制作・出演 : ウィントン・ケリー
ロリンズの究極のベスト盤2枚組である。ディスク1は1951年から1958年、2は62年から近年までの名作を収録。各トラックでの豪放なアドリブ、近年の円熟したプレイなど“巨人”のエネルギッシュなサックスが全22曲どこからでも楽しめる。これはぜひとも“ジャズこれから”の若者にも勧めたい。
若くて艶のある1939年の「奇妙な果実」、イントロのトランペットと凄みを増した晩年の声が印象的な1956年版、ミルト・ラスキンとミンガスの伴奏で歌われるライヴ録音の1945年版。コモドア、デッカ、クレフ/ヴァーヴの各レーベルを超えたこのベスト盤だからこそできる聴き比べだ。
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ユニバーサルミュージックテナー・サックスの巨人として長いキャリアを誇るソニー・ロリンズの、ブルーノートでの名演を集めたベスト・アルバム。「チュニジアの夜」ほか名曲があふれんばかりに収められている。
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ユニバーサルミュージックメッセンジャーズ出身の名コンビによる名盤。60年代の『ディッピン』や『ザ・サイドワインダー』に続く一連の名演のひとつ。「スピーク・ロウ」以外はモブレーのオリジナル。初参加のウィントン・ケリーにも注目したい。
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ユニバーサルミュージックジャマイカ産のトランペッター、ディジー・リースの代表作。ヨーロッパで研鑽を積み、満を持してブルーノートに吹き込んだ2枚目で、どことなくエキゾティックな雰囲気はカリブの風が成せる業か。
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ユニバーサルミュージックJ.J.ジョンソンのブルーノート音源から、ハンク・モブレーやチャールス・ミンガスらとのセッションをまとめた一枚。楽器本来の扱いにくさをまるで感じさせない名手のトロンボーンさばきが冴える。
後にリトル・ジャイアントと呼ばれ、万人に愛されたテナーの巨人のブルーノートにおける初リーダー作。明快な豪快さとスピード感あふれるフレージングが、ウィントン・ケリーらとの絶妙なハーモニーを奏でる。
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ユニバーサルミュージックブルーノートにおける唯一のリーダー作で、ヨーロッパに移住する前の1960年に吹き込まれたもの。数々のセッションに参加した50年代の経験を存分に活かし、悠然とジャズメン・オリジナルを料理していく。
鬼才コルトレーンが“シーツ・オブ・サウンド”を確立した記念碑的名盤。全曲、コルトレーン自身によるオリジナル曲で、高度な演奏技術を要求される楽曲ながら、的確な演奏のバックも素晴らしい。
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ユニバーサルミュージックドナルド・バードのブルーノート第1作は、ジャッキー・マクリーンとペッパー・アダムスを迎えた3管の熱きハード・バップ作品。サイドメンとして名を馳せるバードの、ソロイストとしての実力を見せつけられる会心作。
ウエス・モンゴメリーとジョニー・グリフィン、ウィントン・ケリーらが相性抜群の演奏を聴かせる、ギター・アルバム屈指の名盤。1960年代ジャズの魅力が凝縮された、たまらなくホットな一枚だ。
印象的なイントロで始まるタイトル曲に魅せられた方も多いだろう、モダン・ジャズの大人気盤。ケリーの美しいタッチが魅力の作品で、センスよく、ドライヴ感あふれるフレーズが素晴らしい。