制作・出演 : ジェラルド・クレイトン
デビュー早々グラミーにノミネートされた非凡なピアニスト。2010年の2ndアルバムでは、もはや若手とは思えないほど繊細かつ熟練のタッチを披露。ジョン・クレイトンの息子の名に恥じない天才的な演奏だ。
渡辺貞夫のちょうど70作目にあたるアルバム。ジェラルド・クレイトン(p)をはじめアメリカの若手ピアノ・トリオとの共演で、渡辺作曲のオリジナル曲を取りあげた。アコースティックなストレートアヘッド・ジャズでありながら、幅広い表現力を持つカルテットだ。
制作・出演
エリック・ガニソン / ジェラルド・クレイトン / ジェームス・ムーディ / タミール・ヘンデルマン / チャック・バーグホファー / ニール・スウェインソン / ロイ・ハーグローヴ / ロバータ・ガンバリーニエラ、サラ、カーメンの後継者本命、3年ぶり待望のサード作。スキャットを駆使したアップ・テンポと情感豊かなスローの使い分け、緩急の妙が絶品。イタリア人ならではの「エスターテ」も素晴らしい。ジェームス・ムーディとロイ・ハーグローヴがゲスト参加。推薦。★
制作・出演
クリスチャン・スコット / ケヴィン・カナー / ジェラルド・クレイトン / ジョー・サンダース / ティム・グリーン / ベン・ウェンデル / メリッサ・モーガン / ランディ・ナポレオン魅力的な女性シンガーによるデビュー作。メリッサは正統的なジャズ・ヴォーカルに現代的な感覚を加味した歌唱が魅力的。プロデューサーに気鋭のトランペッター、クリスチャン・スコットを迎えたことで、バックの演奏にも聴きどころが満載の一枚。
現代を代表するトランぺッター、ロイ・ハーグローヴのエマーシー移籍第1弾。各トラックの構成が緻密に計算されているようだ。ここにこのアルバムの完成度の高さを感じる。演奏はシンプルかつ安定感のあるもの。オーソドックスだが、いまこれが最先端のジャズではないか。★
ロブ・マウンジーをアレンジャーに迎え、ニューヨークの一流奏者とレコーディングしたラブ・ソング集。グルーヴ感のある演奏にのせてパワフルに歌う「サニー」、グラント・スチュワートのテナーがムーディに絡む「ドント・ノウ・ホワイ」、MISIAのヒット曲を英語詞でカヴァーした「エヴリシング」など聴きどころは多彩。
富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル2007での来日に合わせて、第1作『アンティル・アイ・メット・ユー』の収録曲を先行リリースした日本独自企画盤。ブルース感覚と軽やかさを兼ね備えた「ザ・ランプ・イズ・ロウ」、陰影に富んだ表現が魅力の「セイヴ・ユア・ラヴ・フォー・ミー」などでシンガーとしての実力を示す。
話題の女性サックス奏者、ヒトミのデビュー盤。聴き終えて本来ジャズ演奏がもつべきスリルとともに、このミュージシャンへの大きな期待を感じた。「枯葉」「いつか王子様が」「バイ・バイ・ブラックバード」などのようにほかに名演が多い曲でのプレイでも、創造的で完成度も高い。バックのセンスもきわめて良好。★