制作・出演 : サー・ゲオルグ・ショルティ
ブラームス:交響曲第2番 ウェーバー:≪オベロン≫序曲ブラームス:交響曲第2番 ウェーバー:≪オベロン≫序曲
シカゴ響との唯一のブラームス交響曲全集からの一枚。全集の中では、もっともまろやかでロマンティックな装いを持った演奏となっている。シカゴ響の合奏能力は本作でも十分に発揮され、透明でかつ重厚な響きは絶品だ。
マーラー:交響曲第1番≪巨人≫マーラー:交響曲第1番≪巨人≫
マーラー交響曲全集の最後の録音。第1番にしてすでに独創的な曲想・描法を駆使した精緻な音楽は、きわめてロマンティックな様相を呈しているが、ショルティは一切の虚飾を廃した演奏に徹している。
マーラー:交響曲≪大地の歌≫マーラー:交響曲≪大地の歌≫
新古典主義演奏の権化のようなショルティによる面目躍如とした演奏。本作には世紀末も、耽美主義も、東洋的諦観もない。あるのはスコアに書かれた音符の響きだけだが、この響かせ方は尋常の美しさではない。
チャイコフスキー:交響曲第4番 組曲≪くるみ割り人形≫チャイコフスキー:交響曲第4番 組曲≪くるみ割り人形≫
ショルティは、チャイコフスキーに抱きがちなロマンティックな感傷には浸らない。しかし、作品そのものが持っている甘さやダイナミズム、柔と剛のバランスなど、多彩な表情は完璧に表現し尽くしている。
チャイコフスキー:交響曲第5番 白鳥の湖チャイコフスキー:交響曲第5番 白鳥の湖
ショルティによる3度目の録音で、シカゴ響とは2度目の録音となる。練達の指揮ぶりといつもながらシカゴ響の素晴らしい合奏力に敬服。ショルティに柔軟性が出てきて、美しくもダイナミックな音楽が展開されている。
チャイコフスキー:交響曲第6番≪悲愴≫ ロメオとジュリエット/1812年チャイコフスキー:交響曲第6番≪悲愴≫ ロメオとジュリエット/1812年
曲の感傷や情緒といった要素をそぎ落として、純粋な音響美を追及したショルティらしい演奏。豪快でダイナミックな中に、繊細な響きやピアニシモの磨かれた表情なども垣間見られる。
グノー:≪ファウスト≫バレエ音楽/オッフェンバック:バレエ≪パリの喜び≫グノー:≪ファウスト≫バレエ音楽/オッフェンバック:バレエ≪パリの喜び≫
ロイヤル・オペラの音楽監督に就任する1年前の録音を中心に収録。ショルティにしては珍しいレパートリーだ。快速調の「パリの喜び」やロイヤル・オペラのオーケストラを掌握しきったようなグノーなど、興味深い一枚だ。
ワーグナー:管弦楽曲集ワーグナー:管弦楽曲集
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / ウィーン楽友協会合唱団 / サー・ゲオルグ・ショルティ / ワルター・ウェラー / ワーグナー4大ピアノ協奏曲集4大ピアノ協奏曲集
制作・出演
アシュケナージルプー / アルゲリッチ / アンドレ・プレヴィン / キリル・コンドラシン / サー・ゲオルグ・ショルティ / シカゴ交響楽団 / バイエルン放送交響楽団 / ベルリン・ドイツ交響楽団 / ベートーヴェン / ロンドン交響楽団最高の音で楽しむために!