制作・出演 : ジャパハリネット
最後のアルバムにしてベスト・アルバム。2007年をもって8年間の活動に終止符を打った彼らの集大成といえる作品であり、最後の贈り物として新曲も収録されている。ストレートなサウンドと勇気のわく詞で支持された彼らの楽曲は、普遍的かつ情熱的なのである。
ほぼ1年ぶり4枚目となるフル・アルバムは、耳に身体になじみやすいリズム&ギター、バカがつくほどまっすぐな正義感、地元愛媛への愛情がつまった快作。こんなにも優しい唄はひさしぶりに聴いたような「インダーソング」しかり、頼もしくてアッパーなロック魂が炸裂している。
松山を拠点に活動していながら、今や全国区の人気となった青春パンク・バンドのシングル。アップ・テンポの1、3曲目、ほのぼのとした2曲目と、いずれの曲もどことなく懐かしいようなメロディが特徴的で、若者の心を掴んだ歌詞は親しみやすさにあふれている。
よくも悪くも、丁寧にプロデュースされた完成度の高さが特徴だった前作とは一変し、泥臭いバンド・サウンドに命を賭けたメジャー3作目。青春パンクのイメージから抜け出し、“人として”大事な喜怒哀楽のすべてを、キレのいい音に乗せてまっすぐ歌う姿は凛々しい。
2006年にメジャー・デビュー3年目を迎えたジャパハリネットの「原点回帰」をキーワードにしたシングル。ストレートなメッセージと、疾走感あふれるサウンド、哀愁感のあるメロディなど彼ららしい楽曲が聴ける。
大人気コミック『NANA』のトリビュート・アルバム参加曲「黎明時代」が話題となったジャパハリネットの両A面、ダブル・タイアップ・シングル。エモーショナルでハードな楽曲と、壮大で美しいバラードが楽しめる。
4人組ロック・バンドのフル・アルバム。拳振り上げ系のパンク調R&Rと思いきや、意外とメロディアス志向のバンドらしく、(4)のように思わず口をついて出てしまいそうなメロディがいっぱい詰まっている。曲調の幅も広いし、アイディア豊かな音作りも楽しい。★
ヴォーカル・城戸けんじろとベース・鹿島公行の初の共作曲をタイトルとし、残り2曲はけんじろ作というスタイルで新たな可能性を探る。せつなくも前向きパンクなジャパハリ節は不変だが、個人的なつぶやき=ブルース感覚が漂うのがけんじろらしくていい。意欲作。
チープ・トリックを引用したアート・ワークは謎だが、4曲で多彩な面を見せるCDだ。ゆったりした曲からアップ・テンポのパンキッシュな曲まで入っているが、飄々としたヴォーカルの日本のフォーク・ロックを2004年ヴァージョンにしたみたいな趣で一貫。
シングル「哀愁交差点」のスマッシュ・ヒットで存在がクローズ・アップされた、松山出身の4人組ジャパハリネットのメジャーでのファースト・アルバム。あからさまに文学性を感じさせるところが好き嫌いを分けるとは思うが、独特の高揚感が確かにある。
4人組ロック・バンドのデビュー・シングル。青春パンクな(1)、ポップなR&Rの(2)、和風フォーク・ソングの(3)と曲調のバラエティも豊かだし、歌も演奏も純朴ながら伸び伸びしている風情が聴いていて気持ちよい。八木のぶおによる(1)のハープはうますぎでは?