音楽むすび | 制作・出演 : スナッパーズ

2003年4月11日をもって7年間の活動を停止したスナッパーズの最後の作品となるベスト・アルバム。代表曲のほか、無料配布音源だった2曲や未発表曲、「大迷惑」(ユニコーン)のカヴァーを含めた19曲を収録。音楽的な広がりを見せてきた彼らの足跡がわかる。

約7年間の活動に終止符を打った彼らが最後のシングルで、ユニコーンの名曲をカヴァー。元々がスカっぽい要素を備えていた原曲を、POTSHOTのメンバーらを迎えさらに“スカ・パンク”風に調理。アート・ワークではお笑いコンビ“ドランクドラゴン”をフィーチャー。

トライセラトップスに通じるメロディ・センスと甘くて可愛いヴォーカル、なにげに男気あふれるギター・サウンドは新進バンドとして申し分ない要素であろう。キャッチーさにかまけて単調に押し切りがちな危険性を、柘植のピアノがうまく舵取りをしている。いい曲です。

最近のライヴで披露していた新曲が、いよいよマキシ・シングルで登場。本作からスピッツなどを手掛けるエンジニア、牧野“Q”英司を起用し、バンドのカラーを一新させた。

今年7月にミニ・アルバムでメジャー・デビューしたばかりのスナッパーズがマキシ・シングルを発売。恋愛におけるさまざまな感情を切々と伝えるミディアム・バラードで、共感すること間違いなし。