作者 : 森高夕次
新シーズンも無事に全員が開幕メジャーを掴んだ、夏之介、パーシー、モーリー、ショーンの「崖っぷちカルテット」。しかし、それぞれが「弱点」を抱えて密かに苦しんでいた。悩める招待選手同期たちの姿に、夏之介が立ち上がる。果たして、4人はそろって新たなシーズンを生き抜けるのか!?そして、野球ファンたちを熱狂させるあの「世界大会」の足音が、ひたひたと迫っていたーー。男たちの競争が熾烈を極める、激アツの第7巻。
大反響の『グラゼニ』スピンオフ! ”1本足”から開放され、代打の切り札として見事リーグ優勝に貢献した安田。いよいよ開幕した昭和53年の日本シリーズで対するは、名将・田上カントク率いる西宮オックス、もっかシリーズ3連覇中のオックスは、「管理野球」のスパイダースとはぜんぜん違う自由な雰囲気で、なんだかちょっとうらやましい気も……。とはいえ、岡広カントク以下、スパイダースの面々も気合は十分。のちに名勝負として語り継がれるシリーズの火蓋が、いま切って落とされる!
凡田夏之介36歳、プロ野球選手。 メジャー最初のシーズン、全く期待されていなかったのに勝ち星を積み上げ、まさかのオールスターにも見事出場。ついでに恋女房のパーシーも突然打撃開眼し、単なる「ナックルボーラーのおまけ」という立場を超えた成績を残す。こうなると、おのずと気になるのがシーズンオフの契約更改。二人の代理人であるダーティー桜塚は超強気の交渉姿勢だが、GMを始めブルーソックスフロント陣にはなんだか思惑があるようで…!? 久々にグラゼニらしい「全面銭闘」が勃発する激アツの第6巻!!
シリーズ累計350万部突破「グラゼニ」スピンオフ、ここに完結! 二人の女子とキスをしたあげく、ふられてしまった堀田。二股かけたあげく、カントクからグーパンチをもらった西浦。みんなが青春してる間に、夏之介は夏之介の青春をしていた! 野球一筋に打ち込む夏之介の青春の行方はーー?