作者 : 伊藤潤二
文学界の名作を独自の解釈で綴る異色作。 日本文学の不朽の名作『人間失格』をトップホラー漫画家の伊藤潤二氏が独自の表現で捌きます。 隣人の幸福が理解できない。なのに、隣人の目が気になって仕方ない。そんな主人公・大葉葉蔵が必死で身につけたのが道化だった。上京した葉蔵は堀木に誘われ、非合法活動に参加する。 活動に疲れた葉蔵はある女給と出会うが…… 「世間と折り合いがうまくつかない」そんな読者に長く愛されてきた名作を、伊藤潤二氏がホラーの要素を絶妙に取り入れ、構成した衝撃作です。是非手にとってください。宜しくお願いいたします。 【編集担当からのおすすめ情報】 太宰の『人間失格』は、「人間の恥部をここまで書いていいのか?」という究極の文学表現です。また伊藤潤二氏のホラー漫画も時に「ここまで描くか」というぶっとんだ表現がなされます。 今回、太宰の名作を題材に得たことで、伊藤潤二氏はこれまで以上に鮮烈な漫画表現を発信しています。
佐藤優氏絶賛のホラーの古典、新装版で登場!! 女子高生・五島桐絵が生まれ育った黒渦町に、ある日突然、異変が 起き始める。つむじ風が舞い、草木の枝葉がとぐろを巻き、火葬場の煙が 渦を巻いて上がっていく…… そして人間も、うずまき化し始めていく。髪が渦巻く。身体がねじれあがる。 カタツムリに変身する…… うずまきの呪いから助かるため、桐絵は町から脱出しようとするものの!? 閉塞感渦巻く今日の格差社会を予見した、ホラー漫画の古典的傑作は、 怪奇漫画家・伊藤潤二の代表作である。 【編集担当からのおすすめ情報】 今日の格差・貧困社会の到来を予見したと作家・佐藤優氏から 絶賛され、「本書こそ21世紀の資本論」とまで評されたホラーの古典が、 新装版にて登場! 佐藤優氏の解説付き。