制作・出演 : アート・ペッパー
インタープレイからのドキュメント・シリーズ第9弾。ペッパーがトロントのジャズメンと共演したライヴ。この頃の彼は比較的好調だったようで、自作冒頭曲の迫力あるソロでもそれが十分に伝わってくる。バックではセネンスキーのプレイが印象に残った。
アート・ペッパーのカムバック作『リビング・レジェンド』の直前、75年3月に収録された発掘音源。大学で行なわれたコンサートだ。参加したバディ・コレットによる私家録音。今回「クール・ブルース」が新しく追加された。メンバーが豪華で、ペッパーの演奏は好調である。
チェット・ベイカーがチャーリー・パーカーと共演した同名アルバムとは別内容の作品で、1952年8月に西海岸で行なわれたジャム・セッションの模様を収録。短いながらもペッパーの瑞々しいソロも聴かれる。研究家やコレクターには嬉しい初CD化だ。
もともとは既発売であるロンドンとパリのライヴで合計5曲、今回はこれにロンドンのライヴの未発表2曲が追加されたコンピレーションである。まず驚くのは劇的に改善された音質。未発表の「ブルース・フォー・ハード」「レッド・カー」も含め音質の良さが際立ち、まるで生まれ変わったような演奏だ。
1952年2月、LAのサーフクラブにおけるライヴ録音といえば、ザナドゥ盤『アーリー・ショー』『レイト・ショー』を思い浮かべるが、まさにそれと同じ時の録音。ペッパー抜き、ハンプトン・ホーズ・トリオの演奏も2曲。ペッパー初期の演奏が聴ける貴重な録音だ。
70年代の復帰後、アグレッシヴな姿勢を貫き通したペッパーの、世界初登場未発表ライヴ音源。80年4月ロンドンでのライヴとあるが、正確な日時場所は不明。当時のレギュラー・カルテットによる演奏で、スタンダードとブルース1曲を含む約40分のステージが楽しめる。
アルト・サックス奏者、アート・ペッパーがマイルス・デイヴィスのリズム・セクションとプレイしたイースト・ミーツ・ウエストの名盤。ヘレン・メリルの名唱で名高い「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」での、明るい快演が心地良い。