制作・出演 : セシル・テイラー
JAZZ THE BEST 14::ルッキング・アヘッドJAZZ THE BEST 14::ルッキング・アヘッド
1958年当時は異端児的な扱いを受けることの多かったセシル・テイラー。ただのデタラメなフリー・ジャズなどではなく、楽曲から付かず離れずの絶妙な距離感がスリリングな先鋭的なジャズを展開。一度聴いたら忘れられない演奏だ。
エア・アボーブ・マウンテンズエア・アボーブ・マウンテンズ
テイラーは、好みにもよるがソロ・ピアノを弾いたときが一番自然だと思う。さまざまな音楽が頭の中で鳴り響いているのだろう。それを誰にも邪魔されず、とことん弾いてみせる。とくにこの作品ではその印象が強い。そこに大きな魅力が感じられる。
ダーク・トゥ・ゼムセルヴスダーク・トゥ・ゼムセルヴス
1976年に録音されたセシル・テイラーの人気盤。ドラムスとアルトを従えた変則トリオで活動していた彼が、本作よりトランペットとテナーを追加。見事な編曲でアルバムの流れを作り出している。
セシル・テイラー・ピアノ・ソロセシル・テイラー・ピアノ・ソロ
73年の初来日時に東京で録音したソロ・ピアノ作。強靱なタッチ、恐るべき集中力、出鱈目のようにも見えるが、実は緻密に構成された演奏。ここにはセシルらしさのすべてが凝縮されていて、聴く者を圧倒する。セシルが最も意気軒昂だった時代の記念碑的作品。
セシル・テイラーの世界セシル・テイラーの世界
ナット・ヘントフという良き理解者を得て開花した彼の才能を収録した傑作。たった、9ヵ月で潰れてしまったCANDIDだが、この作品を世に送り出せたのは、当時、このレーベルくらいだ。