2007年2月28日発売
▼第1話/道成寺▼第2話/複合遺跡▼第3話/虫めずる姫君 ●主な登場人物/宗像伝奇(むなかた・ただくす。東亜文化大学で民俗学の教鞭を執るかたわら、日本各地に伝わる神話、伝説の謎や由来を解明している) ●あらすじ/世に名高い悲恋の物語、道成寺の安珍清姫伝説。旅の僧・安珍に恋をした庄屋の娘・清姫がその叶わぬ恋に身を焦がし、蛇となって道成寺まで安珍を追いかけたという話である。ある日、その舞台となった和歌山県の日高川から、道成寺のものではないかと噂される鐘が発見された。現場に赴いた宗像は、そこで鐘の発見者である女性ダイバー・早鷹渚と出会う。渚の面影に、宗像はある女性のことを思い出すが…(第1話)。 ●本巻の特徴/民俗学研究の第一人者・宗像伝奇教授が、神話・伝承に隠された更なる謎を解く! 道成寺に伝わる2つの物語・安珍清姫伝説と髪長姫伝説…そのルーツには一人の女性のドラマがあった!! 歴史に埋もれた事実が次々と符合し合う「道成寺」ほか、全3編を収録!! ●その他の登場人物/忌部捷一郎(宗像を目の敵にしている歴史研究家)、忌部神奈(女性史研究家であり、また神木鑑定家、温泉評論家でもある。忌部捷一郎の妹)、宗像瀧(宗像の姪。巫女をしていたが現在は宗像の研究を手伝っている。三姉妹の末っ子)、宗像樹・瑞(いつき・たぎり。宗像の姪で瀧の姉たち。実家の海照火明神社で巫女をしながら神社を守っている)
▼第1話/断罪のクワガタムシ▼第2話/カイコガの意匠▼第3話/カイコガの反目▼第4話/コオロギの葬送曲▼第5話/コオロギの鎮魂歌▼第6話/コオロギの断末魔▼第7話/トビバッタの黙示録▼第8話/ダーウィンの箱船▼第9話/ファーブルの庭 ●主な登場人物/羽生涼平(通称、ファーブル。昆虫が大好きな鑑識官)、城島アンリ(副総監の娘でキャリア。羽生の実力は買っているが極度の昆虫嫌い) ●あらすじ/殺人現場の里山を捜査中に、バラバラ殺人の真犯人と遭遇してしまった羽生たち。羽生の機転もあり、チェーンソーで襲われ絶体絶命のアンリを救うことには成功するが、惜しくも犯人は取り逃がしてしまう。同じ現場で容疑者と目されていた男が死体で見つかったことから、捜査は振り出しかと思われたが…!?(第1話) ●本巻の特徴/ファーブルVS史上最強のテロリスト・ダーウィン、運命の最終決戦! 連続爆弾テロ、CIAの介入など、事態はかつてないスケールに! 必見のクライマックス!!
▼第1話/サンタのプレゼント▼第2話/新年酒宴▼第3話/魔法のマッチ▼第4話/南極物語▼第5話/チャルメラ▼第6話/懸賞旅行▼第7話/羽衣(はごろも)伝説▼第8話/ランドセル▼第9話/ごはんですよ!▼第10話/三丁目観光ツアー▼第11話/消えた子猫▼第12話/トロリーバス▼第13話/虹(にじ)▼第14話/三丁目のドラキュラ▼第15話/下駄(げた)の一生▼第16話/縁台将棋▼第17話/終戦記念日 ●あらすじ/子供たちが心待ちにしているクリスマス。家が貧しいため、プレゼントをもらったことがないしげ子ちゃんは、友達から「枕元に靴下を置くとサンタさんがやって来る」と聞き、それを信じて楽しみに待っていた。そんな姿を見た兄の勝男は、自分がサンタになろうと決意して…(第1話)。▼三丁目の猫たちの一大イベントである恒例の新年会。今年の宴会場所はお酒もつまみもたっぷりある三河屋酒店に決まり、猫たちの楽しいひとときが始まる。だが、するめを食べたみんなが、突然腰が抜けたようになってしまい…!?(第2話) ●本巻の特徴/貧乏で母も失踪、嫌々ながらも酒飲みの父と弟の面倒を懸命に見ていたチエミだったが…表題作「虹」ほか、ゴールデンウィークに三丁目にやってきた不思議な観光客たちと、三丁目の人々との交流を描いた「三丁目観光ツアー」など、今回も心温まる全17話を収録!! ●その他のDATA/昭和30年代風物誌〜ミルクのみ人形・セルロイド製キューピー(第1話)、マッチ(第3話)、チャルメラ(第5話)、粉シャンプー(第6話)、ベーゴマ(第10話)、トロリーバス・日光写真(第12話)、神風タクシー(第14話)、下駄(第15話)、大道将棋(第16話)、戦争ごっこ(第17話)
▼第1話/人質の交換!?▼第2話/奇跡の大河で…!?▼第3話/やり残したこと!?▼第4話/通夜の客▼第5話/謎の微笑!?▼第6話/狼少年の正体は!?▼第7話/突然の訪問者▼第8話/ヘッドハンティング!?▼第9話/弁当箱の中身は!? ●主な登場人物/浜崎伝助(通称・ハマちゃん。鈴木建設の万年ヒラ社員で大の釣りバカ。社長代行の秘書から、古巣の営業三課に)、鈴木一之助(通称・スーさん。鈴木建設の社長。伝助の影響で釣りバカに)、佐々木和男(かつて伝助がいた営業三課の元・課長。社長代行から常務取締役に) ●あらすじ/鈴木建設との交渉が失敗に終わり、武装集団の指揮官である大佐は、ハマちゃんを処刑すると言い出した! ハマちゃんと心を通わせ始めた、頼みの綱のアミーも町へ出発してしまい、ハマちゃん絶体絶命の大ピンチ! そんな中、解決に頭を悩ませるスーさん一行のもとに現れたのは…!?(第1話)▼アミーのおかげで解放されることになったハマちゃんだが、幻の巨大魚・ピラルクーを見たいと言い出して帰ろうとせず、この理解不能の行動に大佐のイライラは頂点に!! そこへアミーが戻ってきて、ハマちゃんはなんとか無事、スーさんたちのもとへ帰っていくのだが…(第2話)。 ●本巻の特徴/アマゾンで誘拐されたハマちゃん。佐々木さんのおかげで身代金交渉が超難航!? そして新たな危機到来!! 米国の巨大企業が鈴建の敵対的買収を画策し、TOB(株式公開買い付け)を宣言! 釣りバカコンビ、世界規模で大活躍…!?
▼第1話/最後の研修先▼第2話/追想▼第3話/ルールとシステム▼第4話/絶望の中で▼第5話/すれ違い▼第6話/それぞれの闘い ●主な登場人物/斉藤英二郎(永禄大学附属病院の研修医。現在、最後の研修先・泌尿器科で研修中) ●あらすじ/まもなく永大での研修期間を終える斉藤の、最後の研修先は男性性器に関わる病気を扱う「泌尿器科」。指導医・近藤は女性だが、包茎である斉藤の皮を切りたいと言ったり、手術のさい「前立腺なんて年を取れば全員取っちゃえばいい」とつぶやくなどデリカシーがない。そんなある晩、彼女の皆川を駅まで送った斉藤は、帰り道に先輩の看護師・赤城が透析クリニックに通院する姿を偶然見かけて…(第1話)。 ●本巻の特徴/赤城が腎不全を患っていることを知った斉藤は、彼女を救う唯一の手段“臓器移植”と向き合うことに! 「医者って一体、なんなんだ?」…その切実な自問から始まった斉藤の闘いは、いよいよ核心へ!! ●その他の登場人物/皆川(斉藤の恋人。永大附属病院の看護師。NICU[新生児集中治療室]勤務)、赤城カオリ(永大附属病院の看護師。手術部勤務。斉藤にとっては先輩に当たる)、近藤ムツミ(永大附属病院泌尿器科の医師。斉藤の指導医)