制作・出演 : ザ・ニューヨーク・フィルハーモニック
ストラヴィンスキーの三大バレエのうち、「春の祭典」と「ペトルーシュカ」を取り上げた歴史的名盤です。「春の祭典」は、太古の儀式の様子を描いた作品で、初演時にはあまりに衝撃的な内容でスキャンダルをも引き起こした問題作です。この曲の、ブーレーズにとっては2度目の録音となるものですが、「リズム細胞論」などを駆使した斬新かつ論理的な解釈で、発売以来この曲の決定的演奏として高く評価され続けているものです。謝肉祭の人形芝居の一幕を描いた「ペトルーシュカ」も、革新的な管弦楽法が駆使された作品で、ブーレーズは作曲家でもあるその立場から徹底的に楽曲を分析した解釈に基づき、精緻きわまりない演奏を聴かせます。
ジャズとクラシックを行き来した作曲家といえばジョージ・ガーシュウィンがまず最初に出てきます。TVドラマやCMでもお馴染みの「ラプソディ・イン・ブルー」で彼のオーケストラ編曲を手助けしたのはジャズ・バンド・アレンジャーをしえていたグローフェでした。ジャンルの垣根を越えたクロス・オーバーの先駆ともいえる彼らのポピュラーな名曲を、これまたジャンルの横断を得意としていたバーンスタインの華麗な演奏でお届けします。JAZZの名匠ベニー・グッドマンと共演した自作「プレリュード、フーガとリフ」もボーナストラックとして収録しています。
2つの大作声楽曲をカップリングした、聴きごたえ十分の2枚組。約13年に及ぶニューヨーク・フィルの音楽監督としての最終公演で録音された「グレの歌」はとりわけ必聴もの。ヴェルディともどもメータの情熱がほとばしる名演となっている。
バーンスタインの泣かせ方のうまさを味わえる一枚とでも言えようか。第9番は後年ベルリン・フィルとの名演が残されているが、壮年期に録音された本作もストレートに思いが伝わってくる捨てがたい演奏だ。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。巨匠ホロヴィッツのラフマニノフが堪能できる。
『イマージュ』シリーズといえど、“クラシーク”(フランス語風発音)と冠すれば、内容は正統派クラシカル・コンピレーション。ラ・フォル・ジュルネ公認ということもあり、捻らず真正面から音源の質で勝負にきた。ソニー・クラシカルの分厚さを味わうセット。
2006年には70万人を動員し、クラシック界のモンスター・イベントとなりつつある『ラ・フォル・ジュルネ』の名を冠したタイトルは、これぞお家芸とばかり、ライトから重厚まで豊富なラインナップを活かした一枚となった。「歌劇“イーゴリ公”〜ダッタン人の踊り」の宮本笑里(宮本文昭の娘)参加もアクセント。
クラシックの魅力は、何をおいてもオーケストラの大迫力の音量。さらにさまざまな楽器による豊かな音色が織りなす万華鏡のようなサウンド。そんなオーケストラの魅力が心ゆくまで堪能できる一枚だ。
ロマンティックな気分を高揚させる、あるいはそんな気分を描いた愛の音楽を厳選収録したコンピレーション。一度は聴いたことのある有名な曲が満載。贅沢な時間を演出する、クラシックならではの優雅な一時が味わえる。