音楽むすび | 制作・出演 : ジュニア・マンス・トリオ

いぶし銀のベテラン・ピアニストの、M&Iレーベルの音源からセレクトされたベスト盤。派手な演奏ではないが、彼の内側に根づくブルース魂から発せられる音には気概が感じられ、説得力十分。また、じっくりと語られる滋味に富んだバラード演奏も味わい深い。

いまや貴重なベテラン・ピアニストの、レギュラー・トリオによる2008年作品。ソニー・クラークの「ブルー・マイナー」、ジョン・ルイスの「ジャンゴ」と、日本での人気曲をはじめ、初リーダー作に収録の「スモール・フライ」も再演。3曲でヒューストン・パーソンがゲスト参加、ダウン・トゥ・アースな世界に華を添える。

ブルージィでスウィンギィなプレイをするマンスのアルバム。ベテラン健在を伝えるこの作品では、バラードを中心に落ち着いた味わいのプレイが繰り広げられる。黒い魂をぶつけるようなソウルフルで粘りのあるタッチが美しいメロディに溶け込んでいく。

ソウルフルでブルース・フィーリングあふれる演奏で定評のあるベテラン・ピアニスト、マンスの2004年作品。ジャズの有名スタンダードをはじめ、彼の代名詞というべき名曲「ジュビレーション」の再演もあり、入門者からベテランまで気軽に楽しめる作品に仕上がっている。

84年、山中湖JAZZ IN 3361*BLACKでのライヴ録音(1stステージ)のCD化。名手マーティン・リベラのサポートのもと、あっさりとして端正なジュニアのピアノを存分に楽しむことができる。若いアルヴィン・クウィーンのガッツあるサポートも注目。

山中湖のジャズ山荘、3361*BLACKでのライヴ録音第ニ弾。(1)でのマンスとリヴェラの息もピッタリだが、クウィーンの飛ばし気味でドライヴするドラムにも舌を巻く。ラテンタッチな(4)も小粋。都会の煙たいライブハウスよりもはるかにハツラツとした空気が漂う。