作者 : 池田邦彦
★分断に抗う強き心! 仮想戦後活劇!! 漫画家・うめ先生熱賛! 「歴史改変モノだからこそ描ける濃密なリアリティ! めっちゃ好物です! いま、冷戦が熱い!!」 1963 年も年の瀬が迫った東トウキョウ。 壁は変わらず高く聳え、街は変わらず東西に分断されている。 杉浦エミーリャはそんな冷戦直下の東トウキョウで東から西へと人々を逃がす“脱出請負人”として生きる20歳。 彼女の元には様々な依頼人がやってくる。 自分の研究を西で活かしたいと願う研究者。 それとは反対に、自分の能力を東でこそ活かしたいと考える元日本陸軍の技術将校。 自由な創作を求めるSF作家志望者。 そして、冷たい戦争の最前線で生きる兵士。 自由を求め、壁に挑み生きる! 境界を越える仮想戦後活劇!!
★始まりの物語。エミーリャ ビギンズ! 時は1963年。 冷戦まっただ中の世界にあって、日本は国そのものが二国に分断。 両国の境界線上に在る東京は強固な壁が聳える国境の街と化した。 杉浦エミーリャは東トウキョウで東から西へと人々を逃がす“脱出請負人”として生きる20歳。 彼女はなぜ危険を承知でこの仕事に従事するようになったのか。 それは溯ること6年の1957年。エミーリャが14歳の日々にきっかけがあったーーー エミーリャ ビギンズ! 彼女の始まりの物語!!
戦艦・陸奥乗り組みとなった清水は、 馴染むこともできず、地獄の日々を過ごしていた。 そんな中、呉にあるうどん屋の看板娘・カヨと懇意になり、 心の拠り所を見つける。 しかし、カヨとカツオが幼馴染であることが発覚し…。 戦艦陸奥編も、ついに閉幕!
★舞台は冷戦直下の分断日本。仮想活劇! 1963年。“冷たい戦争”によって東西が対立している世界で、日本は国そのものが二国に分断されてしまっているーーー 十月革命駅の人民食堂で給仕として働く杉浦エミーリャは、東トウキョウで 東から西へ人々を逃がす“脱出請負人”としての顔を持って生きる20歳。彼女はこの街で様々な事象と対峙する。 東西が開発競争で鎬を削る超音速旅客機を巡る陰謀。 ソ連とアメリカがアラスカの地の所有権を巡る緊迫状況。 美しさを永遠のものにする施術・エンバーミングに取り憑かれた男の狂気。 世界がいつか、この分断を乗り越える未来を信じ、エミーリャは今日も境界線上を駆ける!!
楠田中佐亡き後、重傷を負った清水は幸風を離れることになった。次なる赴任艦は、帝国海軍の誇る戦艦・陸奥。駆逐艦の牧歌的な雰囲気とは裏腹に、鉄拳制裁が横行する過酷なる現場であった。そんな状況でも、幸風での経験をもとに、烹炊兵としてやるべき職務をこなそうとするが。
愛と勇気の仮想戦後活劇、第10巻! 1963年。 世界は主義を異にする 東西に分断されている。 方やアメリカ合衆国を中心に 資本主義の旗の下に集う西側諸国。 方やソヴィエト連邦を中心に 共産主義の旗の下に集う東側諸国。 そして日本は、列島の真っ只中に “鉄のカーテン”が降ろされた 分断国家として存在している。 杉浦エミーリャは 聳える壁によって分断された東京の東側 東トウキョウで生きる20歳。 表向きは人民食堂の給仕係をしながら、 東から西へと人々を逃がす “脱出請負人”として活動している。 彼女はこの世界で様々な人に出会う。 厳しい検閲中でも、自分の“映画館”を守ろうとする館主。 遙かドイツから“Uボート”に乗って19年ぶりに帰郷した、 “この戦後”に納得出来ない未だ戦中を生きる帝国海軍の水兵たち。 風前の灯火の日本酒文化を残したいと願う造り酒屋。 東西融和時代に活躍するも、今はもうその存在を ほとんど忘れ去られてしまった歌手。 この壁は誰の為のものか!? 信念は、分断を凌駕するか!? 己を貫くエミーリャの物語、第10巻に到達!!
楠田中佐の命を受け、特命任務をこなす駆逐艦・幸風。一方、幸風の乗組員と親交を深める従兵の清水は、上官である楠田への不信感と恩義の狭間に立たされる。そんな中、仏印のフィクサーという男と接触した賀津夫の元へ届いたものは、戦果を変えるほどの”謎の木箱”。幸風・隠密作戦もいよいよ佳境!
楠田中佐の命を受け、特命任務をこなす駆逐艦・幸風。一方、幸風の乗組員と親交を深める従兵の清水は、上官である楠田への不信感と恩義の狭間に立たされる。そんな中、仏印のフィクサーという男と接触した賀津夫の元へ届いたものは、戦果を変えるほどの”謎の木箱”。幸風・隠密作戦もいよいよ佳境!
★冷戦直下。分断日本で生きる人々の物語。 資本主義を掲げる西側諸国。 共産主義を掲げる東側諸国。 第二次大戦後に世界は、主義を異とする東西に分断され、日本は列島の真ん中に“鉄のカーテン”が降ろされることになった─── そして時は1963年。 杉浦エミーリャは分断された東京の東側、東トウキョウで生きる19歳。 表向きは人民食堂の給仕係をしながら、東から西へと人々を逃がす“脱出請負人”として活動している。 冷戦直下のトウキョウで、彼女は様々な人々と向き合う。 米国の偵察衛星からの放出物を手に入れた青年。 料理人を隠れ蓑に“脱出請負人”として生きる男。 西側の新幹線に対抗すべく、東欧より招集された技術者。 そして、エミーリャに尋常ならざる執着心を持つ管理官。 数多の危機を乗り越え、壁なき世界の実現のためにエミーリャは危うい均衡の上に在る今日を生きる!!
★分断された日本の、境界線上を駆けろ! 時は1963年。 “鉄のカーテン”によって世界は東西に二分され、 日本はそれぞれが、主義を違える陣営に属する二国に分断された。 東京を縦断する国境には高き壁が聳え、 人々は往来の自由を奪われた─── 杉浦エミーリャは、分断された東京の東側で “脱出請負人”として活動する19歳。 彼女は、様々な「依頼」に触れ、様々な人々や事象と向き合う。 旧日本陸軍の秘密兵器・風船爆弾にまつわる脱出劇。 人類初の女性宇宙飛行士の座を巡る、宇宙開発奇譚。 とある変死事件を口火に、北の大地で展開する醜悪な陰謀。 西側諜報機関に潜り込んだ、二重スパイの存在…… 分断された世界を変えるため、 エミーリャは今日も境界線上を駆ける! 愛と勇気の仮想戦後活劇 第8巻!
ガダルカナル島に取り残された賀津夫も、幸風に無事帰還。しかしその幸風には「特命任務」を帯びた士官と従兵が乗り込んできくるーー。彼らの任務の内容もわからぬまま、幸風は謎の士官・楠田中佐の思惑ににょり、戦火の裏に潜む闇へと巻き込まれていく……。
★主義や国境に縛られない世界を、いつか! 時は1963年。 冷戦最前線の列島となった日本は東西に分断され、 東京の街もまた「ベルリンの壁」さながらの壁により 2つに分断されている。 そんな東京の東側、東トウキョウで “脱出請負人”として生きる杉浦エミーリャは、 様々な人生と交錯しながら生きる。 アメリカに亡命し、世界初の実用的回転翼機の 開発に成功した“ヘリコプターの父”シコルスキー。 工学と生化学の博士にして、整形外科医。 想像を上回るテクノロジーを生み出す天才亡命者・ポポフ。 かのスターリンからも表彰をされた “機械式テレビ”のソ連邦随一の研究者・ナザロフ。 そして、大戦中にソ連のために大きな働きを したことで知られる希代のドイツ人スパイ・ゾルゲ。 歴史に名を刻んだ人物が、歴史に名は残していないけど 東西冷戦の時代を生きていたかもしれない人物が、 物語の中で躍動する仮想戦後活劇 第7巻! ポップグループ・TWEEDEESとの音楽×漫画の 三度のコラボレーションを記念した行われた スペシャル座談会の模様を巻末に特別収録!
★分断なき世界を。人々の笑顔を願う物語。 時は1963年。 “鉄のカーテン”直下の東京は、 そびえる壁により東西に分断された街。 そんな東京の東側、ソ連統治下の東トウキョウで 夢や愛する人との暮らしを断たれてしまった人々のために “脱出請負人”として生きる人がいた。 杉浦エミーリャ。信念を持った女性。 彼女は、たとえ相手が誰であろうとも 人が人らしく幸せに生きられる道があるのなら、 手を差し伸べようとする。 エミーリャを追う立場である民警警部・ウラゾフ。 難病に冒された彼の妻を救うため、 エミーリャは敵ともいうべき存在である ウラゾフにも手を差し伸べようとした。 だが、その判断は彼女の身に 真の危機をもたらしてしまう──── いつかこの国をひとつに。 そんな希望は、ここで潰えてしまうのか!? 生命を真っ赤に燃やす仮想戦後活劇、緊迫の第6巻!!
太平洋戦争真っ只中の日本。艦橋の真下で海兵のハラを満たしつづける、究極の最前線(バトルフロント)メシ!! 第二次世界大戦中の太平洋。常に最前線にいた駆逐艦・幸風。その艦橋の真下に、兵士たちのためにメシを作り続ける男たちがいた。彼らの名は烹炊兵。武器を扱うわけでも、作戦に携わるわけでもなく、戦争のハラを支え続けた男たちの物語。
【冷戦直下! 分断日本を描く赤き意欲作】 大戦後、東西に分断された日本。 冷戦直下、壁の街となったトウキョウを描く 仮想戦後都市活劇!! 時は、1963年へ──── 想い人を自らの手で壁の西へ送ったエミーリャは願う。 いつか壁のない世界を、と。 しかし、そんな想いとは裏腹に キューバ危機を回避した世界を再びの恐怖に 陥れようとする“怪物”が東トウキョウに迫る─── 薄氷の上に在る世界の均衡は、破られてしまうのか!? 奇想天外兵器・エクラノプラン登場の前後編に加え、 共産圏における江戸前鮨の在り方と 鮨職人の脱出劇の行方を描く“共産グルメ漫画”回。 “音楽の運び屋”をテーマに、ポップグループ・TWEEDEESの メンバーが時空を越えて登場する、 音楽×漫画のコラボレーションエピソードなどなど。 赤み強いトウキョウを舞台とした、懐かしくも新しい娯楽大作! その小さな身体で、世界を守れ! 愛と勇気の仮想戦後活劇!!
昭和40年代、東京・錦糸町。 そこにキャスト200名を越す 大型キャバレー「夢幻」があった。 今宵もまた、この店を舞台に 様々な人生の想いが行き交う。 訪れる客の数だけ、働く人の数だけ、 滋味深きドラマが毎夜生まれる。 昭和浪漫漫画の名手・池田邦彦が贈る、 喜怒哀楽全てが詰まった人生劇場。
鉄のカーテンが降りた日本。仮想戦後活劇! 冷戦最前線の街、1962年のトウキョウ。 壁によって東西に分断されたこの街で 脱出請負人として生きるエミーリャ。 エミーリャは、この壁の街で 様々な依頼人、その人生と交錯する。 壁によって離れ離れになってしまった 息子との再開を願う母の勇気。 自分を東に残して亡命したという娘を 捜し続ける信心深い母の祈り。 エミーリャに淡い想いを抱かせる 年下の青年との交流。 そして更には、とある脱出作戦の背後に 見え隠れする、幼い頃に生き別れた エミーリャの父親の影……… 鉄のカーテンによって分断された列島を舞台に、 そこで生きる人々の息吹を描く仮想戦後活劇!! 物語の深みと赤み増す第4巻!!