制作・出演 : シンフォニー・オブ・ジ・エア
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
61年収録の第1番は、絶頂期のルービンシュタインと若きスクロヴァチェフスキの協演。一点の曇りもないほどに輝かしいピアノの音色、躍動感あふれるリズム、ピアニシモのデリケートなタッチ。SA-CD化によって生彩感あふれる名演が生々しい音で蘇っている。
ハンガリー狂詩曲第2番 華麗なるオーケストラ名演集ハンガリー狂詩曲第2番 華麗なるオーケストラ名演集
面白い。しかし時代がかった過多な表現に眉をひそめる聴き手も多いだろう。冒頭の「ハンガリー狂詩曲」など象徴的。個性的な編曲以上に“くさい”表現で塗りたくられる。ここまですればあっぱれ。ワーグナーなど、演出過剰のドラマを観るスリルと熱狂がある。
不滅のリビング・ステレオ・シリーズ 27 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番&第5番「皇帝」不滅のリビング・ステレオ・シリーズ 27 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番&第5番「皇帝」
燦々と太陽の輝く夏の浜辺で、リゾート気分を満喫しながら屈託なく過ごす。このルービンシュタインの健康的でネアカなベートーヴェンを聴くと、ついそんな気分になってしまう。しかも指揮者とオケが、そんなピアニストの解脱の境地に達していないのも楽しい。
不滅のリビング・ステレオ・シリーズ 29 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番不滅のリビング・ステレオ・シリーズ 29 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番
ブラームスは何と、1954年のステレオ録音。いささか響きは浅いが、年代を考慮すれば破格の高音質。見通しが良く、精悍なライナーと若々しく風格のあるルービンシュタイン、正統派の名演。ベートーヴェンは全体の音質、ピアノの瑞々しさがいっそう際立つ。
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