制作・出演 : アングラ
ブラジル出身のメロディック・スピード・メタル・バンドが、シェイクスピアの『テンペスト』に着想を得て制作した通算7枚目のコンセプト・アルバム。高速ビートとキャッチーなメロディが交錯する独特の音世界を、曲間の弦楽アレンジでシンフォニック・プログレ風に盛り上げる壮大な音世界が聴きもの。
スピード・メタル・バンドの大御所へと昇りつめた彼らの6作目。ブラジル出身らしくサンバのリズムを取り入れたユニークさをアピールしながらも、疾走感とスリルを満載したダイナミックなメタルを満喫できる快作であり、キャリア15年の円熟も実感。
前作『Rebirth』で名実ともに復活を遂げたANGRAの2004年発表のアルバム。ANGRA史上、最もヘヴィなアルバムとの声もある、彼らの真価が発揮された作品。
人気ブラジル産メロディック・パワー・メタル・バンドの初ライヴ盤。シンガーを始めメンバーを一新してのステージは新鮮で、その熱気がダイレクトに伝わってくる。ドラマチックでスピーディな曲はスタジオ盤と異なりラフだが、それも良い味を出している。
再生後のバンドの脱皮ぶりを語る、さまざまな側面を提示した編集盤。高速クラシカル・ナンバーや壮大なバラードという十八番から、ブラジル出身の血を感じさせるサンバなグルーヴが満載されたナンバーまで、すべてが充実期にあるバンドの有り様を示している。
ブラジル産メタル・バンドのサード・アルバム。自らのアイデンティティであるラテン風味を出した前作から一転、伝統的メタル・サウンドにこだわったという本作は、ファースト寄りとも言えるが、凝ったアレンジはさすが。劇的路線復活を素直に喜びたい。
南米メタルの若大将が96年にリリースしたミニ・アルバム。(1)は未発表曲でエスニックなムードを醸すメロディが彼ららしい。(5)はジューダス・プリーストのカヴァー。(6)はアルバム『ホーリー・ランド』に収録だが、異なるアレンジで聴くことができる。マニアのマスト・アイテムだ。
ブラジルのメタル・バンド、ヴァイパーのシンガーが新たに結成したアングラの1st。活路を見い出したドイツでの録音の本作はストリングスを巧みに導入、メタル・クラシック風の音の厚みが鍵になっている。カイ・ハンセンら独メタル界の大物も参加。