制作・出演 : リチャード・ハリス
南フロリダの港町に一人で暮らすフランク(R・ハリス)は、20歳の頃、ヘミングウェイと腕相撲をしたことがあると自慢し、75歳になった今でもトレーニングをしている陽気な元船長。キューバ出身で30年間床屋を営んでいたウォルター(R・デュヴァル)は、お気に入りのウエイトレス、エレーン(S・ブロック)にベーコンサンドを2つ頼み、1つは昼に公園で食べるのを日課にしている物静かな老人。ある日、公園で少年野球を観戦していたフランクが、クロスワードパズルをしていたウォルターに声をかけたことから正反対の二人の交流が始まる。子供のように裸で川で泳ぐフランクとウォルター、ウォルターがフランクの髪を切り、身だしなみを整えるまでのやり取り、エレーンをとバス停で待つウォルター、そしてフランクが告げたやりきれない寂しさに寄り添おうとする大家のヘレン(S・マクレーン)の姿・・・人生の晩年を迎え、孤独とそれぞれの事情を抱える老人たちの心の交流を、『愛は静けさの中に』(86)の女流監督、ランダ・ヘインズが温かなまなざしで描く。
クリント・イーストウッドの製作会社が送り出す本作は、希望と救済を描く心温まる物語。ロバート・デュバルが熟達した演技を見せ絶賛を浴び、この役は彼の数ある当たり役のひとつに加わった。
1870年代の炭坑で、アイルランド移民の男たちは秘密結社モリー・マガイアを組織した。ある日ジェームスという男が組織に入ったが、彼は警察のスパイだった……。熱い男たちの生きざまを描いたヒューマン・ドラマ。
かつては悪事の限りを尽くしたが、今は農夫として静かな生活を送っているウィリアム。彼は若いガンマンに賞金稼ぎの話を持ちかけられ、子供のためを思い引き受けるのだが……。熱き男たちのドラマが展開する西部劇の傑作。
ジュネーヴの国際保健機構に乗り込んだゲリラの内の1人が感染性の強い病原菌に感染。ストックホルム行きの列車に乗り込み、逃走を図る彼を、アメリカ陸軍大佐が追撃する。イタリア・イギリス・西ドイツ合作のサスペンス映画。