2006年5月26日発売
山口智子のデビュー作となったNHKの連続テレビ小説。野球が好きだった亡き父と弟の夢を受け継ぎ、後に“甲子園球児たちの母”と呼ばれることになる西宮の旅館女将の半生を描く。共演に唐沢寿明、西川弘志、藤山寛美ほか。
芥川賞に輝く庄司薫の小説を完全映画化した70年代青春映画。高校3年の薫は風邪で咳が止まらず、東大入試が中止になり、足の爪をはがして、愛犬は死んだ。そんなツイていない思春期の少年の、愛と困惑をリアルに描く。
隣家の主人・研二が見知らぬ女性と親しげに歩いているのを目撃した女子高生・亜矢子は、研二の妻に告げ口。そんな少女の言動が大人たちの生活を破壊していく。70年代アイドル、栗田ひろみ主演のショッキングな青春映画。
70年代を代表するフォーク・ソング「神田川」の世界をモチーフに、草刈正雄と関根恵子(現・高橋)のコンビが贈る青春映画。人形劇サークルの青年と美少女が出会い、同棲を始めるものの、貧しさと憔悴が2人を襲う。
文豪ツルゲーネフの名作「はつ恋」を、仁科明子、井上純一の顔合わせで映画化した文芸ロマン。隣家にやってきた金持ちの未亡人に恋をした16歳の少年は、彼女と自分の父親が付き合っていることを知り、苦悩することに……。
クレージー・キャッツの植木等を主演に据え、計10本製作された人気の“日本一の〜男”シリーズ第2作。祖父の伝記に影響された大ボラ吹きのごますり男が、出世街道をひた走る抱腹絶倒コメディ。
植木等主演で人気の“日本一の〜男”シリーズ第3作。上司にゴマをすれずに万年課長で終わった父親を反面教師に、ゴマをすりまくって出世する調子の良い男の姿をコミカルに描く。監督は古澤憲吾。
恐怖漫画の第一人者、楳図かずお原作の「赤んぼう少女」「うろこの顔」をモチーフにした1968年製作の特撮映画。孤児院育ちの少女が実の両親に引き取られることになるが、姉のベッドにうろこを発見して、恐怖に襲われる!
幻想的かつサイケデリックなビジュアルが伝説となった、1949年製作の怪奇特撮映画。物理学者・摩耶龍造の弟子が怪死したのをきっかけに、摩耶家で謎の連続殺人が起こる。犯人とおぼしき虹男の恐怖に、記者カップルが挑む。
小さな漁村に暮らす漁師シャキの悲願は、祖父や父、兄の命を奪った巨大クジラを倒すこと。だがそのクジラは鯨神と呼ばれ、何百人もを殺した悪魔の化身だった。『ウルトラQ』の的場徹が特撮を手がけた、勝新太郎主演作。
現代に生きる少年の悩みを痛烈なタッチで綴った直木賞作家・重松清の原作を、鬼才監督SABUが映画化。優等生の兄が大好きな甘えん坊の少年シュウジが、ヤクザものや娼婦と知り合い、兄が起こした放火事件を通して成長していく姿を描く。