作者 : 森高夕次
日本シリーズで大活躍したものの、トレードに出されてしまった安田。新たなホームタウン広島で、夏江や笠衣といった無頼の赤ヘル戦士に揉まれながら、古巣への「恩返し(復讐)」を目指す! 昭和54年のプロ野球、川江に合落、後のレジェンド達も続々デビュー!!
2022年シーズン、ブルーソックスの「崖っぷちカルテッド」こと夏之介、パーシー、モーリー、ショーンはそれぞれに結果をだしていた。各国代表がおのおのにアプローチを繰り広げるなか、ジャパン代表の山栗カントクは、夏之介のナックルを捕れる捕手として、現在独立リーグにいる「あの男」に白羽の矢を立てた!
世紀の大誤審(?)も飛び出した昭和53年の日本シリーズ。スパイダースが球団史上初の日本一に輝き、日本シリーズで大活躍した安田もどどんと年棒アップに期待するが...。続投を懇願された岡広監督は、やっぱりそうは甘くない!? 激動の昭和54年、シーズン前の裏側が丸裸に!
新シーズンも無事に全員が開幕メジャーを掴んだ、夏之介、パーシー、モーリー、ショーンの「崖っぷちカルテット」。しかし、それぞれが「弱点」を抱えて密かに苦しんでいた。悩める招待選手同期たちの姿に、夏之介が立ち上がる。果たして、4人はそろって新たなシーズンを生き抜けるのか!?そして、野球ファンたちを熱狂させるあの「世界大会」の足音が、ひたひたと迫っていたーー。男たちの競争が熾烈を極める、激アツの第7巻。
大反響の『グラゼニ』スピンオフ! ”1本足”から開放され、代打の切り札として見事リーグ優勝に貢献した安田。いよいよ開幕した昭和53年の日本シリーズで対するは、名将・田上カントク率いる西宮オックス、もっかシリーズ3連覇中のオックスは、「管理野球」のスパイダースとはぜんぜん違う自由な雰囲気で、なんだかちょっとうらやましい気も……。とはいえ、岡広カントク以下、スパイダースの面々も気合は十分。のちに名勝負として語り継がれるシリーズの火蓋が、いま切って落とされる!
凡田夏之介36歳、プロ野球選手。 メジャー最初のシーズン、全く期待されていなかったのに勝ち星を積み上げ、まさかのオールスターにも見事出場。ついでに恋女房のパーシーも突然打撃開眼し、単なる「ナックルボーラーのおまけ」という立場を超えた成績を残す。こうなると、おのずと気になるのがシーズンオフの契約更改。二人の代理人であるダーティー桜塚は超強気の交渉姿勢だが、GMを始めブルーソックスフロント陣にはなんだか思惑があるようで…!? 久々にグラゼニらしい「全面銭闘」が勃発する激アツの第6巻!!
大反響の『グラゼニ』スピンオフ! ”1本足”から開放されて、ついに才能開花の安田良樹。年俸アップも勝ち取り、3年目のシーズンはレギュラー奪取を目指しさらなる奮闘を誓う。1軍メンバーとして、球団初の海外ユマキャンプに帯同した安田は、岡広監督と彦森新コーチに守備の拙さを指摘され、ことあるごとに基本的な練習を強制される日々。前年の2位から今年こその優勝を狙うチームは、岡広&彦森が推し進めるケタ外れの<管理野球>に青息吐息で不穏な空気が流れるが、ペナントレースは絶好調で…。
凡田夏之介35歳、プロ野球選手。 新魔球・ナックルを駆使して窮地の数々をくぐり抜け、メジャーの中継ぎとして前半戦は合格点を残す。 ところがインターリーグ(交流戦)では、「テキトーなスイングをしてくるピッチャーに弱い」というまさかの弱点が露呈して・・・!? 因縁のライバル、レゲーロJr.や王嶋貞雄とともに夢のオールスターにも選出され、夏之介のメジャーライフはますます盛り上がる!
凡田夏之介35歳、プロ野球選手。ボストン・ブルーソックスの招待選手として迎えたオープン戦でしっかりと結果を残し、パーシーと共に晴れてメジャー開幕メンバーに名を連ねた。 GMを筆頭に重役が居並ぶ本社での契約も無事に終え、ついに訪れた公式戦初登板の日。相手はトロントブルージーンズ。 打線の中核を担うのは、メジャーのなかでも「最強」の呼び声が高い若手スラッガー・レゲーロjr。 恵まれた体躯に確かなミート力、圧倒的パワー…。将来を嘱望されたスター選手に、ロートルのナックルは通用するのか? 息を飲む戦いがますます白熱する第4巻。
大反響の『グラゼニ』スピンオフ第3弾!憧れの長茂率いる文京モップスからは指名されず、失意のまま神宮スパイダースに入団した安田良樹。待っていたのは、監督で世界の本塁打王を育てた名伯楽・川荒博と、守備走塁コーチ・岡広朗達の元モップスコンビ。-本足打法をマスターを命じられ二人の熱血指導を受ける安田は、果たしてスパイダースの4番になれるのか!?
シリーズ累計350万部突破「グラゼニ」スピンオフ、ここに完結! 二人の女子とキスをしたあげく、ふられてしまった堀田。二股かけたあげく、カントクからグーパンチをもらった西浦。みんなが青春してる間に、夏之介は夏之介の青春をしていた! 野球一筋に打ち込む夏之介の青春の行方はーー?
凡田夏之介35歳、プロ野球選手。寄る年波には勝てず、仙台ゴールデンカップスから引退勧告を受ける。しかし、ここで終わる訳にはいかない。もうひと花咲かせるべく、変幻自在の魔球・ナックルを武器に、ボストン・ブルーソックスの招待選手として、ふたたび大リーグに殴り込みをかける!ついに訪れた、二刀流のスーパースター・王嶋貞雄との直接対決の日。投げては160キロ、打っては場外弾連発の規格外の男を相手に、すっかり萎縮した夏之介。アメリカに呼んでくれたB・Lカントクのメンツも背負わされ、絶対に負けられない闘いがスタートするーー。息をのむ大迫力の対決の幕が、ついに切って落とされる!
シリーズ累計350万部突破「グラゼニ」スピンオフ! 猛練習にも慣れてきたナッツと堀田。そんな二人にカワイイ女子二人組が急接近!! 鶴見川高校野球部に恋の嵐が吹き荒れる!?
凡田夏之介35歳、プロ野球選手。寄る年波には勝てず、仙台ゴールデンカップスから引退勧告を受ける。しかし、ここで終わる訳にはいかない。もうひと花咲かせるべく、変幻自在の魔球・ナックルを武器に、ふたたび大リーグに殴り込みをかける! ボストン・ブルーソックスの新監督、ボビー・リードから招待を受け、夏之介は女房役のパーシーとともにキャンプ地・フロリダへ。そこで待ち受けていたのは、他の選手たちとの熾烈な生き残り争いだった。30人を超える招待選手のうち、メジャーに昇格できるのはたった数人。結果を出せなければ、どんどん脱落していく。通算400本塁打のモーリー、5ツールプレイヤーのショーンら、かつてメジャーで一線を張った選手たちも、昇格をめざし死に物狂い。生きるか死ぬかの日々が続く。そんな矢先、夏之介の実力をテストする対戦相手として上層部が選んだのは、160キロを投げ本塁打を連発する、史上最強の「二刀流スーパースター」だった! 夏之介とパーシーは、過酷な競争を生き残り「メジャーのグラゼニ」を掴めるか!?
『グラゼニ』スピンオフ第2弾!ニッポン中が熱狂した「昭和のプロ野球」がここによみがえる!時は昭和45年。文京モップスの長茂島雄に憧れる山梨の高校球児・安田良樹は、長茂の母校でもあるリッキョーへの進学を志望していた。だが、自身の高校からは「ロクダイ」への推薦枠がなく…。カネなしコネなし野球あり。白球に懸ける立身出世!
仙台ゴールデンカップスを自由契約となった凡田夏之介に、ボストン・ブルーソックスの新監督に就任したボビー・リード氏から練習参加のオファーが届く! 2軍生活で鍛えた新魔球・ナックルボールを武器に、ともに海を渡る女房役・パーシーと、メジャー契約を勝ち取れるか!? かつては契約直前で叶わなかった大リーガーの夢をもう一度。36歳ベテラン左腕が「過去最高額のグラゼニ」に挑戦する!