マンガむすび | 作者 : 弘兼憲史

作者 : 弘兼憲史

黄昏流星群 28黄昏流星群 28

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小学館

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2006年12月26日 発売

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▼第1〜3話/輝ける晩星●主な登場人物/井川美智子(未婚のベテラン看護師。41歳)、和歌山純一(サンダー製薬部長、既婚。美智子と不倫をしている。48歳)、曽根康三(美智子の勤める病院に移ってきたがん患者。84歳)●あらすじ/仕事に忙殺され、漫然と毎日を過ごしていたベテラン看護師・井川美智子。そんなある日、彼女の勤める病院に、がん患者の老人・曽根康三が入院してきた。財界の大物だったという経歴だが、少しも偉ぶることなく紳士的に振る舞う曽根と接するうち、美智子にある感情が芽生えはじめ…(第1話)。▼第4〜5話/薔薇の刺星●主な登場人物/松井麗(高校を中退して上京してきた少女。19歳)、真田満(医学部に通う学生活動家。21歳)●あらすじ/1969年、松井麗と真田満は、学生運動で騒がしい新宿西口広場で出会った。リルケを愛し、薔薇の刺青を入れた医学生の真田と同じ世界を生きるため、薔薇の刺青を太ももに入れた麗だったが、真田の帰郷によりふたりの同棲生活も終わりを告げてしまった。その37年後…(第4話)。▼第6〜9話/再会流れ星●主な登場人物/西本真理(夫殺害で懲役7年の刑を終えて出所した女性)、水田健介(ラジオ番組『再会流れ星』に西本真理との再会を願い投稿した)、吹田邦夫(ラジオ番組『再会流れ星』のパーソナリティ)●あらすじ/夫殺害の罪で懲役7年の刑に服していた西本真理は、出所間際に偶然聞いたラジオで、かつて駆け落ちした男・水田健介が自分との再会を望んでいることを知る。出所後、彼女がはやる気持ちを抑えつつ、その番組を放送したラジオ局を訪れると…(第6話)。 ●本巻の特徴/看護師の密かな恋を描いた『輝ける晩星』のほか、37年の時を隔てて再会した男女の物語『薔薇の刺星』、ラジオ番組が結んだ恋模様を綴った『再会流れ星』の3編9話を収録。冬の寒空に熱くきらめく星のような一冊をあなたに!!

黄昏流星群 22黄昏流星群 22

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小学館

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2004年11月30日 発売

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▼第1〜4話/誰の星でもありゃしない(1〜4)●主な登場人物/瀬戸いずみ(43歳独身のフリーライター。ある事件をきっかけに男性不信となってしまう)、瀬戸あや子(いずみの母。72歳の元女優。老人ホームで暮らす)、内海啓介(母親の再婚相手の息子)●あらすじ/瀬戸いずみは、結婚歴もないまま日々仕事に追われる身。そんなある日、高齢者ホームで暮らしている72歳の母親・あや子が、突然再婚すると言ってきた。その再婚相手に会ってほしいと言われ、列車で高齢者ホームに向かう途中、いずみに痴漢行為をする中高年の男が現れて…(第1話)。▼第5〜9話/星の遺産(1〜5)●主な登場人物/和雄(三男。四兄弟のうち、唯一成功とは無縁の暮らしを送る男)●あらすじ/一流会社の取締役である長男・哲郎、弁護士の次男・信次、小さなデザイン会社に勤める三男・和雄、そして外科医の四男・涼。そんな息子たちを残し、著名な小説家が死んだ。残されたのは、銀行の普通預金265万円と宛名の無い4通の遺言状。「それぞれが1通ずつ封筒を取るように」とのことだが、3通には嬉しい内容が、1通には厄介な内容が書かれているらしい(第5話)。●本巻の特徴/男性不信のフリーライターと年老いた母親。母娘に同時に訪れた恋を描いた「誰の星でもありゃしない」。父親の死後、くじびきで遺産を分割したことに端を発した四兄弟の数奇な物語「星の遺産」の二編を収録。

黄昏流星群 21黄昏流星群 21

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2004年6月30日 発売

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▼第1〜4話/笑う星るすマン(1〜4)●主な登場人物/黒岩真美(特定郵便局に勤める女性。50歳、独身)、黒岩真美(高級寝具のセールスマン。同姓同名の女性・真美に布団を売ろうとマンションを訪ねる)●あらすじ/黒岩真美、50歳・独身。彼女は25年もの間、同じマンションから同じ職場へ通う人生を送り続けてきた。男性にも縁が無いまま、寂しく50回目の誕生日を迎えたこの日、彼女を訪ねたのはセールスマンだけ。一輪のバラとケーキを持ってきたこの男に、興味を抱いた真美だが…(第1話)。▼第5〜9話/星のペンパル(1〜5)●主な登場人物/小野光子(夫を早くに亡くし、40年もの間文通相手に想いを寄せる)、菅谷武彦(光子が想いを寄せる文通相手。病を患い失明している)●あらすじ/片田舎で農業をしながらのんびり暮らす若者・小野ヒロシは、最近、母親の光子に元気がないことを心配していた。そんなある日、家の収納棚から光子宛の沢山の手紙を発見したヒロシ。手紙を読んでみると菅谷という名の男から来たものばかりで、二人はずいぶん長い間、手紙のやりとりをしていたようであったが…(第5話)。●本巻の特徴/同姓同名男女の愛を綴った「笑う星るすマン」と、歳月さえも越えた愛の物語「星のペンパル」の二編を収録。携帯電話や訪問販売など、現代社会のエッセンスを交えながら様々な愛の形が描かれる。

黄昏流星群 16黄昏流星群 16

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小学館

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2002年4月26日 発売

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▼第1〜9話『走れ!彗星ランナー』●登場人物/末長(元・大賀化成陸上部コーチ。 かつてメダリストも育てた名コーチ)、鮎川奈々(末長の前で、日本記録なみの走りを見せた、天才ランナー)●あらすじ/かつてコーチとして女子マラソンの金メダリストを育てた男・末長は、現在では酒とギャンブルで身を持ち崩し、人生のどんづまりまできていた。そんな末長に、低迷する女子長距離界を憂う大賀化成陸上部が声をかけるが、彼は相手にしようとしない。フラリと旅に出た先で、末長は、ひとりの少女が走る姿を目にし……(第1話)。▼末長が旅先のグラウンドで出会った少女は、彼の前で日本記録レベルの走りをしてみせた。彼女に興味を持ち食事に誘った末長だったが、少女は酒飲みとは話したくないと店を出ていってしまう。陸上コーチの血をかきたてられた末長は、少女に本格的に陸上を始めてみないかとすすめ、シューズをプレゼントする。それを履いて走った少女は……(第2話)。●本巻の特徴/話題のランナー編を全編収録。コーチとランナー、その愛の形とは!?

黄昏流星群 15黄昏流星群 15

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2001年12月25日 発売

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▼第1〜9話『我が愛しの剣星』 ●登場人物/真野あさみ(40歳独身、元広告代理店勤務。不倫を清算してひとり旅に出るが、旅先でガケから落ち江戸時代へタイムスリップする) ●あらすじ/宮本武蔵にあこがれ、武蔵の故郷・岡山にやってきた真野あさみ。職場の上司と不倫の関係にあった彼女は、妻に浮気がばれて別れ話を持ち出してきた男に愛想を尽かし、武蔵ひと筋に生きることを決めたのだった。武蔵の墓を訪れたあさみは、足を滑らせてガケから転落。気が付いた時、あさみが目にしたのは……(第1話)。▼ガケから落ちたあさみは、時空を超え、江戸時代の岡山へタイムスリップしてしまった。街道の人々に不審な目を向けられ身の危険を感じたあさみは、夜の暗がりに隠れ、故郷の山口を目指すことにする。その途中、行き倒れになっているところを介抱した老人に、“今”が武蔵の生きている時代であることを聞いたあさみは……(第2話)。 ●本巻の特徴/宮本武蔵の人物像に新たな解釈を加えた意欲作。歴史のベールに隠された剣豪の素顔とは!? そして、時空を超えた愛の行方は!?

黄昏流星群 13黄昏流星群 13

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2001年1月30日 発売

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▼第1話〜第4話『京都星宿』 ●登場人物/桧垣光子(35年連れ添った夫と死別した。ひょんなことから京都へ出かけることに)、迫田健介(光子の夫の京都在住時代の部下) ●あらすじ/35年連れ添った夫・大造が亡くなる5日前にふと発した「ありがとう、小鴨さん」という言葉。大造の亡き後、妻・光子は、名前に聞き覚えのないその人物がだれなのか、ずっと引っかかっていた。そんなある日、光子は息子に勧められるまま、ひとりで京都へ旅することに…(第1話)。▼第5話〜第9話『六芒星奇譚』 ●登場人物/秋本謙一(オカルト週刊誌の編集長。もうすぐ50歳を迎える。独身)、生田ひとみ(アパレル関係のデザイナー。秋本の近所に引っ越してきた。45歳独身)、喜多川公洋(ミステリー作家。72歳独身)、中村ゆかり(生田ひとみの同僚。年齢不詳で独身) ●あらすじ/オカルト週刊誌の編集長をしている秋本謙一は、もうすぐ50歳を迎える独身男性。仕事一筋で中年となってしまった自分に、どこか寂しさを感じている。そんなある日、秋本はミステリー作家の喜多川から、妖女伝説に関する話を聞くことに。その話をうさん臭く思っていた秋本の家の近所に、ある女性が引っ越してくる…(第2話)。

黄昏流星群 12黄昏流星群 12

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2000年9月30日 発売

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▼第1話〜第4話『死滅する星』 ●登場人物/塚原鉄平(2017年の日本で70歳の老人)、藤ルミ子(ラジオ局の元・人気アナウンサー) ●あらすじ/2017年の日本。老人人口が増え、長生きは罪悪だという考えが世の中に広まっていた。そんな中、70歳の男性・塚原は快楽の中で往生できる薬・“パライソ”の噂を聞き、購入する。その直後、塚原は同じく薬を購入した見知らぬ女性から声をかけられる…(第1話)。 ▼第5話〜第9話『星の交差点』●登場人物/桜田(大手工作機械メーカーに勤務する47歳。離婚経験あり)、津島麗子(大手商社勤務の44歳。桜田と若い頃つきあっていた)、池澤(大学教授。桜田の大学時代の同級生) ●あらすじ/大手工作機械メーカーに勤務する桜田は47歳。5年前に離婚したこともあり自分の将来に漠然と不安を感じる毎日を送っていた。そんな、ある日、大学時代の同級生・池澤とバーで偶然再会した桜田は、池澤から秘密の夫婦交際サークルの話を聞き、興味を持つ…(第5話)。●本巻の特徴/近未来の日本を舞台に自殺薬をめぐって思案する老男女に、現代に秘密裏に存在する夫婦交際サークル、というどちらも好奇心をくすぐる2作品を収録。

黄昏流星群 11黄昏流星群 11

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2000年5月30日 発売

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▼第1話〜第9話『極北に星光る』 ●登場人物/藤田奈々枝(小料理屋のママ)、真崎茂(以前、奈々枝を助けるために人を殺し刑務所に入っていた初老の男)、森尾英介(若手マジシャン) ●あらすじ/若手マジシャン・森尾英介は小料理屋のママ・藤田奈々枝から凄腕の素人マジシャン・真崎茂の話を聞かされる。だが真崎は、強姦されそうになった奈々枝を助けようとして人を殺し、網走刑務所に入っていた。そんな真崎に興味を持った森尾は早速、網走に飛ぶ……(第1話)。▼網走に着いた森尾は早速、真崎に会うため駆け回り、その居所を突き止める。真崎に会った森尾は、以前、奈々枝から聞いたカードマジックのトリックを教えて欲しいと頼み込むが、真崎はそれを断わる。網走に住み着いた森尾の根気に負けた真崎は、遂にマジックを森尾の目の前で披露するが……(第2話)。▼森尾が見た真崎のマジックは常識を超えていた。そのマジックに疑問を感じた森尾は、真崎の過去について元看守の西山に話を聞きに行く。一方、東京の奈々枝の店に不審な客が訪れる。その客は以前、奈々枝を犯そうとした男だった……(第3話)。 ●本巻の特徴/忌まわしい過去を未だ引きずり続ける男と女。偶然その二人の関係に引き込まれていく青年。凍てつく北の大地・網走で3人の運命が交錯する。 ●その他の登場キャラクター/西山源介(網走刑務所の元看守。模範囚だった真崎に対して好感を持っている)

黄昏流星群 10黄昏流星群 10

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2000年1月29日 発売

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▼第1話〜第9話『脆い星光』 ●登場人物/中川さとみ(平凡な主婦)、藤岡卓(山岳写真家を目指すカメラマン) ●あらすじ/夫は単身赴任、息子は留学しているため、ひとりで気楽な生活を送っている主婦さとみ。友人の加寿子に頼まれ、彼女の不倫旅行のカモフラージュ役のため一緒に出かけたアメリカで、さとみは鈴木実と名乗るカメラマンと出会う(第1話)。▼アメリカ旅行の最後の夜、自然ななりゆきでベッドを共にしたさとみと鈴木。日本では絶対に彼に会ってはならないと、さとみは自分に言い聞かせるが……(第2話)。▼さとみが旅先で知りあったカメラマンの鈴木は、実は加寿子の不倫を暴くために派遣された、藤岡卓という探偵だった。その事実を知ったさとみは、一夜の情事を後悔し、久々に夫に会いに行くが、そこで夫が若い女と一緒にいるところを目撃してしまう!!(第3話)▼夫の浮気にショックを受けているさとみの前に、再び藤岡卓が現れ、「あなたのことが好きになった。私と一緒に、平凡な人生を変えてみませんか?」と誘う。そんな彼と、さとみは付き合うことになり……(第4話)。 ●その他の登場キャラクター/一木加寿子(中川さとみの友人)、長崎洋一(加寿子の不倫相手)、中川勇太(さとみの息子)、藤岡照子(藤岡の元妻)、藤岡志穂(藤岡の娘)、玉城和美(さとみの夫の愛人)

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