作者 : 伊藤潤二
ホラーの名手・伊藤潤二氏、究極の短編集。 世界がこの怖くて可笑しい漫画に熱くなっている。 アジアが、ヨーロッパが伊藤潤二の漫画に熱くなっている。 その熱気を伝播したく、トップホラー作家・伊藤潤二氏の 究極的短編集を企画致しました。 江戸川乱歩の『人間椅子』、『ろくでなしの恋』を原作にした作品。 最高傑作との声も高い『阿彌陀羅断層の怪』他10編を収録。 世界初公開、映画『食人族』のR.デオダート監督らとのセッション作品も 掲載。カラーページ満載の秘蔵短編集です。 【編集担当からのおすすめ情報】 伊藤潤二作品ファンの読者の方にも、 これから伊藤作品を読んでみようという方にも、 自信を持ってお薦めする、豪華特製本です。
文学界の名作を独自の解釈で綴る異色作。 日本文学の不朽の名作『人間失格』をトップホラー漫画家の伊藤潤二氏が独自の表現で捌きます。 隣人の幸福が理解できない。なのに、隣人の目が気になって仕方ない。そんな主人公・大葉葉蔵が必死で身につけたのが道化だった。上京した葉蔵は堀木に誘われ、非合法活動に参加する。 活動に疲れた葉蔵はある女給と出会うが…… 「世間と折り合いがうまくつかない」そんな読者に長く愛されてきた名作を、伊藤潤二氏がホラーの要素を絶妙に取り入れ、構成した衝撃作です。是非手にとってください。宜しくお願いいたします。 【編集担当からのおすすめ情報】 太宰の『人間失格』は、「人間の恥部をここまで書いていいのか?」という究極の文学表現です。また伊藤潤二氏のホラー漫画も時に「ここまで描くか」というぶっとんだ表現がなされます。 今回、太宰の名作を題材に得たことで、伊藤潤二氏はこれまで以上に鮮烈な漫画表現を発信しています。
本格的、豪華ZQNアンソロジー かつてない豪華な執筆陣が集まった、 ZQNをテーマにした アイアムアヒーロー公式アンソロジーコミック。 それは、息をするのか。 それは、何か思うのか。 それは、しあわせな記憶はあるのか。 それは、恋をするのか。 個性が爆裂する作家陣が、それぞれの得意分野を活かしたZQNを描き出します。 参加作家: 水沢悦子(『花のズボラ飯』『ヤコとポコ』) 伊藤潤二(『富江』『うずまき』) 石黒正数(『それでも町は廻っている』『木曜日のフルット』) 乃木坂太郎(『医龍』『幽霊塔』) オジロマコト(『冨士山さんは思春期』『カテキン』) 横槍メンゴ(『クズの本懐』『レトルトパウチ!』) 鳥飼茜(『先生の白い嘘』『地獄のガールフレンド』) 吉本浩二(『ブラック・ジャック創作秘話』『カツシン』)
いよいよ法廷闘争へ…運命の判決は!? 遠隔操作ウイルス事件で誤認逮捕され、当初は否認していた ものの罪を自白した19歳青年が、保護観察処分となった。 ところがその後、冤罪だということが判明したのは記憶に新しい。 捜査機関が、青年が真犯人であるという自分達に都合の良い ストーリーを創作し、それに従った形で強引に 自白を引き出したのは明かだ。 しかし本作品を読めば、そんなのは日本の検察では当たり前のことに 過ぎないという事実を知ることになるだろう。 「背任」と「偽計業務妨害」で逮捕・起訴された元外交官・憂木衛の 主戦場は裁判所となった。 憂木が取り巻きにいい顔したいため、外務省の関連機関からカネを 引き出し、イスラエル人教授夫妻に日本旅行をプレゼントしたと 検察は言う。憂木がイスラエル出張したのも、公金で観光旅行をした のだと。 憂木が反論すべくイスラエル人教授を証人として呼ぼうとしても、 来日したら逮捕するかも…と検察は教授を脅迫し、外務大臣は 公判で外務省職員の証言を禁止する。 卑劣で汚い東京地検特捜部と外務省の前に、このままでは 有罪確定……絶体絶命の大ピンチ! 憂木に反撃のチャンスはあるのか!? 【編集担当からのおすすめ情報】 連載中5回にわたって行った佐藤優氏の巻頭カラー対談グラビア記事 (第1回 鈴木宗男・新党大地代表 第2回 森喜朗・元総理 第3回 ”ホリエモン”堀江貴文・元ライブドア社長 第4回 石川知裕・元小沢一郎秘書 第5回 アントニオ猪木) 掲載のたびに物議を醸した対談記事を、巻末において 一挙全部掲載!!
佐藤優氏絶賛のホラーの古典、新装版で登場!! 女子高生・五島桐絵が生まれ育った黒渦町に、ある日突然、異変が 起き始める。つむじ風が舞い、草木の枝葉がとぐろを巻き、火葬場の煙が 渦を巻いて上がっていく…… そして人間も、うずまき化し始めていく。髪が渦巻く。身体がねじれあがる。 カタツムリに変身する…… うずまきの呪いから助かるため、桐絵は町から脱出しようとするものの!? 閉塞感渦巻く今日の格差社会を予見した、ホラー漫画の古典的傑作は、 怪奇漫画家・伊藤潤二の代表作である。 【編集担当からのおすすめ情報】 今日の格差・貧困社会の到来を予見したと作家・佐藤優氏から 絶賛され、「本書こそ21世紀の資本論」とまで評されたホラーの古典が、 新装版にて登場! 佐藤優氏の解説付き。
▼第11話/青白い華織▼第12話/死臭の発明▼第13話/後継者たち▼第14話/まとわりつく死臭▼第15話/死臭サーカス団(1)▼第16話/死臭サーカス団(2)▼第17話/第二研究室の死臭▼第18話/死臭空襲▼最終話/死臭の時代▼大黒柱悲話▼阿弥殻断層の怪●主な登場人物/忠(彼女と沖縄に旅行中に、足の生えた魚を発見した青年。世紀の発見だと喜ぶが…?)、華織(忠の恋人。潔癖症で臭いに敏感)、小柳博士(忠のおじで自称“天才発明家”。何やら怪しげな研究を…?)●あらすじ/沖縄にいた“歩行魚”が、細菌をばらまきながら上陸し始めた!! 実家に戻る途中で大ダコに襲われた忠は、貯水池に落ちたまま気を失ってしまう。忠が意識を取り戻したとき、日本全土には戒厳令が敷かれ、人々と“歩行魚”の戦いが始まっていた。華織の消息を確かめるべく、小柳博士の研究所を訪れる忠だったが…?(第11話)●この巻の特徴/魚の足となっていた“歩行機”は、次は人間を襲い始めた。歩行機の出す細菌に感染し、ガスで風船のように膨らんだ人間たち。それはやがて、悪夢のように美しい世界を描き出す…奇作『ギョ』完結集!! そのほか、スピリッツ増刊各誌に掲載された「大黒柱悲話」「阿弥殻断層の怪」も収録。
▼第1話/南海の死臭▼第2話/浮遊する死臭▼第3話/恐ろしい上陸▼第4話/ホオジロザメ侵入▼第5話/飛来▼第6話/しのびよる死臭▼第7話/遺言▼第8話/感染▼第9話/死臭来襲1▼第10話/死臭来襲2●主な登場人物/忠(彼女と沖縄に旅行中に、足の生えた魚を発見した青年。世紀の発見だと喜ぶが…?)、華織(忠の恋人。潔癖症で臭いに敏感)、小柳博士(忠のおじで自称“天才発明家”。何やら怪しげな研究を…?)●あらすじ/恋人の華織を連れて、沖縄にやって来た忠。だが、スキューバの最中に水中を弾丸のように泳ぐ生き物に出くわし、その直後にサメに襲われかける。海から上がり、別荘に戻った忠たちだったが、今度は華織がおかしな臭いがすると言い始めた。その事が元で口論になり、華織は部屋を飛び出す。戸外でもなぜか悪臭が漂い、今度は目にも止まらない勢いで走る生き物が…?(第1話)●本巻の特徴/忠が海中でぶつかりそうになり、華織が草むらの中で見つけた生き物は同じものだった。別荘の中に進入し、悪臭を放ちながら逃げ回る“それ”を、忠は家具で挟み撃ちにして捕まえる。それは、魚の胴に鋭い四本の足が生えた奇妙な形をしていた…!!