2024年5月8日発売
幼い頃、神隠しにあい、その記憶を失った大学生の人見紅緒は、祇園祭前、智積院で洋傘を見つけた。瞬間、見知らぬ見目麗しい白髪の男性と出会い、「迎えに来てくれた」と懐かしさを覚える。翌日、傘に導かれて上賀茂神社近くの『古どうぐや ゆらら』に辿り着き、昨日の彼ーー眞白と再会。突如、結婚準備を始められそうになり、過去に婚約したと告げられて……? 京都が舞台の、記憶を取り戻そうとする少女のかりそめ婚約×和風あやかしストーリー。 装画/春野薫久 ■著者プロフィール 八谷紬(はちや・つむぎ) 2016年2月、絆と再生を描いた小説『15歳、終わらない3分間』で作家デビュー。京都在住。
Netflixにて2024年映画化決定「よめぼく」待望のシリーズ最新作! 累計45万部突破! 高校二年生の青野悠人は、姉を虫喰い病ーー新型アルツハイマー病とも言われる、睡眠中に脳内にある言葉が破壊され、それに関する記憶を失うという不治の病ーーで亡くして以来、希死念慮を抱いていた。 毎晩、死ぬ方法を考えつつ彷徨していると、公園で何度か同じクラスの古河桜良を見かけることがあった。他人に興味を持たず、いつも教室でイヤホンをしている桜良だが、ある夜、悠人は彼女の涙を見てしまう。その後、悠人は自殺を決行するも生き残ってしまい、退院の前日、病院で桜良に出会って……。桜良のある重大な秘密を知った悠人はーー? 眠るたびに記憶を失ってしまうという桜良と死を願う悠人。期限あるふたりが、切ないけれど愛しい日々を紡ぐ「よめぼく」シリーズ最新作! ■著者プロフィール 森田碧(もりた・あお) 北海道出身。2020年、LINEノベル「第2回ショートストーリーコンテスト」にて「死神の制度」が大賞を受賞。2021年に『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社)でデビューし、2022年には「第17回 うさぎや大賞」入賞。「よめぼく」シリーズは累計45万部を突破し、2024年にNetflixにて映画化が決定している。
四季折々の植物が生い茂り、猫が訪れる古民家・我楽亭で、 隆司と暮らしはじめた七穂。 抜群の家事能力を生かして立ち上げた 家事代行サービス「KAJINANA」にも、 「対等で完璧な折半」を目指す共働き夫婦や、 幼い娘のために亡くなった妻のカレーの味を 再現してほしいという夫などから、 さまざまな依頼が舞い込んでくる。 目下の悩みは仕事に理解のない母・恵実子との関係だが、 思いがけず母の過去を知りーー。 心を満たすおいしい料理満載の好評シリーズ第2弾! ■著者プロフィール 竹岡葉月(たけおか・はづき) 1999年度ノベル大賞佳作受賞を経てコバルト文庫よりデビュー。以降、少女小説、ライトノベル、漫画原作など多方面で活躍する。著書に、「おいしいベランダ。」「谷中びんづめカフェ竹善」「犬飼いちゃんと猫飼い先生」「石狩七穂のつくりおき」などの各シリーズ、『恋するアクアリウム。』『つばめ館ポットラック〜謎か料理をご持参ください〜』『音無橋、たもと屋の純情 旅立つ人への天津飯』など多数。