0093女王陛下の草刈正雄
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TBS1974年『沖田総司』、1980年『復活の日』、1982年『汚れた英雄』……そして2007年。いま、かつてない草刈正雄が我々の前に姿を現す! 俳優・草刈正雄は世を偲ぶ仮の姿。彼の正体はシークレット・エージェント『0093 女王陛下の草刈正雄』だった!
敵はIT社会を蹂躙する現代のメディア王。洗脳によって世界を支配しようとする魔の手は、草刈正雄とその愛する家族にもアフぃぃーっと忍び寄っていた。もう後戻りはできない。愛する娘と日本の平和を守るため、そして猿とバナナと宇宙人のために、行けマサオ! 草刈正雄史上、最もおバカな戦いの火ぶたが切って落とされた!
【ストーリー】
二枚目俳優の草刈正雄(草刈正雄)は押しも押されぬ大スター。だがそれは世間をあざむく表の顔。真の正体は女王陛下の元で働く諜報部員、その名もコードナンバー”0093”だった! 木を隠すなら森の中。敢えてマスコミに素顔をさらすことで、スパイである身分を隠すために始めた芸能活動だったが、意外にも天性の才能を発揮し、草刈自身も自分がスパイである事実を忘れかけていた。
しかしある日、20年ぶりに女王様からの指令が下る。新たにテレビ局を開局するIT企業社長の三輪嘉門(嶋田久作)が、英国の研究所から盗まれた洗脳信号ディスクを手に入れ、電波を通じて全国の視聴者を洗脳する陰謀をたくらんでいるというのだ。問題のCDを奪回し、悪による世界征服を防ぐため、三輪の元へ出向く草刈。そんな彼を、日刊スポーツの記者である霧島ハルキ(黒川芽以)が、スクープを狙って追いかけていた……。
一方、草刈の愛娘・草刈麻有(麻有)は父親の反対を押しきって女優を目指し、三輪の会社のイメージガールに選ばれていた……。愛する娘を守るため、そしてスパイとしての使命を全うするため、スターとして、スパイとして、父として、草刈正雄はたった一人で巨大な陰謀に立ち向かう!