制作・出演 : エリック・レニーニ
トリッピントリッピン
ベルギーのピアニスト。オリジナルを中心に、ディジー・ガレスピーの「コン・アルマ」やスティーヴィー・ワンダーの「シークレット・ライフ」も取り上げている小気味のいい作品。いわゆる耽美的なヨーロピアン・ジャズではなく、元気に弾ける威勢のいいピアノ。
ビック・ブーガルービック・ブーガルー
ちょっと色目を使ったかレニーニ。ブ、ブーガルー? 縦乗りエイト・ビート+シャッフル=アーバン・ファンキー。そんな冒頭曲から「ビック・ブーガルー」では“ブルーノートな”アンサンブルが“ジャズ”を思い起こさせてくれる。「君に夢中」の違和感が作品を締めてくれた。「煙が目にしみる(トリオ・バージョン)」は黒人骨太ジャズの極致!
EuroJazzPianoCollection Vol.1::アントレーグEuroJazzPianoCollection Vol.1::アントレーグ
ベルギーのピアニストによる知的な響きのトリオ作品。アメリカのジャズとは違って、どこか醒めたようなタッチが新鮮に響く。アップ・テンポで演奏される(3)でも、淡々とピアノを弾く風情に変わりはない。そこがこのピアニストの持ち味であり好ましい点だ。
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