映画むすび | 2019年9月20日発売

2019年9月20日発売

ともしびともしび

『さざなみ』『まぼろし』につづくシャーロット・ランプリング渾身の感動作! ひとりの女性が、もう一度“生きなおし”を図るまでの、哀しみと決意を追う人生最後のドラマ。 ■大女優<シャーロット・ランプリング>最新作!第74回ヴェネチア国際映画祭主演女優賞受賞! 本作は第74回ヴェネチア国際映画祭で主演女優賞を受賞したシャーロット・ランプリングの最新作である。 今やランプリングは、ヨーロッパ映画のみならずハリウッドの大作にも出演し、 数多の欧米のスターたちからも最大級のリスペクトを受けている稀有な存在だ。 とりわけ、失踪した夫の幻影に憑りつかれた人妻を演じた『まぼろし』(2000)が一大転機となり、 本格派女優としての新境地を拓いたことは記憶に新しい。 それ以降、近年では、結婚45周年を迎えた夫婦のあいだに、 不協和音のような取り返しのつかない亀裂が走る『さざなみ』(15)や、 『ベロニカとの記憶』(17)などの作品で、 老境にさしかかった女性の陰影深い心象風景を見事に表現し、その唯一無二な存在感は圧倒的である。 ■背負った罪は、二度と許されないのか?人生の終盤、誰もに訪れる後悔と失われた希望は、 それでもかすかな光を見出だしていく…『さざなみ』『まぼろし』に連なる、 <ある結婚の風景>を冷徹なまなざしで切り取った感動のドラマ! ベルギーのある小さな都市で、夫と慎ましやかに過ごしていたアンナ。 しかし、夫が犯した罪により、その生活はわずかに歯車が狂い始める。 「わたしはあの時、いったい何を失ったのだろう」-。 老境に入って、ささやかで平穏な日常、家族との結びつきを根こそぎ奪い取られてしまったヒロインが、破滅の淵から生還し、ふたたび“生きなおす”決意を遂げる感動的なドラマである。 そこには、40代で鬱病に苛まれ、さらには精神疾患で姉を失い、二度目の夫とは彼の不倫が原因で離婚するなど、 私生活において決して平坦ではなかったシャーロット・ランプリングという大女優の実人生が色濃く反映されているのは間違いなかろう。 ■アキ・カウリスマキ作品の常連で『ル・アーブルの靴みがき』の主役を務めたアンドレ・ウィルムといった実力派キャストが脇を固める! アンナの夫役を演じるのは、『ラヴィ・ド・ボエーム』(1992)でヨーロッパ映画賞助演男優賞を受賞し 、主役を務めた『ル・アーブルの靴みがき』(11)では同映画賞の主演男優賞にノミネートされたアンドレ・ウィルム。 犯罪を犯し、妻アンナを恐ろしい転換点へと追い詰めていく元凶という、 本作において大変重要なキーパーソンである夫を繊細に演じ、物語に一層の深みを与えている。 <収録内容> 【Disc】:DVD1枚 ・画面サイズ:16:9LBスコープサイズ ・音声:5.1chドルビー・サラウンド ・字幕:日本語字幕  ▽映像特典 日本版劇場予告編 ※収録内容は変更となる場合がございます。

家へ帰ろう家へ帰ろう

アルゼンチンから故郷ポーランドへ ホロコーストから逃れた仕立屋が友との約束を果たすため旅に出る、感涙必至“奇跡”のロードムービー! ■SKIPシティ国際Dシネマ映画祭はじめ、世界中から絶大な支持を受け、観客賞多数受賞! アトランタ、マイアミ、プンタデルエステ、SKIPシティ国際Dシネマなど、日本を含む世界各国の国際映画祭で観客賞を受賞。 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018の上映会場では、主人公アブラハムの旅が進むにつれて涙をこらえきれない方々が続出。 上映後、感極まった観客がパブロ・ソラルス監督への質問ができなくなる場面もあり、会場は優しい涙に包まれた。 監督・脚本手掛けたパブロ・ソラルスは本作が長編映画の監督2本目で、 自身の祖父の家が「ポーランド」という言葉がタブーであったことから発想を得、 自身のアイデンティティーを確認するために避けて通れないテーマを感動のロードムービーとして結実させた。 ■70年越しの約束を果たすための決断ー心染みる友情、人生最後の“奇跡”の旅に涙が止まらない! 第二次世界大戦中、ホロコーストから逃れ生き延びることができたポーランド系ユダヤ人アブラハム。 かつて自分を助け、かくまってくれた恩人である親友に会うため、故郷ポーランドへの一人旅を敢行する。 偏屈で皮肉屋のアブラハムは、行く先々で人々の優しさに触れ、徐々に柔和になってゆく。 ともすれば暗くなりがちなユダヤ人迫害を背景としながらも、ユーモアと温かさに満ちている。 「友情」と「約束」が前面に迫り、人生最後の旅が“奇跡”の旅に変わる瞬間、思わず温かい涙が溢れ出すこと間違いなし! ■熟練の色気を余すことなく発揮!実力派キャストたちの熱演が光る! 旅の先々で出逢う女性たちに頑なな心を開いていく主人公・アブラハムにカルロス・サウラ監督の『タンゴ』(98)で知られるミゲル・アンヘラ・ソラ。 ミゲルは60代にも関わらず、88歳の色気ある魅力的な老人にメイクで変身。 本作で2018年に開催された第44回シアトル国際映画祭最優秀男優賞に選ばれた。 旅の途中に立ち寄るマドリッドのホテルの女主人を『シチリア!シチリア!』のアンヘラ・モリーナが熱演。 実力派キャストたちの熟練の演技が、物語に更なる深みを与える。 <収録内容> 【Disc】:DVD1枚 ・画面サイズ:16:9LBスコープサイズ ・音声:5.1chドルビー・サラウンド ・字幕:日本語字幕  ▽映像特典 ミゲル・アンへル・ソラ、パブロ・ソラルス監督インタビュー、オリジナル予告編、日本版劇場予告編 ※収録内容は変更となる場合がございます。

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