間たちと共にゆく、ホワイト国家発展ファンタジー第二弾!
「名前、真広桃李。十八歳の男。それで職業が鑑定士…ここまではいいんだよ」平凡な高校生だったトウリは、授業中に在籍するクラス全員と共に異世界へ転移させられてしまう。スキルの基礎となる“職業”が、初級の『鑑定士』でしかないことが判明したトウリは、勇者を求めて召喚した人々に、テンプレのような流れで追放されて途方に暮れーなかった!そんな彼の職業『鑑定士』は、万物の情報を知ることだけでなく、あらゆる解決策や確率すらも推し量れる、特級の“神眼”だったのだ。「それにしても鑑定士“神眼”、めっちゃ役に立つけど本当に初級職なのか?」トウリは自身の能力を上げるアイテムを発見&活用しながら、辿り着いた城塞都市の領主アリーシャの協力を得て、この世界で自由に生きていくことを決意しー。規格外の鑑定スキルで自由を切り拓く、王道異世界ファンタジー、ここに開幕!!「第6回カクヨムWeb小説コンテスト」で異世界ファンタジー部門特別賞を受賞。
王宮を追われ、冒険者の街レーストンでギルド『蒼天の剣』に所属することになった女鍛冶師リリアナ。彼女はギルド長のリガルドから、自分の店を出さないかという提案を受ける。店を持つことは一つの夢であり、絶好の機会を得たリリアナはそれを承諾するのだった。自分の店で何を売るかを考えはじめたリリアナだったが、武器や防具、日用刃物以外の商品制作に挑戦することとなりー!?そして、彼女は街のギルドが一堂に会する集会で、お店の開設、商品についての説明を任される。しかし、そこでリリアナはある問いかけを受けて…。「君がこの街にいる利点を示してほしい。この街にとって、どんな存在になりたい?」お店の開店、ギルド集会、さらには辻斬り騒ぎに魔王の再訪!?恋に仕事に大忙し!女鍛治師の奮闘ストーリー、第二弾開幕!!
突然、少女の姿で異世界に飛ばされたサラは、転移先の世界ですったもんだあったのち、今は保護者であるハンターのネリーや友人のアレンらと共に旅を続けていた。目的地はネリーの故郷であるハイドレンジアの街。招かれ人であるサラは、騎士団とのイザコザを避けるべく、ネリーの家族に後見人になってもらおうと思っていたのだ。そんなサラは、これまでの経験から、ネリーやアレンのようなハンターではなく、薬師としての道に興味を持ち始めていた。旅の途中、立ち寄ったストックと呼ばれる街で、サラ達は魔物の大量発生という事態に遭遇してしまう。騒動の最中に出会ったセディアスという男性が、実はネリーの兄でー!?転生少女、保護者の故郷で人生の岐路に立つ、異世界スローライフ第四弾!!
『九神将』ヨルナ・ミシグレの調略のため、魔都カオスフレームへ向かったナツキ・スバルを未曽有の異変が襲う。『幼児化』という危機に対し、異変を企てた敵が提案するのは、都市全域を舞台とした『かくれんぼ』の勝負だった。始まる新たな『死』の螺旋、縮んだ手足と焦燥感を引きずって走り続けるスバルは、ついに連れ歩く少女ールイの正体の一端に触れることとなる。それは、許されざる“大罪”との向き合いを意味していてー。「死にたくなかったら、俺から離れるな。俺も、お前を死なせたくない。…今は」大人気Web小説、無垢と退行の二十九幕。-俺を奮い立たせる。皆との絆と、君の声が。
クラス委員長・シズカは、クラスメイトのアキラがいつもヤンキー3人組にパシられているのを心配していたーのだが、なんとアキラは市内で恐れられている凶悪なヤンキーを圧倒するほど強かった!?大変な事件をキッカケに気持ちが通じ合った二人は交際することになり、ついに初めてのデートで遊園地に。初めての私服姿にドキドキしながら楽しもうとした矢先ー「-やっと見つけたわ。大人しくこっちに来なさい」怪しい全身黒ずくめの屈強な集団に追われることに!「せっかくのデートなのに、なんで…!」
地獄に堕ちた魂を救済するにはどうすればいいのだろうか?罪もなく奈落の底まで堕とされた少女・櫻。その行方を追い、かつて地上へと逃げ出した俊は地獄へ舞い戻ることを決意する。命がけで地獄の王の七番目の子、美しき怠惰の姫・ネロのもとへ行き助力を乞う。しかし、地獄の最下層に送られた亡者の判決は、地獄の王以外には覆せないと聞かされ…。「ならば、俺が王になる!」伝説上の名だたる悪人を「駒」として従え、少年は戦う。悪人同士の熾烈な決闘ー王位継承戦を勝ち抜く、ダークファンタジー。邪神も魔王も重罪人も、どんな「悪」だろうと従えてみせる。すべてはアイツの魂を救うためにー。
「俺たちは、笈川葉桜をこちらの世界に帰さないといけないのだよ」こちらの世界にやって来た使者の兄が言うには、手綱を握りやすい小織をあちらの支配者にすることができれば、葉桜を帰還させることができるらしい。彼らは暴君から解放され、小織は憧れの異世界で良い生活ができ、俺は最愛の姉を取り戻せる。すべてが丸く収まる素晴らしい方法だと協力を求められるが…。葉桜を取り戻すために、小織を異世界の支配者にすげ替えることは正しいのか?最愛の姉と約束を交わした妹、どちらも手放せなくー。自分の理想とする愛のカタチに悩む、世界線を超えた姉弟ラブコメ第二弾!
謎の人物「X」の仕業で、仮想世界から天界に戻れなくなってしまった死亡フラグちゃんと仲間たち。原因究明のためファンタジー風の異世界でしばらく生活することになり、フラグちゃんも奮闘。超速で最強の冒険者に成りあがる生存フラグ、異世界でもマイペースな恋愛フラグらと共同生活を送ることに。そして、そんな世界でもモブ男は、様々なスキルを持つ冒険者の姿で湧いてきては多様なフラグを乱立させまくりで、フラグちゃんは振り回されてばかり。はたして死亡フラグちゃんは、閉じ込められた異世界から無事に戻ることができるのか!?そして、気になる「X」の正体は誰なのかー?
ついに姿を現したアルビオンの黒幕・越智春虎の「予言」に翻弄され終幕した「学年対抗戦」。来るべき決戦に向けてますます負けられない俺、篠原緋呂斗の次なる戦いはー最強カップル決定戦!?仕方なく相手を決めるべく彩園寺ら身近な女性陣からの猛烈なアプローチを受ける中、勝ち残るために姫路とのペアで戦いに挑むつもりだったがー俺個人に課せられたゲーム上の理由で、特定の相手としか組めないことに。拗ねる姫路にサポートを仰ぎつつ、やっと決まった俺のペア候補は「敗北の女神」と呼ばれる少女でーこれ、普通の決闘の方がいくらかマシな状況なんじゃないか…?
初夏に友達から始め、少しずつ距離を縮めてきた青ヶ島さんー青ヶ島悠乃。ある日偶然、久しぶりに再会した元カノの妹、朱鷺羽凪沙。時間を積み重ねて育んだ青ヶ島さんとの関係よりも、なぜか一気に惹かれてしまった凪沙との関係を選んだ僕は、ギクシャクしながらも文化祭の準備を進めていった。ところが文化祭当日。大切な記憶を賭けたゲーム『リメンバーラリー』に巻き込まれた僕らは、失われた記憶を取り戻すため学校中を駆けずり回る。そこに元カノ・朱鷺羽美凪と美凪の今カレ・優陽まで参加することで事態はますます混乱し!?これは、青春の選択についての物語。今度こそ、僕はー。
鬼と、鬼討。平安時代からの千年に亘る宿敵である彼らは、現代でも激しい闘争を続けていた。鬼の始祖の末裔・童貴は伝説の鬼討“ライコウ”の子孫・一条朱璃と幾度となく戦いを繰り広げ、今宵も二人は邂逅し殺し合うーはずだったが、(来てくれたーやっと、朱璃が俺を殺しに来てくれた!)実は童貴は、強く美しい朱璃にベタ惚れだった。さらに朱璃も満更でもなさそうな雰囲気!?童貴は想いを抑えきれず、朱璃が通う鬼討の養成機関“学院”への潜入を決意する。しかし、再会した朱璃は“裏切りの鬼討”として両手両足を鎖で縛られていてー?鬼の少年と鬼を狩る少女による和風ロミジュリ活劇、堂々開幕!
春の霧雨が音もなく降り注ぐ北鎌倉。古書に纏わる特別な相談を請け負うビブリアに、新たな依頼人の姿があった。ある古書店の跡取り息子の死により遺された約千冊の蔵書。高校生になる少年が相続するはずだった形見の本を、古書店の主でもある彼の祖父は、あろうことか全て売り払おうとしているという。なぜー不可解さを抱えながら、ビブリアも出店する即売会場で説得を試みる店主たち。そして、偶然依頼を耳にした店主の娘も、静かに謎へと近づいていくー。
魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖。自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。全ての始まりは、美しい月夜だった。それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。加筆修正の末、ある結末に辿り着いた外伝『鳥籠巫女と聖剣の騎士』を併録。
「千駄ヶ谷くん。私、卒業したら東堂くんと結婚するんです」22歳の誕生日に千駄ヶ谷勝は7年間秘めていた初恋を打ち砕かれてしまった。現実から逃れるようにやけ酒をあおる勝は、「神」を自称する胡散臭い美女の飲み代を肩代わりさせられてしまう。「助けてくれた礼にお前の願いをひとつ、叶えてやろう」美女は大学の4年間をやり直すチャンスをくれるというがー。勇気がなかったばかりに後悔だらけとなった初恋を取り戻すため、長くて不思議な勝の一夜が始まった。