制作・出演 : セシル・テイラー
アキサキラアキサキラ
73年来日時の東京でのライブ録音。当時、仲間うちで、さんざ弾きまくった後の「踊り」が話題になったものだった。今更ながら、あらゆる意味でタフな音楽家である。圧倒的かつ冷徹なピアノの前で、憐れサイドメンたちは、ひたすら舞い上がる。
サイレント・タンサイレント・タン
60年代フリーの渾沌を経たテイラーは、ソロ・ピアノを基本フォーマットに精力的な活動を再開したが、74年モントルー・ジャズ祭のステージに於ける、とてつもない“覇気”の発散を記録した作品がこれ。確かにフリーだが、紛れもない彼の顔がここにある。
インデントインデント
これは鬼才セシル・テイラーが1973年、オハイオの大学でおこなったソロ演奏。当初はセシルの自主制作レーベルで登場、その後フリーダムから再発、今回が世界初CD化。セシルの演奏はまさに真剣勝負、ピアノの音が塊となってグサリと突きささるぞ。