制作・出演 : 佐藤允
松本清張の原作を園まり主演で映画化したミステリー・ロマン。専務の娘と結婚したものの窮屈な日々を送る鈴木良平が、純情な雪子と出会い、惹かれ合う。だが彼女に服役中の夫がいると知り、雪子を殺そうとする……。
真珠湾攻撃からミッドウェイ沖海空戦の敗北までを描いた松林宗恵監督、1960年度製作の超大作。特撮を駆使して撮影された壮絶な海空戦シーンは円谷英二が演出。出演者も三船敏郎ら豪華な顔ぶれだ。
太平洋戦争後、満州から帰国した宗道臣は香川県多度津で少林寺拳法を創始する。禅の精神修養と護身を目的とするこの拳法は、多くの若者たちの心をとらえていき……。千葉真一が若き日の宗道臣に扮した実録アクション。
孤高のハードボイルド作家・大藪春彦の原作に基づく映画作品の数々をボックス化。一匹狼殺人者の完全犯罪を描く『野獣死すべし』を筆頭に、『拳銃よさらば』『野獣都市』『野獣死すべし 復讐のメカニック』の4作品を同梱する。
大藪春彦の処女小説を、当時26歳の仲代達矢主演で映画化した衝撃のハードボイルド。強靭な体と射撃術、冷徹無比な頭脳を持つ大学院生・伊達邦彦が完全犯罪の妄想を抱き、自分の夢のために次々と殺人を犯していく姿を描く。
東宝映画の顔であった加山雄三を主演に据えた戦争映画。第一次世界大戦の勃発と同時に、日本もドイツ帝国に宣戦布告した。だが、ドイツのビスマルク砲台は難攻不落。そこで4人の勇士を乗せた戦闘機が、命がけの攻撃に出る。
第二次世界大戦末期の北支戦線を舞台に、西部劇的なスピード感あふれる演出が斬新な印象を与えた痛快娯楽作。岡本喜八ならではのダイナミズムとニヒリズムが反戦映画としての側面もかいまみせる。
『独立愚連隊』の続編として制作されながらも、前作を上回るスケールの大作に。前作同様、北支戦線を舞台に“喜八タッチ”といわれた演出が光る。当時新人だった加山雄三の出演なども話題に。
北支戦線を舞台に、戦争の最前線に投じられた型破りな曹長が率いる少年軍楽隊と紅一点の慰安婦がおりなすアナーキズムに満ちたアクション。岡本喜八ならではのユーモア、スピーディな演出などが楽しめる。