作者 : ヒラマツ・ミノル
◆動乱の幕末を必死に生きる男たちの挽歌。 新選組隊士・松原忠司。 幕末を無器用に生きた利他の男が必死に守ろうとしたものーーー 長州奇兵隊発案者・高杉晋作。 混迷のこの国に、長州から“春風”を吹かせようとする男の決起ーーー 肥後の尊攘剣客・河上彦斎。 幕末四大人斬りと恐れられた男の末路ーーー 縦横無尽に史実を描き、史実の間隙を大胆に往く斬新本格幕末雄篇漫画! 混迷の国で、国の行く末を、人々を想い、それぞれに必死に生きる者たちを描く第30巻!!
◆さようなら、山南敬助。 出会いは沖田15歳、山南23歳の時。 共に試衛館で励み、 共に江戸から京へ上り、 共に新選組を作った人。 厳しく優しい兄のようで かけがえのない友のような人。 其の人と、今生の別れの日が来る─── 元治二年二月二三日。 山南敬助、自刃ニ伏ス。
◆進軍の長州! 禁門の変、勃発!! 新選組が尊攘派を急襲した池田屋事件で多くの仲間を失い、追い詰められた長州が京へ向け兵を挙げる!! 二百六十年に及ぶ徳川治世で凝固した“新時代”という門を抉じ開けるため、御所を目指す長州。真木和泉、来島又兵衛、久坂玄瑞………日本の行く末を憂う彼らに勝機はあるか!? 迎え撃つは、禁裏御守衛総督・一橋慶喜が指揮する幕府軍。長州の前に立ち塞がる会津に薩摩、そして新選組。戦いの行方は果たして!?
【遂にその刻が! 池田屋事件勃発!!】 京に集った憂国の志士たちは、 それぞれの信念を持って この国の未来のために奔走する。 長州藩の若き志士・吉田稔麿は 薩摩藩軍賦役・西郷吉之助に接触し、 長州の難しい状況を打破する方法を探る。 一方、宮部鼎蔵を中心とした尊攘派は 天子の身確保を狙い、京を大火で包むという 恐るべき企てを実行しようとする。 そして、その企てを阻止しようと動く佐幕の新選組。 近藤勇、沖田総司、土方歳三…… 多摩の農村から、侍を夢見て上洛した男たちが その刀をもって時代に斬り込む───!! 新選組が歴史の表舞台に討って出る池田屋事件、 遂に勃発───!!
壬生浪士組改め、新選組成る! 会津藩主・松平容保より隊名を賜り、 京の治安維持に一層の 働きを期待される新選組。 当然、倒幕を目論む 長州との対立は深まる。 そんな中、祇園一力で 長州の罠に掛かった永倉。 敵に囲まれ難境に陥った彼の元に 現れたのは沖田だった。 あの九月十六日の雨夜から “何かが変わった”男の刃は 更に鋭さを増し……… 【編集担当からのおすすめ情報】 芹沢鴨との出会い、決別、粛正を描いた1863年も終盤へ。 物語は池田屋事件、禁門の変と、新選組の名を轟かす 事件が起きた激動の1864年へと向かいます。 20巻を超えて、沖田の剣のように更に鋭さを増す筆致に 是非ご注目ください!
芹沢鴨、雨夜の壬生に散る!! 壬生浪士組筆頭局長芹沢鴨。 幕末の京をあまりに奔放に舞った 芹沢村の鴨が、その羽を閉じるーーーー 鉄扇を手に、剛胆に生きた男の最期の刻! 芹沢鴨が京で 働いた狼藉の数々。 会津藩主 松平容保は遂に 近藤勇に芹沢の処置を命ずる。 そして決行の夜。 文久三年九月十六日、 雨の八木邸。 踏み込んだのは 土方歳三、山南敬助、原田左之助、 そして沖田総司。 壬生の夜に白刃が交い その果てに、遂にーーー 【編集担当からのおすすめ情報】 新選組史を語る上で 欠かすことが出来ない 芹沢鴨暗殺。 連載開始から9年半、 『アサギロ』に於いても 遂にその刻が訪れます。 圧倒的筆致で描かれる顛末を、 是非ご覧頂ければと思います!
始まる・・・芹沢落とし! 壬生浪士組筆頭局長・芹沢鴨・・・ その男のあまりに乱暴な行動により、京の町での浪士組の評判は下がり続けていく一方であった。 その状況を放っておくわけにはいかず、 近藤・土方・沖田らが取る行動とはー!? 【編集担当からのおすすめ情報】 『REGGIE』『ヨリが跳ぶ』『アグネス仮面』のヒラマツ・ミノルが描く新撰組ストーリー最新刊! とにかく芹沢鴨というキャラクターの魅力に圧倒させられっぱなしの1冊になっております! 是非ご一読を!
芹沢鴨・・・近頃、暴れ足りんー! 長州藩が去った京都・・・ 平穏無事な時間が訪れるかと思ったのも束の間ー 次に京を騒がしくするのはこの男・・・ 壬生浪士組筆頭局長・芹沢鴨! 芹沢の度重なる傍若無人な振る舞いに、 多くの人々が困惑し、被害を受ける。 果たしてその時、近藤・土方らの選択した行動とはー!? 【編集担当からのおすすめ情報】 とにかく芹沢局長がカッコ良い一冊になりました。 是非、その暴れっぷりをその目で確かめてください!
幕末、激動………八月十八日!! 来る「八月十八日の政変」に向け、様々な思惑が交差するーーー!! 攘夷派公卿・三条実美、長州藩軍師・真木和泉守の策略に 気づいてはいるものの身動きのとれない孝明天皇。 そのような状況で孝明天皇は、自らが唯一信じることができる人物、 会津藩主・松平容保を呼ぶ。 三条実美らの監視の目が光るなか、容保にある物を贈る。 その贈り物のなかには起死回生の一手が・・・!? それぞれがそれぞれの思惑を抱えて動く長州藩・薩摩藩・会津藩。 そして、「八月十八日」。 日本の勢力図は大きく塗り替えられることにーーー!? また、壬生浪士組もその大きなうねりのなかで重要な役割を担うこととなる・・・ 【編集担当からのおすすめ情報】 物語はついに「八月十八日の政変」へと突入! 日本史に刻まれる大事件が、圧倒的筆致により描かれる…!! 必見です!!
隊内異変…「首切り愛次郎」に、危機! 芹沢鴨に腕を見込まれ、切腹した 隊士の介錯役を務めていた佐々木愛次郎。 自らの生き方に悩み、同僚の佐伯に助言されるまま、 想い人宇春と共に壬生浪士組から 脱走することを決意するが…!? そして長州藩、薩摩藩、会津藩らが 覇権を争う宮中では、情勢を一変させる 一大事が発生する。 歴史の表舞台に嵐が吹きすさぶ中、 壬生浪士組は…!! 【編集担当からのおすすめ情報】 隊としての形をなして行くと同時に、わずかな軋みが生じていく壬生浪士組… 一方で、京都御所では「あの事件」が…! 幕末史の核心部分へ突入して行きます…!
急襲!人斬り河上彦斎!! 家茂の下坂警護の任務を無事終え、隊服も完成。徐々に組織としての体をなしていく壬生浪士組。 そしてそんな彼らを注視する男、長州藩士、高杉晋作。 長州屋敷に出入りする肥後の人斬り・河上彦斎は壬生浪士組に興味を持ち、京の街を不気味に徘徊する… 獲物は、柔術の猛者、「佐々木愛次郎」!! 人斬りの凶刃ーーーー迫る!!
新撰組のあのシンボルが…誕生!! 壬生浪士組の資金難を理由に 京の町人達に押し借りを働く 芹沢の狼藉は、 日に日にその度を増していった。 そんな折に舞い降りた 徳川家茂の下坂警護という大任。 土方は一計を案じ、 関西随一の豪商、鴻池善右衛門からの 護衛費用の大金の借り入れを提案する。 芹沢は土方の提案を認める代わりに 「成功せねば腹を斬れ」と迫るが…!? 土方、当代一の大商人相手に…秘策アリ!? 新撰組のあのシンボルが誕生する、超重要巻!!