制作・出演 : アレシュ・バールタ
R.シュトラウス:アルプス交響曲 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらR.シュトラウス:アルプス交響曲 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
チェコ・ナショナル響は機能性一辺倒のオケでは決してない。どこかトラディショナルな雰囲気を感じさせ、それが旋律線をクッキリと浮かび上がらせるロータの指揮と融合して、とても美しく温かな風景を描き出してみせる。オーディオ的な迫力を狙った演奏とはひと味違う心地よさがいい。
ブルックナー・イン・カテドラルー天上の音楽ーブルックナー・イン・カテドラルー天上の音楽ー
ホルンのアンサンブルにオルガンも加わって荘厳な雰囲気を作り出す。ベルリン・フィルでトップを吹くバボラークをはじめ、名手たちの美しい音色が教会の空間に響いていく。その空気感のすばらしさ。ぜひSA-CDのマルチch再生でその醍醐味を満喫してほしい。
サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調「オルガン付」 フランク:交響曲 二短調サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調「オルガン付」 フランク:交響曲 二短調
ありそうでなかった組み合わせで、第一印象のお得感が良い。演奏もなかなか秀逸。決して大向こうを狙うというわけではないが、きっちりと上品に仕上げている。サン=サーンスはスケール感も豊かだし、フランクの方は特に第2楽章以降が優れている。
アレシュ・バールタ オルガン・リサイタル J.S.バッハ:トッカータとフーガニ短調、主よ人の望みの喜びよ ほかアレシュ・バールタ オルガン・リサイタル J.S.バッハ:トッカータとフーガニ短調、主よ人の望みの喜びよ ほか
バッハ:オルガン全曲集 1バッハ:オルガン全曲集 1
おなじみプラハのドヴォルザーク・ホールのオルガン。60年生まれというチェコの若いオルガニストによる全集の1枚目。派手なことをしない人で、幻想曲でも即興的な趣はなく、フーガもそれほど切迫感を感じさせないで歌う。コラール集を聴いてみたい。
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
アレシュ・バーラタは、60年チェコ生まれの新星。その音楽は、伝統を踏まえながらも、新しい感覚を取り入れたもの。プラハの「芸術の家」のオルガンをめいっぱいに鳴らしながら、壮麗で芳醇な響きを作りだすウデも大したもの。録音も上々だ。
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