2025年7月25日発売
私、平川真白。超厳しい教育ママの言うとおりに生きてきたけど、ママが死んじゃって実は少し安心してしまった高校1年生。 ある日家でまったりしていたら、急に私と瓜二つの存在が現れた! 「あなたは1年後『さよならプリンセス病』にかかりむごたらしく死にます」 ……いや何言ってるの有り得ないでしょと思ってたけど、他人にとって理想の人間を演じ続けたら罹る病気らしい。ヤバ、私そのものじゃん!治す方法はただ1つ。「やりたいことを全力でやる」事らしい。 バンドを組む、地雷系の服を着る、友達いっぱい作る、恋人に溺愛される──。 今までの古い私に「さよなら」して、新しい可愛い私になってやる!
リーダーと認められた綾小路。これまで関わりのなかったCクラスの面々、島崎や吉田、白石、西川たちとも交流を深めていく。そんな中、謎に包まれた新たな試験が発表された。与えられたのは2つの情報「明日から新たな試験が始まる」「詳細発表は一週間後」のみ。様々な試験の可能性と対応を即座に話し合うなど優秀性を発揮するCクラス。 一方堀北たちAクラスは春からのダメージが蓄積し茶柱に当たるなど、結束することができない。しかし堀北もクラス、生徒会の問題を一人ではなく軽井沢や櫛田、伊吹に相談するなど成長を見せ始めーー。シリーズ絶好調! 生徒たちの想い入り乱れる、3年生編第二弾!
中学時代、とある高校の文化祭で『ロミオとジュリエット』を観た俺・一夜空。そのキラキラした舞台に憧れた俺は、同じ高校に入学してバンドを組んだんだ。そして文化祭でサプライズライブを実行! ……だけど結果は大失敗。極度の緊張で、俺は一言も歌うことができなかった。それ以来、「『失敗』なんて二度としたくない」と思うようになった俺は、波風立てずに無難な高校生活を送っていた。 でも、ある日。旧校舎の「歌姫の幽霊」を追っていて出会った後輩女子によって俺の生活は一変する。その女子──桐谷桃花は、俺の過去なんて無視して「私とバンドを組みませんか?」と誘ってきて!?
心の闇が様々な形となって現れる『求愛性少女症候群』。 メイと再会できたことでエリムの症状が改善していくかと思われた矢先、両親に漫画を描いていることがばれてしまう。 家での監視が一層厳しくなる中、エリムはメイとの時間、漫画を描くこと、自分が大切にしたいものに向き合っていく。 「一緒にいましょう。これから先も、ずっと」 しかし、メイとの幸せな時間を切り裂くのは、両親だけではなくーー。 一方、ルルは自分の将来への考えとまわりを比べてしまって……? 「ベノム」「ダーリンダンス」「失敗作少女」。 大人気楽曲をキャラクター化した、悩める少女たちの青春ストーリー第五幕開演!
二人の名探偵とその助手の俺・君塚君彦は、ダニー・ブライアントの亡霊を擁する《未踏の聖域》の襲撃を退けた。 しかしそれは敵の計画の始まりに過ぎなかったーー 「《特異点》であるお前ならば、その次元さえも超えられるだろう」 俺が目を覚ましたのは見知らぬ荒野。 空に浮かぶ謎の衛星、襲いかかる奇怪な生物、さらに出会ったのはなぜか幼い姿をした二人の探偵で……? 「ね、ねえ。あの人、なんか怖い」 「近づいちゃダメだよ。あれは変態の目をしているからね」 それから始まる三人の珍道中。 もう一つの世界で今日も俺は探偵たちと旅をする。 これは、聖域の秘密を、女王の過去を、そしてーー《特異点》の本当の罪を知る旅。
伊澄凛子、十七歳。職業はーー新人傭兵。 バイト感覚で民間軍事会社に応募した私はベテラン傭兵の水崎渚さんと共に異国の紛争地帯に放り込まれた。 土地勘もなく言葉も文化も異なる地で、銃の撃ち方や携帯糧食の開け方、他人との距離の取り方まで、私は全てを水崎さんに教わり“この場所で生きる”ことを学んでいくーー。 私たちは戦争の本筋に関わらないし、歴史を変える使命だってない。 戦場の片隅で与えられた任務をこなし、食事を分け合い、オフの日には渋谷でパフェを食べながら、ただただ今日を生き延びていく。 これは世界のどこかにあるかもしれない日常の一幕。 血縁ではないけれど互いを信じ合う私たちのーー姉妹生活小説。
貴族の養子として引き取られてから二年が経ち、アンドレイス公爵家の側近候補に選ばれたカナタ。公爵家の三人の子供達と交友を深めながら過ごす日々の中、カナタは最終的に誰の側近となるのか試される事となる。 ある日、公爵家が主催するパーティーの開催が決定した。しかし、長子セルドラと次子ロノスティコの間で後継者争いが浮上し、子供達の関係が崩壊しかかった状態のままパーティー当日を迎えてしまう。さらに前夜祭に狩猟大会、そして舞踏会に乗じて公爵家の没落を謀る派閥や王位継承のために動く者達の陰謀が絡み合い、カナタは己の過去と向き合いながら混迷を思わぬ事態へと導いていくのだがーー。 命を賭したその選択が、全ての未来を大きく変えていく。
祖母から魔法の知識と魔力を与えられて異世界へと送り出されたマイ。 彼女は王都の行き止まりにカフェ『隠れ家』を開き、猫型半獣人という正体を隠して生きる筆頭文官のヘンリーと穏やかな日々を過ごしていた。 ある日、行方不明だった魔法使いが異国の獣人たちと来航する。 『隠れ家』には獣人のお客様が来店したり、魔法部へのスカウトがきたりと大忙し! そして、とある獣人の問題にも巻き込まれてしまい!? 来航をきっかけに様々な出来事をヘンリーと一緒に乗り越えていくマイは、人々のために自分の魔法を惜しみなく使うことを決意してーー。 そして、彼女はヘンリーとの未来にも真剣に向き合い答えを出す。 王都の行き止まりカフェ『隠れ家』、今日も元気に開店です♪
怪我をきっかけに生まれて初めて村を出た最強の四十二歳ことグレアムは、新天地で出会った仲間たちと楽しいセカンドライフを送っていた。 そんなある日グレアム一行は、王都のギルドにて最強を決めるバトルに召集されてしまう。 初見の相手からはおっさんだと馬鹿にされるグレアムだが、桁違いの強さで対戦者を次々と倒していく。 そんな盛り上がる王都の片隅では魔物の大軍が発生しーー。 王都の運命は四十二歳のおじさんに託された!? 最強おじさんの楽しい爽快冒険譚、第2弾開幕!
誰でも訓練さえすれば、スキルを習得できる世界。辺境の村の三男坊クラウスは、自分だけが見えるステータスとぼんやりとした前世の知識を活用して、3歳という若さで次々とスキルを習得していく。 新しいスキルの開発にも成功すると、スキルの一部は村全体に広がっていき、村の暮らしは豊かになった。そんなある日のこと、噂を聞きつけた宮廷魔術師が王都からやって来る。数か月村で過ごした彼は、クラウスを養子として王都の屋敷へ連れていくことを決めるが……。 「錬金術のスキルが生えました」 「「なんだって!?」」 クラウスは、持ち前の好奇心で国家機密級のスキルを生やしまくり、周囲の人を振り回しながら自由気ままに生きていく。 スキルコレクターのにぎやかな日常を描く、異世界ドタバタ生活録!
理想のスローライフを求め安住の地を目指して旅を始めたトールは、様々な厄介事に巻き込まれながらミズーと共にようやく皇都に辿り着く。 しかし、早々に医師シュナイダーの助手として仕事を押し付けられ、さらにミズーの頼みで訪れた湖でもまたもや事件に巻き込まれてしまう。おまけに新たな調整者(猫)が二匹もやってきて……。 そうして数々の厄介事を乗り越えて、ついにトールは安住の地ザレへ! 念願の薬局を開業するも、スローライフはどこへやら。謎の吟遊詩人や、思いもよらぬ人物の関心まで集めてしまいーー 果たしてトールは念願の地で安寧を掴み取ることができるのか? 波乱万丈の異世界スローライフ(願望)第二巻! 第三章 皇都滞在編 一話 皇都での滞在と二頭の調整者 二話 医師との出会いと異世界手術 閑話 とある酒場の吟遊詩人 第四章 皇国東部流浪編 一話 愚かな襲撃 二話 ヴァンド湖の調整者 三話 ハーラー薬局開業 第五章 東都ザレ居住編 一話 東都での生活 二話 ジルヴィアとの出会い 三話 ジルヴィアとのこれから 外伝 死神アリーセ伝
血がつながっているだけの人、さようならーー。 公爵家の長女に相応しくあるため、幸せを諦め、勉学に励んできたローザリンデは、ある日婚約者から一方的に婚約破棄されてしまう。父からも手酷く見捨てられ絶望するなか、前世でも『長女だから』と搾取される過酷な人生を送っていたことを思い出し……。 「私だって、逃げてみせる」 記憶と共に不思議な力を手に入れたローザリンデは、家出を決行。その先で正体を隠した他国の皇太子と出会い!? これは、自分らしく生きることにした『公爵家の長女』だった私の物語。 【登場人物】 ・ローザリンデ 全てが平凡で「努力だけ」と冷遇されてきた令嬢。家出して迷い込んだ森で、アーノルドと出会う。 ・アーノルド 大帝国の皇太子。敵襲から逃れる最中に出会い、助けてくれたローザリンデに恋に落ちる。 公爵家の長女 “私”と私 覚醒 婚約破棄 スローライフ 黒い髪の男 約束 新しい暮らし 彼女の味方
誰よりも近い場所で、あなたの孤独に寄り添っていく。 安楽死が合法化された未来の日本。安楽死を希望する者は人命幇助者〈アシスター〉との最低十回の面談が義務付けられていた。 神奈川県・江ノ島の〈ラストリゾート〉でアシスターとして働く柳川陽菜は、誇れることの無い自分に劣等感を抱いて生きてきた。 しかし、“特別ではない”自分だからこそ見つけ出せる答えがあると信じて、安楽死希望者たちと向き合っていく。 偶然にも一人の人生を大きく変えてしまった、あの日の出来事を胸に抱えながらーー。 「 」 プロローグ いいひと スピカ 未来へ エピローグ
大学生の春木初は、失踪した恋人・有森夏希の訃報を知る。突然のことに整理がつかないまま、初は東京を飛び出し彼女の遺影と対面。しかし、そこに写っていたのは恋人とは全くの別人だったーー。 自分は彼女のことを何も知らなかった……。打ちひしがれる初に、夏希の親友を名乗る忽那冬佳は冷酷に告げる。 「あなたの恋人は今も生きています。本物の夏希から全てを奪って」 彼女の正体は? あの愛は本物だった? 二人は真相を探す旅に出るーー。 第一章 第二章 第三章 第四章
神様たちの御用を聞いて回る人間ーー御用人。その御用人を代々輩出する神社に生まれた桜士朗は、幼いころから自分も御用人になりたいと望んでいたが、未だに任命されず焦燥感を抱いていた。 そして迎えた17歳の誕生日。直談判を受けた大国主神は、『御用人見習い』として神様のお手伝いをするという提案をするが……猫捜し? 改名したい!? 漬物の神って!?!? 神様オタクの桜士朗と、保護者枠の白狼・青藍。新たな御用人(※見習い)コンビが西へ東へ駆け回る! 【登場人物】 ・桜士朗(おうしろう) 生まれつき天眼の持ち主であり、大国主神から英才教育を施された神様オタク。桐堂神社の次男。 ・青藍(せいらん) 毛量多めのお気楽な白狼。三峰の眷属神だが、有休中に幼い桜士朗と出会って以来、家庭狼生活を満喫中。 序 一柱 蚕の契り 二柱 改名騒動 三柱 神の物 四柱 檜前兄弟 終
平民生まれ下町育ちながら、若き伯爵家当主・ユージーンと政略結婚をしたアナスタシア。 最初は相容れない二人だったが、公爵家との因縁を経て今では相思相愛の夫婦に。 そんな二人は、失踪中のアナスタシアの両親の行方を探るべく、隣国のアウストブルクへ。しかし、後から来るはずのユージーンが行方不明に!? どうやら二人の出自から、今は亡き “精霊に愛されし国フェイヤーム” の継承問題に巻き込まれたようでーー。 アナスタシアとユージーン、そして両親との再会の行方は!? 序章 巷で噂の伯爵夫人 第一章 王家の夜会と辺境伯家の噂 第二章 精霊姫の末裔と消えた旦那様 第三章 ユージーンの価値 第四章 監視塔での再会 終章 夫婦の絆 番外編 朝に咲く笑顔