2003年11月発売
舞台は英国。吸血鬼による暴虐な事件が横行していた。そこで結成されたのが、反キリストのバケモノを狩る機関 王立国教騎士団 通称「HELLSING機関」。その一員である主人公 アーカードは吸血鬼討伐のエキスパート。彼自身も吸血鬼であり、銃で撃たれようと、首をもがれようとその肉体は不死身。事件に巻き込まれ吸血鬼の体となってしまったセラス・ヴィクトリアも機関に加わり、団長 インテグラルの指揮のもと、今日も吸血鬼事件の鎮圧に向かう。
▼第1話/夢の終わり▼第2〜3話/約束の明日[前・後編]▼第4〜5話/人魚の傷[前・後編]●主な登場人物/湧太(元は漁師。人魚の肉を食べ500年間不老不死のまま生き続けている)、真魚(まな。人魚の里で育てられた少女。いけにえにされる所を湧太に救われ一緒に旅をする。気の強い娘)●あらすじ/旅の山中で、土砂崩れで生き埋めになってしまった湧太と真魚。だが不死身の湧太は、地元の猟師に供養されている途中で甦った。ところが、やはり不老不死であるはずの真魚の姿が見当たらない。自分の身の上を語り、真魚の行方を聞く湧太に、猟師はもう生きてはないだろうと語る。その山中には「大眼(おおまなこ)」という化け物がいて、日夜人を食い殺しているというのだ…(第1話)。●本巻の特徴/第2〜3話「約束の明日」では、60年前に湧太と想いを寄せ合い、今は死んだはずの苗という女性が60年前の姿のまま現代に生き返った。彼女の家にあった“人魚の灰”と、彼女の婚約者だった男に関わりが…!? 表題作「人魚の傷」では、以前、湧太と真魚が旅の途中で知り合った母親を訊ねて一人旅をする子供・真人と再会する。本巻も全話を通して不老不死をもたらす人魚の肉をめぐる、切なく哀しい物語が描かれる。
手の甲に円状のコブを持つ不思議な少年ジン。続発する怪事件を背景に、謎の老人がジンのことを探し始めた…。ある日、ジンの前に突然、異形の殺人鬼が出現。それまでの平穏な日常は激変する。人知を超えた殺人鬼の力を前にジンは!? 壮大な物語が、今始まる…!!
中学生になった小葉は、偶然ジンに再会。幼い頃の記憶とは別人のような態度にとまどう。いっぽう、連続放火事件の現場で、ジンは小葉の兄コウガと出会いを果たす。燃えさかる炎の中でふたりは…!? 少しずつ覚醒するジンの力の正体とは!? やがて、ジンは運命の大きな波に呑まれていく…。
▼第1話/CONTACT▼第2話/ENCOUNTER▼第3話/CONTACT II▼第4話/DISTANCE▼第5話/PROGRESS▼第6話/CONCENTRATION●主な登場人物/長門(ごく普通の高校生。偶然マリアの秘密を知り、関わることになる)、マリア・クランドル(アメリカから長門の近所に引っ越してきた。一見普通の女の子だが…)●あらすじ/長門が住む街にあるお化け屋敷のような家に何者かが引っ越して来た。その直後、長門は間違って自分の家に届いた郵便物をその屋敷に持って行く羽目になってしまう。心細さから長門は友人のクワオに同行してもらうが、その屋敷の主らしき白衣姿の男は、2人を強引に家の中へ招き入れる。そこで2人はとんでもないモノを…!?(第1話)●本巻の特徴/お化け屋敷に引っ越してきたのは、科学者らしきフランク・クランドルと名乗るアメリカ人とその娘・マリア。しかし家の中にはなんだか怪しいものがいっぱい。その上、長門たちの高校に転入してきたマリアは、ただの女の子ではなかった…!! 読み切り、雑誌消滅、打ち切り…と、不遇な運命をたどった幻の作品が遂に復活。復刊記念書き下ろしや、お蔵出し設定資料集などの充実したおまけも収録。●その他登場人物/明彦(通称・クワオ。長門の幼なじみでご近所さん。長門と共にマリアの秘密を知る)、フランク・クランドル(マリアの父。科学者らしいが…)