映画むすび | 2005年12月22日発売

福井晴敏のベストセラー小説を、自衛隊の協力を得て完全映画化した本格海洋サスペンス。監督は『どついたるねん』など、男らしい作風に定評のある中堅、阪本順治。

人気ホラー・シリーズの第5作。今作ではチャッキーの子供が登場し、人気ホラー映画のパロディも満載に描く。女優ジェニファー・ティリーが本人役で出演しているのも見逃せない。

短編『逃亡』と小説『佐渡流人行』、松本清張の原作2編を合わせて脚本化した佐田啓二主演のサスペンス。江戸の治安のため、幕府は無数の無宿人たちを佐渡へ送る。だがそこは地獄同然で、無宿人たちの脱出劇が始まる。

大学生の宗三は、兄の別れた妻・美奈子と不倫している。3ヵ月に1度の逢瀬に激しく燃える2人だったが、やがて破局し、エゴが殺意に変わる。濃密な愛欲シーンと男女の深層心理の描写が交錯する、岩下志麻主演サスペンス。

ヒロイン・久美子は、終戦前に客死した父が愛した大和路を旅していた。だが訪れた寺院で、亡父そっくりの筆跡を発見する…。戦争末期に、自身のすべてをかけて祖国を救った外交官の、衝撃の運命を描いた竹脇無我主演作。

赤字続きの総合病院の院長戸谷は、資産家の女に近づいては金を巻き上げその穴埋めをしていた。そして妻との離婚交渉を進め美貌のデザイナーとの結婚を望むが、彼自身も落とし穴にはまっていく。

九州で起こった3億円保険金殺人事件をヒントにした松本清張の小説を、『八甲田山』の巨匠が映画化したサスペンス。夫を殺したと思われる被告人・鬼塚球磨子に物的証拠はない。そんな状況下の検察と弁護側のせめぎ合いを描く。

円谷英二が特撮を担当した日本初の特撮SF映画。ある陰謀によって薬品会社研究員が透明人間にさせられ、犯罪を強要されるが……煙草を吸った透明人間の肺が浮かび上がるシーンなどに注目。