制作・出演 : サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団
チャイコフスキー&ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番チャイコフスキー&ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー、遅めのテンポでじっくりと取り組んでいる。抒情的というか、意外に繊細でメロウ。特に2楽章は秀逸。新鮮な感じがして面白かった。ショスタコーヴィチは、ジャズもやっているマツーエフの良さが出ている。なかなか軽妙洒脱。オーケストラもまずまず。
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 リスト:ピアノソナタロ短調チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 リスト:ピアノソナタロ短調
トルコ出身の鬼才ピアニスト、ファジル・サイのアルバムが廉価にて再発売。初の本格的な協奏曲アルバムで、独特のアゴーギクが随所に顔をのぞかせ、興味が尽きない。リスト作品で聴かせるテクニックも驚異的。
巨匠ユーリ・テミルカーノフの世界1::チャイコフスキー:後期交響曲集巨匠ユーリ・テミルカーノフの世界1::チャイコフスキー:後期交響曲集
第4番冒頭の超スローなファンファーレが象徴するように、テミルカーノフはところどころで極端にテンポを落として聴き手の意表を突いてくるが、それが不自然でないばかりか、説得力すら感じさせてしまうからさすがだ。ユニークな味わいに満ちたチャイコ。
巨匠ユーリ・テミルカーノフの世界2::プロコフィエフ:交響曲第5番&平和の守り 組曲「キージェ中尉」ヴァイオリン協奏曲第1番巨匠ユーリ・テミルカーノフの世界2::プロコフィエフ:交響曲第5番&平和の守り 組曲「キージェ中尉」ヴァイオリン協奏曲第1番
ムラヴィンスキーの跡を継いだテミルカーノフによる最初期の録音のひとつがプロコフィエフの作品。圧倒的な機能性を誇るこのオーケストラを完全にドライブし、華麗で色彩感にあふれた演奏を聴かせる。97年の録音である2枚目のオラトリオとの聴き比べもなかなか面白い。
ラフマニノフ:交響曲第2番&パガニーニ狂詩曲ラフマニノフ:交響曲第2番&パガニーニ狂詩曲
超買得盤である。ラフマニノフの管弦楽曲の醍醐味を知るにはやはり、ロシアのオケでなければ、という充実感で終始満たされる演奏だ。何といっても重量感のある音質のボリューム、悠然としたスケールの大きい歌いまわしなどロシアの原風景を彷彿とさせるものがある。★
ショスタコーヴィチ:祝典序曲、「森の歌」&交響曲第6番 交響曲第7番「レニングラード」ショスタコーヴィチ:祝典序曲、「森の歌」&交響曲第6番 交響曲第7番「レニングラード」
制作・出演
グリンカ音楽院少年合唱団 / ゲンナジ・ベズベンコフ / サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団 / サンクトペテルブルク合唱団 / ショスタコーヴィチ / セルゲイ・キセリエフ / ユーリ・テミルカーノフ / ヴァレリー・オウスペンスキ / ヴラディーミル・ベグレツォフテミルカーノフの洗練された指揮により、ショスタコの音楽語法がじつにクッキリした姿で描き出されている。まさに20世紀の古典としての評価を揺るぎないものにする名演。「森の歌」ではスターリン礼賛色が濃厚な1949年の初演版をあえて採用している。
チャイコフスキー:序曲「1812年」弦楽セレナーデ/幻想序曲「ロメオとジュリエット」/他チャイコフスキー:序曲「1812年」弦楽セレナーデ/幻想序曲「ロメオとジュリエット」/他