制作・出演 : ジンマン
マーラー:交響曲全集6 交響曲第6番「悲劇的」マーラー:交響曲全集6 交響曲第6番「悲劇的」
マーラーは混沌でも肥大化した主観的な感情表現でもない。複雑なオーケストレーションを冷徹に見つめ、マーラーの意図を克明に描く。恣意的な表現をまったく感じさせない自然な音楽……だからこそ見えてくる透明感あふれる色彩の美しさ。ジンマンの真骨頂だ。
マーラー:交響曲全集 5 交響曲第5番嬰ハ短調マーラー:交響曲全集 5 交響曲第5番嬰ハ短調
制作・出演
AlejandroRutkauskas / アンドレアス・ヤンケ / ジンマン / チューリヒ・トーンハレ管 / デイヴィッド・ジンマン / プリモシュ・ノヴサク / マーラー / ミーシャ・グロイエル / ルドルフ・バーメルトジンマン&チューリヒ・トーンハレ管によるマーラー・シリーズ第5弾。各楽器が明晰に聴き取れる新鮮な演奏&名録音。さまざまな楽器が絡み合いながら、すべての声部に歌が感じられるところが素晴らしい。ジンマンの指揮には円熟と洗練が感じられる。★
マーラー:交響曲全集 4 交響曲第4番ト長調マーラー:交響曲全集 4 交響曲第4番ト長調
他パートとズレる冒頭のフルートから、終楽章のソプラノの裏で鳴るコントラバス・ソロの扱いまで、また各所でのポルタメントや第2楽章のソロ・ヴァイオリンの開放弦での漸強加減など、スコアの緻密な細部描写は単なる刺激に終わらず、濃密なタペストリーを形成する。★
マーラー:交響曲全集3::マーラー:交響曲第3番ニ短調マーラー:交響曲全集3::マーラー:交響曲第3番ニ短調
制作・出演
アルフォンス・フォン・アールブルク / ジンマン / スイス児童合唱団 / スイス室内合唱団 / チューリヒ・トーンハレ管 / デイヴィッド・ジンマン / ビルギット・レンメルト / フリッツ・ネーフ / マーラーツィクルスも第3弾であること、そして内容が自然賛歌であることもあってか、今作はジンマンらしい良さが十分に発揮されていると思う。特に後半部分の清潔で見通しの良い響きはたいへんに心地よい。特にマルチで再生するとその効果が倍加されるかも。
マーラー:交響曲全集2 交響曲第2番「復活」マーラー:交響曲全集2 交響曲第2番「復活」
分析的な演奏でありながら音楽全体が自然に流れる中で、80分余りの充実の時間を過ごす。薄いと感じてしまうほどに引き締まって贅肉の削ぎ落とされた響きの中で、演奏者個々とその集合の存在がヴィヴィッドに浮上するさまが、DSD録音で鮮烈に捉えられている。★
マーラー:交響曲全集1::マーラー:交響曲第1番「巨人」&花の章マーラー:交響曲全集1::マーラー:交響曲第1番「巨人」&花の章
ジンマンの新プロジェクトがスタートした。レーベルもメインのRCAに移り、旧デッカ・チームの音質も生きるSA-CDハイブリッド盤でのリリース。オケの楽器配置から微細なフレージングまでが克明に聴き取れていて、憂愁の音楽の流れを阻害することがない。
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