作者 : 永福一成
▼第21話/風 枝を鳴らす▼第22話/ともだち▼第23話/暑い一日▼第24話/泰平の世に武士▼第25話/鬼が出た▼第26話/恒吾郎の死にまつわる諸々▼第27話/雨▼第28話/鬼が二匹▼第29話/大山鳴動して鼠がちゅう▼第30話/木久地捕縛、その後… ●主な登場人物/瀬能宗一郎(江戸のかたぎ長屋に住みついた浪人) ●あらすじ/五月。一度は質に入れた刀の國房を、再び請けるべく刀剣屋に出向いた宗一郎。だが、剣に取り憑いた女の亡霊が再び現れたのを見て、結局は「今しばらく考えたい」と言って店を出る。一方そのころ、岡っぴきの恒吾郎と定吉は、人殺しの疑いのある「山のような大男」を追っていたのだが…(第21話)。 ●本巻の特徴/宗一郎を付け狙いし凶剣士・木久地真之介が、ついにその剣を振るう…! 永福が書き、大洋が描く斬新作第3集!! ●その他の登場人物/勘吉(宗一郎の隣人。大工の息子。侍の行動に興味津々)、与左衛門(かたぎ長屋の大家。元目明かしの親方)、恒吾郎(岡っぴき。元の親分は与左衛門)、木久地真之介(宗一郎に「いずれお前を斬る」と言った男)
▼第11話/初夢▼第12話/恒の意気地▼第13話/辻斬り退治▼第14話/辻斬り始末▼第15話/鬼が来る▼第16話/雪と墨▼第17話/邪気▼第18話/月の下、人斬る▼第19話/遠雷どろどろ▼第20話/或る長屋の風景 ●主な登場人物/瀬能宗一郎(江戸のかたぎ長屋に住みついた浪人)、勘吉(宗一郎の隣人。大工の息子。侍の行動に興味津々) ●あらすじ/正月二日。故郷とは比ぶべくもない賑やかな江戸の町を宗一郎が歩いていると、竹光に代えて売り払った刀の國房が、女の亡霊の姿で現れた。國房は「何故私を買い戻しませぬ…ずっとお前を待っておるのですよ」と語りかけるが、宗一郎は手習所で子供に読み書きを教えている現状に満足していると言い、「もはや拙者に刀は要らぬ」と答える…(第11話)。 ●本巻の特徴/勘吉、御輿大三朗、与左衛門、お勝…、瀬能宗一郎の笑顔が人の輪を広げる。國房、辻斬り、そして木久地真之介…、瀬能宗一郎の剣が魔を呼び込む。盟友・永福一成との絶好調タッグ、松本大洋斬新作、第2集!!
▼第1話/猫が申しますにはその男血腥(ちなまぐさ)いのだそうです。▼第2話/もののけとたけみつ▼第3話/てふてふ▼第4話/剣豪心得 其の一▼第5話/剣豪心得 其の二▼第6話/矢場▼第7話/ぴうと風吹き無礼討ち!▼第8話/ひぐらしの音に侍一人望郷なぞする。▼第9話/秋近し▼第10話/玉の緒▼外伝/槍持ち源次●主な登場人物/瀬能宗一郎(江戸のかたぎ長屋に住みついた浪人)、勘吉(宗一郎の隣人。大工の息子。侍の行動に興味津々)●あらすじ/正月の寒い朝。まだ家族も眠っている中、少年・勘吉が厠に行くため戸を開けると、若い侍が立っていた。侍の名は瀬能宗一郎。このたび江戸の長屋にやってきた宗一郎は、勘吉に対し必要以上に丁寧な挨拶をすると、同じように長屋の住人たちにも挨拶回りをしていく。売り物の蛸をひたすら眺めたり、甘い団子を頬張ったりする宗一郎の行動に興味を持った勘吉は、彼のことをつけ回すが…(第1話)。●本巻の特徴/江戸のかたぎ長屋に、信濃なまりの浪人・瀬能宗一郎が住みついた。隣人の少年・勘吉は侍が珍しく興味津々。だが観察してみると、この浪人が只者でない迫力を有していることが分かって…? 松本大洋新境地の最新作、ここに登場!!