2008年2月29日発売
▼第1話/赤の記憶▼第2話/砂鉄八犬伝▼第3話/吉備津の釜 ●主な登場人物/宗像伝奇(むなかた・ただくす。東亜文化大学で民俗学の教鞭を執るかたわら、日本各地に伝わる神話、伝説の謎や由来を解明している) ●あらすじ/誰もが知っている童話「赤ずきん」。ハッピーエンドとして伝えられるこの話だが、グリムが脚色するより前の話では、残酷で血なまぐさいものだった。宗像たちは「赤ずきん」に似た話を伝えるという老婆を訪ね、東北の山深い村を訪れる。だが、奇しくもその老婆は亡くなった直後で、村内には異様な空気が漂っていて…(第1話)。 ●本巻の特徴/「赤ずきん」と「カチカチ山」の恐ろしい話、ヤマトタケルの進攻ルートと砂鉄産地の関連性…。宗像が真実の扉を開く第7集!! ●その他の登場人物/忌部捷一郎(宗像を目の敵にしている歴史研究家)、忌部神奈(女性史研究家であり、また神木鑑定家、温泉評論家でもある。忌部捷一郎の妹)、宗像瀧(宗像の姪。巫女をしていたが現在は宗像の研究を手伝っている。三姉妹の末っ子)、宗像樹・瑞(いつき・たぎり。宗像の姪で瀧の姉たち。実家の海照火明神社で巫女をしながら神社を守っている)
▼第62話/ハート炎上・▼第63話/記憶の泡▼第64話/胸先三寸・腹ひとつ▼第65話/十字君遠征▼第66話/異形ノ再会▼第67話/刹那スキル▼魔のおまけ ●主な登場人物/カイマン(魔法で爬虫類の頭に変えられた男。かけられた魔法を解こうとしている)、ニカイドウ(カイマンの友達。「ホール」で食堂を経営している。武道の心得もあるし、実は「時を操る魔法使い」) ●あらすじ/煙の前に、抵抗虚しく敗れてしまったカイマン。さらに、カイマンをかばおうとしたときに浴びた煙の魔法の傷が完治しないニカイドウは、肉体が内側から腐ってしまい、みるみる弱っていく。同じ頃、十字目の屋敷で捕らえられている栗鼠のもとへ、カイマンの肉体から離脱した栗鼠と全く同じ容姿の影が現れる。謎の影は、驚く栗鼠の身体に侵入して…!?(第62話) ●本巻の特徴/ついにカイマンの素顔が露見する? そして明らかになる煙の暗い過去。そして、そして…激震止まぬ最新集!! ●その他の登場人物/藤田(相方・松村とホールに魔法の練習に来て、カイマンに襲われた)、煙(“魔法使いの世界”の大立者。一家を構え、有能な魔法使いを従えている。二階堂にご執心)、恵比寿(爬虫類の魔法を使う。ケムリで作られた自分の複製と闘って瀕死の重傷を負い死亡)、心(煙の雇った殺し屋。先輩格。何でもバラす)、能井(煙の雇った殺し屋。後輩格。こちらは何でも直す)、栗鼠(カイマンの口の中の男。元・十字目の一味らしいが、煙に生首で発見され復活)、十字目残党の皆さん(ボスを失った今、内職しながらボスの帰還と組織復活の日を信じて細々と暮らしている)、 カスカベ(「ホール」の世界の魔法の研究者。魔法で少年の姿に変えられた)