作者 : 黒丸
▼第33話/制度融資詐欺(VII)▼第34〜38話/投資顧問詐欺(I〜V)▼第39〜42話/詐病詐欺(I〜IV)▼第43話/有名人詐欺(I) ●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”) ●あらすじ/最大手・ひまわり銀行を辞め、フリーの投資顧問をしている女性・三枝。だが、アメリカの大手証券会社の破綻に伴う“ブーニン・ショック”恐慌を受け、運用資金が大幅マイナスに。資金繰りに詰まった彼女は、配当金を支払う当てがないまま、配当率を上げて新規の客に投資を呼びかける詐欺行為を…(投資顧問詐欺・I)。 ●本巻の特徴/米国発金融恐慌のあおりを受け、相場師から詐欺師に転落した女シロサギから2億円を騙し取れるのか…表題作「投資顧問詐欺」。病と偽って保険金・傷病手当金を騙し取る詐欺に黒崎が斬り込む「詐病詐欺」などを収録。 ●その他の登場人物/吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター。黒崎からは“親爺”と呼ばれる)、早瀬(桂木のボディーガード)、鷹宮(政和大学法学部助教授。若くてイケメン。現行法の矛盾を正そうと研究者の道を選ぶ)、白石陽一(腐った大企業しか狙わないシロサギ。冷静かつ用意周到)
▼第22話/導入詐欺(V)▼第23〜26話/留学詐欺(I〜IV)▼第27〜32話/制度融資詐欺(I〜VI) ●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”) ●あらすじ/留学斡旋業者「グローバルジャンプ」が、破産申し立てを行ったとのニュースが報じられた。氷柱の大学の先輩・伊藤早智子は、この会社に120万もの留学費用を払っていたため、慌てて法学部の教授に相談しようとするが、教授は不在。そこで氷柱は代わって鷹宮助教を紹介するが、鷹宮の結論は「この契約にはクーリングオフが適用されないから、金を取り返すのは不可能」というもので…(留学詐欺・I)。 ●本巻の特徴/地方自治体が資金を出し、銀行を窓口にして中小企業に融資を行う制度融資。潰れかけの会社にとっては救世主のような制度だが、夜逃げ資金目的で融資を受ける例も多いという。不当な手段で夜逃げ目的のコーチを行う“コーチ屋”、さらにその背後に潜む巨悪とは…? 表題作「制度融資詐欺」などを収録。 ●その他の登場人物/桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター。黒崎からは“親爺”と呼ばれる)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、鷹宮(政和大学法学部助教授。若くてイケメン。現行法の矛盾を正そうと研究者の道を選ぶ)、白石陽一(腐った大企業しか狙わないシロサギ。冷静かつ用意周到)
▼第11〜12話/当選詐欺(中・後編)▼第13〜17話/エステ詐欺(I〜V)▼第18〜21話/導入詐欺(I〜IV) ●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”) ●あらすじ/多大な借金を抱えながらも、家族や従業員のため働き続ける町工場社長・鍋沢。ようやく大きな仕事を得て、代金が入るまでの2か月間の運転資金を借りるべく、三富ファイナンスという金融会社を訪れる。鍋沢の自宅はすでに2番抵当まで打たれ、彼が望む2千万の融資は難しい状況。だが、それでもと頭を下げる鍋沢に対し、元銀行員の三富ファイナンス社長・園部は“特別な手順”を踏めば融資が可能と誘いかけ…(導入詐欺・I)。 ●本巻の特徴/「導入詐欺」を行うシロサギを探り始めた黒崎。だが被害者の境遇に触れるうち、かつて詐欺に遭い心中事件を起こした父親が放った言葉とが、奇妙な重なり合いを見せ始め…!? 他、2編を収録!! ●その他の登場人物/桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター。黒崎からは“親爺”と呼ばれる)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、鷹宮(政和大学法学部助教。若くてイケメン。氷柱をめぐって、黒崎に興味を持つ)、神志名(上野東署・知能犯係警部補。研修中のキャリアであるにも関わらず、詐欺事件の捜査に乗り出す)
▼第1〜2話/二重詐欺(前・後編)▼第3〜5話/運送詐欺(前・中・後編)▼第6〜9話/必勝法詐欺(I〜IV)▼第10話/当選詐欺(前編) ●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”) ●あらすじ/息子に電話で頼まれ、300万円を銀行に振り込んだ老婆・葛飾。だがその直後、本物の息子を名乗る別の電話で、それが詐欺だと知らされ、口座封鎖の保証金として100万円を預けるよう頼まれる。しかしこれも詐欺師の仕業で、彼女は計400万もの大金を奪われるが、そこに弁護士の“園崎”と名乗る男から電話が…(第1話)。 ●本巻の特徴/“クロサギ”と呼ばれる男・黒崎。彼は、人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師“シロサギ”のみを喰らう最凶の詐欺師。詐欺で家族を失った彼の復讐は未だ終わらない…。戦慄の詐欺サスペンス、待望の新シリーズ開幕!! ●その他の登場人物/桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター。黒崎からは“親爺”と呼ばれる)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、神志名(上野東署・知能犯係警部補。研修中のキャリアであるにも関わらず、詐欺事件の捜査に乗り出す)
▼第208〜210話/ヘッドハンティング詐欺(前・中・後編)▼第211〜219話/M&A詐欺(I〜IX)▼シロサギ・データ・ファイル ●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター)、神志名(上野東署・知能犯係警部補。研修中のキャリアであるにも関わらず、詐欺事件の捜査に乗り出す)、御木本(巨大シロサギグループのボス。黒崎の父親を破滅させ「クロサギ」を誕生させた張本人) ●あらすじ/黒崎の今回の標的は、企業の次長・部長クラスの人間を狙い、ヘッドハンティング詐欺を行っている露木。カモからは移籍が決まるまで保証金が必要と言って騙し取る一方、同時にその会社で優秀な人材であるカモの社内信用を失墜させ、狙った企業を弱らせるという別の目的もあった。前者はともかく、後者は露木にとってなんの旨味があるのだろうか? 果たしてその詐欺の実態とは…!?(第208話) ●本巻の特徴/ヘッドハンティング詐欺を使って優秀な人間を弾き飛ばし、弱らせた企業をさらに“提携、買収、合併”を使って喰い潰す「M&A詐欺」。この巨大詐欺の背後に、宿敵・御木本がいることを知った黒崎は…? 戦慄の詐欺サスペンス、衝撃の完結巻!! シリーズ完結巻!
▼第153〜155話/レンタル詐欺(前・中・後編)▼第156〜163話/NPO法人詐欺(I〜VIII)▼シロサギ・データ・ファイル●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター)●あらすじ/すでに200万もの借金のある男が、最後の頼みで訪れた金融業者・スターライトファイナンス。応対に出た社長の深見はいったん融資を拒否するが、男がカモと見るや、あることを提案してきた。それは、高級腕時計を月々4万円でレンタルし、それを質屋に流して現金を得るというもので…(第153話)。●本巻の特徴/黒崎は復讐のため、新たな詐欺をもくろむ大物詐欺師・御木本を追って福岡へ! 精巧に仕組まれた詐欺計画に、どう切り込む…!? 表題作「NPO法人詐欺」ほか、全2編収録!!●その他の登場人物/御木本(黒崎の家族を詐欺によって死に追いやったシロサギ)、神志名(上野東署・知能犯係警部補。研修中のキャリアであるにも関わらず、詐欺事件の捜査に乗り出す)
▼第142〜144話/デビュー詐欺(前・中・後編)▼第145〜152話/テナント契約詐欺(I〜VIII)▼シロサギ・データ・ファイル ●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター) ●あらすじ/俳優・歌手・モデルなど、芸能界にデビューさせると持ちかけて金銭を騙し取る「デビュー詐欺」。今回の被害者・神原えりかは、20代前半で自意識が強く自信家、容姿もまあまあという、まさにカモの典型のような女性。彼女を言葉巧みに騙し、50万ものネックレスをローン契約させたシロサギの手口とは…?(第142話) ●本巻の特徴/バブル時代に莫大な遺産を相続しながらも、巨額の借金に追い詰められた大学教授・三好。あまりにも世間知らずであったために、銀行や身内にまで喰い物にされていき…? 実話を基に構成された表題作「テナント契約詐欺」全8話ほかを収録! ●その他の登場人物/白石陽一(大企業を専門に狙う用意周到なシロサギ。たびたび黒崎の前に立ちはだかる)
▼第120〜122話/贈答詐欺(前・中・後編)▼第123〜130話/倒産詐欺(I〜VIII)▼シロサギ・データ・ファイル ●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター) ●あらすじ/会社社長に高価な印鑑を贈って近付き、相手が実印登録したところで偽の契約をタテに金を搾り取るシロサギ、石垣と鷹尾。桂木からの情報で、鷹尾がいつも同じ高級クラブでカモを物色していることを知った黒崎は、IT系ベンチャー社長になりすまして罠を張ることに…(第120〜121話)。 ●本巻の特徴/簡易詐欺で登場したシロサギが、過去に日本経済を大きく揺るがすに至った計画倒産詐欺と深く関わっていることが判明! そして、黒崎が桂木の過去に触れる衝撃巻!! ●その他の登場人物/神志名(上野東署・知能犯係警部補。研修中のキャリアであるにも関わらず、詐欺事件の捜査に乗り出す)
▼第109〜111話/訪問販売詐欺(前・中・後編)▼第112〜116話/裁判詐欺(I〜V)▼第117〜119話/生命保険詐欺(前・中・後編)▼シロサギ・データ・ファイル●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター)●あらすじ/今回のシロサギは、訪問販売詐欺を働く猪野村香。化粧品会社の訪問販売員として、幼い子供を持つ主婦を標的に“個人的な関係”を構築することで、その心の隙間に入り込む女詐欺師である。彼女の手口は、会社の方針で詐欺まがいのことをするのではなく、会社を利用して自分一人に儲けが来るようにするのだが、果たしてその手段とは…?(第109話)●本巻の特徴/法律は正しい人間を守るためのものじゃない。シロサギに対抗するには“自分の掟”で戦うしかないんだ! 表題作「裁判詐欺」では、中小企業を罠にかけ損害賠償裁判で金を搾り取る二人組に、黒崎が真っ向から対決!!
▼第98〜101話/トリック詐欺(I〜IV)▼第102〜108話/巨額投資詐欺(I〜VII)▼シロサギ・データ・ファイル ●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター) ●あらすじ/氷柱の父・辰樹は、家庭を顧みず、金に困ったときだけせびりに来る甲斐性のない男。ある日、そんな辰樹がふらっと氷柱の前に現れ、ネットでブランドショップ事業を始めるのに必要な10万円を貸してほしいと言ってきた。これまでの経緯から、一度は断った氷柱だが…? 一方、次に喰うべきシロサギの情報を得るため、桂木の元を訪れていた黒崎だが、そこで渡されたのはなんと辰樹の写真で…(第98話)。 ●本巻の特徴/初めての7話構成となる表題作「巨額投資詐欺」では、投資ファンド、インサイダー取引等に関わる、現実に2006年の日本を席捲した闇に鋭く斬り込む!! ●その他の登場人物/早瀬(桂木の直属の部下でボディーガードの役割も果たす)
▼第87〜89話/募金詐欺(前・中・後編)▼第90〜94話/粉飾決算詐欺(I〜V)▼第95〜97話/共犯詐欺(前・中・後編)▼シロサギ・データ・ファイル ●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター) ●あらすじ/ある団体が街頭で戦災孤児のための募金活動をしていた。黒崎の次のターゲットはこの団体の元締め・大田原和磨。彼は慈善事業を名目に募金活動をし、集めたお金を横領する募金詐欺師。彼の手口は、まず街頭スタッフに署名を募らせ、相手の自尊心をくすぐった上で募金も払わせるよう仕向け、さらに署名で得た個人情報をも売り物にするというもので…(第87話)。 ●本巻の特徴/ライブドア捜査よりも4か月も前に本誌に掲載され、大反響を引き起こした「粉飾決算詐欺」を収録。作品のリアリティーと取材の綿密さを改めて証明する形に! 黒崎を敵視するキャリア警部補・神志名の動向にも注目!! ●その他の登場人物/神志名将(上野東署・知能犯係警部補。詐欺師を憎み、執拗に黒崎を追う)
▼第76〜78話/身分詐称詐欺(前・中・後編)▼第79〜83話/不動産詐欺(I〜・)▼第84〜86話/出張ホスト詐欺(前・中・後編)▼シロサギ・データ・ファイル●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター)●あらすじ/税務署や裁判所、警察署などの職員になりすまし、窓口を訪れた人々に声を掛けては、数万単位で金を騙し取る“身分詐称詐欺”のシロサギ・副島洋。最初、桂木からこのネタを紹介されたときは乗り気でなかった黒崎も、副島の勝ち誇った顔を見るにつけ次第にやる気になり…(第76話)。●本巻の特徴/表題作「不動産詐欺」では、黒崎が欠陥住宅を販売する大手住宅会社「京創住宅」から、大金を奪うべく動き出す。だが、またしてもライバル・白石に先を越され、苦戦を強いられることに…!!●その他の登場人物/副島洋(公的機関で身分詐称して困っている客に近寄りお金を騙し取るシロサギ)、星谷澄子(設計事務所の社長。黒崎にシロサギのネタを持ち込んだ)、白石陽一(大企業を専門に狙う用意周到なシロサギ。たびたび黒崎の前に立ちはだかる強敵)、船場幸二(「竜宮城サービス」代表。出張ホスト詐欺のシロサギ)
▼第65〜67話/絵画販売詐欺(前・中・後編)▼第68〜72話/ネット詐欺(I〜・)▼第73〜75話/内職詐欺(前・中・後編)▼シロサギ・データ・ファイル●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター)●あらすじ/街頭で通行人を勧誘し、リトグラフと称して全く価値のないコピーを売りつける“絵画販売詐欺”。この日もバイトの女性を使い、会社員の男性に80万ものローンを組ませることに成功した「ギャラリー・オリンピア」店長・逢沢京子は、そんなシロサギのひとりだ。そして黒崎は、いつものようにシロサギを潰すべく、桂木から逢沢の情報を手に入れて…(第65話)。●本巻の特徴/表題作「ネット詐欺」では、アメリカから上陸した大型詐欺“フィッシング詐欺”が登場! 巧妙に作り上げた偽の銀行サイトを使い、暗証番号などの個人情報を流出させるという新手のハイテク犯罪に、黒崎はどう立ち向かう…!?●その他の登場人物/吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、神志名(上野東署・知能犯係警部補。研修中のキャリアであるにも関わらず、詐欺事件の捜査に乗り出す)、石倉靖(警視庁生活安全部ハイテク対策総合センター警部。神志名と詐欺事件を捜査している)、逢沢京子(ギャラリー・オリンピア店長。32歳。絵画販売詐欺で稼いでいるシロサギ)、檜山康弘(自称・桧商会代表、42歳。ネット詐欺やワンクリ詐欺[クリックしただけで高額な入会金を請求する詐欺]をしているシロサギ)、江守公雄(通販会社の「一途会」社長。内職詐欺のシロサギ)
▼第44〜46話/宝石詐欺(前・中・後編)▼第47〜51話/ODA還流資金詐欺(I〜V)▼第52〜54話/見本詐欺(前・中・後編)▼シロサギ・データ・ファイル●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種"シロサギ"のみを標的にする詐欺師。通称"クロサギ")、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター)●あらすじ/今回、黒崎のもとを訪れたシロサギ被害者は女子大生・江口。銀座を歩いていた最中、清水という老紳士から「娘の誕生日に送る指輪を一緒に選んで欲しい」と声をかけられた彼女は、二人で宝石店へ。そこで清水は店員に江口を自分の娘であるように思わせ、彼女を店に残したまま「太陽の光で石を確認したい」と言って、まんまと指輪を持ち去ってしまった。それを聞いた黒崎は…!?(第44話)●本巻の特徴/"御前"率いる大ベテランの詐欺グループが、大手の杉森鉄鋼に「ODA(政府開発援助)還流資金」の話を持ちかけ、巨額の手数料を騙し取ろうと企てていた!! その計画を崩そうとする黒崎を、逆に利用して"御前"グループを潰そうとする人物が現れて…!? 上記、表題作ほか3編を収録。●その他の登場人物/吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、清水忠幸(カゴ抜けして盗んだ宝石を自らブローカーとなって売り捌くシロサギ)、西園寺公成(さいおんじ・きみなり。資金詐欺で得る巨額な手数料を騙し取るシロザギグループの中心人物。通称"御前")、白石陽一(大企業を専門に狙う変わり種の"シロサギ") 、村西忠弘(高級時計専門の見本詐欺を行なうシロサギ)
▼第33〜35話/霊感商法詐欺(前・中・後編)▼第36〜40話/共済組合詐欺(I〜V)▼第41〜43話/紹介屋詐欺(前・中・後編)▼シロサギ・データ・ファイル●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種"シロサギ"のみを標的にする詐欺師。通称"クロサギ")、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター)●あらすじ/急死した夫が遺した1億円もの資産。夫が悪人ではないと信じたい一方で、不正な手段で得た大金なのではと不安がる妻は、霊能力者の鏡見に相談をもちかける。すると鏡見は「その金で誰かを幸せにすれば、金についた災厄は浄化される」と言葉巧みに説きふせ、それを信じた彼女は1億全額を渡してしまった。そんな母親を見かねた娘が、黒崎に金を取り返して欲しいと依頼する(第33話)。●本巻の特徴/市町村合併により消滅する「岩井事町」の名を残そうと設立された「いわいごと共済組合」。しかしその実態は、有力町会議員を後ろ盾に組合詐欺師・佐高が企てたマルチ商法だった!? 禁止法のないこの共済に、クロサギはどう出るか!? また、クロサギを目の敵にする神志名の出生の謎も語られる!!●その他の登場人物/鏡見理(霊能力者を称するシロサギ。お金にまつわる厄介の相談に乗り、そのお金を浄化するために特殊口座に移させて巻き上げる詐欺師)、佐多博道(投資詐欺のシロサギ。"ねずみ講"とよく似た悪徳商法"マルチ"によって作られた共済組合で、巨大なお金のピラミッドの頂点に君臨する)、神志名(上野東署・知能犯係警部補。黒崎を敵視している)、川本栄一(紹介屋詐欺を専門とするシロザギ。主に債務を抱えた主婦から金をだまし取るシロサギ)