作者 : 桜庭一樹
「伏と人間を巡る因果を終わらせたい」 猟師の少女・浜路と、伏・信乃が抱く同じ想い。しかし、二人の行く道は逆方向へと延びていく…。信乃が思い描く因果の果ての世界、浜路を操るように寄り添う影の正体。その全てを知った時、浜路はーー?
殺したくない、美しいケモノ(あなた)をーー。 猟師の少女・浜路は、兄・道節(どうせつ)とともに、江戸(えど)で「伏狩り」をすることになった。2匹目の伏(ふせ)・凍鶴との闘いの中で、浜路(はまじ)が見たケモノの慟哭とは…?そして、ひとつの決意を胸に、浜路は伏と人間の「因果」のさらに奥へと足を踏み入れるーー。
少女が筒先を向けたのは、兇暴で、脆く美しい、犬人間ーーー。 天保十三年、江戸(えど)は謎のケモノ「伏(ふせ)」の脅威にさらされていたーー。猟師の少女・浜路(はまじ)は、江戸で「伏狩り」をして暮らす兄・道節(どうせつ)の元へとやってくる。少女の銃口がケモノに向けられたとき、烈しく咲き誇り、儚く散る花のように、「因果」の歯車が回り出すーー。
伝説の錬金術師リヴァイアサンが過去から送った挑戦ーー謎ーーに挑むヴィクトリカと一弥。錬金術師の謎と時計塔で起こった新たな殺人事件を解決した先にあったのはーー。ヴィクトリカと一弥が挑むラスト・ミステリ。
母の冤罪を晴らすため、母の生まれ故郷の山奥の村へとやって来たヴィクトリカと久城一弥。だが村人の協力は得られず、他方、村では次々と新たな事件が起こりーー。“知恵の泉”は過去の真実に辿りつけるのかーー!?
新聞の3行広告に掲載された〈灰色狼宛てのメッセージ〉。それを目にしたヴィクトリカは、母親の冤罪を晴らすため、一弥と一緒に母の生まれ育った山奥の村へと向かう。“知恵の泉”が隠された真実を掘り起こすーー!
一弥とヴィクトリカは旅先で、幽霊船と噂される<QueenBerry号>に乗り込んでしまった!? 次々と起こる不気味な現象に騒然となる船内。そんな中ヴィクトリカはひとり冷静に、謎を推理し始めるが……。
東洋の某国から西欧の小国・ソヴュールの学園に留学してきた久城一弥。彼はある日、殺人事件に巻き込まれ、犯人扱いをされてしまった!? その殺人事件をきっかけに一弥はある不思議な女の子・ヴィクトリカと出会い