制作・出演 : ウラディーミル・ホロヴィッツ
「展覧会の絵」&「戦争ソナタ」「展覧会の絵」&「戦争ソナタ」
47年から50年代にかけてRCAに録音したソースからのセレクションだが、この時期のホロヴィッツの指はすさまじい。プロコの戦争ソナタなど背筋がゾクゾクする。展覧会の絵も、余分な思い入れをキッパリと抑え込んだ非常にクールで勢いのある演奏だ。
ヴィルトゥオーズ・ホロヴィッツ ショパン:スケルツォ第1番/スクリャービン:練習曲集 ラフマニノフ:音の絵/ホロヴィッツ:カルメン変奏曲 他ヴィルトゥオーズ・ホロヴィッツ ショパン:スケルツォ第1番/スクリャービン:練習曲集 ラフマニノフ:音の絵/ホロヴィッツ:カルメン変奏曲 他
10年間にわたる演奏のベスト盤。冒頭のショパンから異様に切れの鋭いリズム、繊細な弱音が変幻自在の表情でもって現れ、圧倒されてしまう。もちろん、実演はとてもこんなものではなかったろうが、CDからでもその凄さは一聴瞭然。類例のない奏者。
シューマン:グランド・ソナタ&幻想小曲集シューマン:グランド・ソナタ&幻想小曲集
76年から80年にかけてRCAに残した、ホロヴィッツのシューマン。高齢のせいか細部に少々荒さがあるものの、神経質なまでに研ぎすまされた感覚の冴え、ロマンティックな陰影の細やかさはこの人ならではのもの。抗いながら引き込まれる表現の強さがある。