制作・出演 : アンドリュー・ヨーク
新たなる地平に羽ばたくギター界の俊英、木村大と、木村大が敬愛するアンドリュー・ヨークとのコラボレーションアルバム。楽曲は全曲、日本でも人気が高くCMでもヒットしているA・ヨークの作品。ヨークはこのアルバムのために新曲を2曲書きおろしている。特にベース、パーカッションを加えての4人編成のバンドアレンジというアプローチは従来なかったもので、木村大が進むべき新たな指標を示している。イギリス留学で得た伝統を生かしつつ、時に明るくダイナミックであり、時にメロディアスでロマンティックな、大とヨークの深いコラボレーションで奏でる待望のニューアルバム。
ギターの名曲を、アルパ1本でカヴァーしたソロ・アルバム。民族色豊かなクラシカルな作品からポピュラーの名曲まで、見事にアルパで表現し、同時にアルパでなければ表現し得ない高みにまで到達している。
スコルダトゥーラを採用した(1)(12)やグルーヴ感の冴えた初期の(5)、ヴァイブ入りのサウンドが魅力的な(4)などさまざまなスタイルを組み込む音楽的キャパの広さや、多彩な音色などいつもながらのLAGQカラーが楽しい。ほぼ半数がヨークらの作。
ギター・ファンにはたまらないアルバムでしょう。日本を代表するというか、世界的なギタリストが、ずらっと並んでいる。各人各様の技を楽しむという聴き方から、ギターの名曲をゆったり楽しむという聴き方など、勉強にもなるしヒーリングCDにもなるのだ。
弱冠13歳で東京国際ギターコンクールに優勝した木村大。現在高校三年生。98年からは本格的なリサイタル活動をはじめ、次世代のギタリストとして世界中の注目を集めている。技巧とリズム感に秀で、現代的感覚をもつ木村大。主張と気迫にあふれた演奏が聴ける。
ウィリアムズ最大の武器は音色の美しさ、見事なタッチによる輝くばかりのトーンはセゴビアに勝るとも劣らない。その美質は、おおらかな音楽性・揺るぎのない技巧と共に聴くものを魅了せずにおかない。バードの組曲が実にサマになっているのも彼ならでは。