制作・出演 : タテタカコ
詩を見た時、かつて文豪が残した詩にメロディを付けたのかと思ったが、自身によるものと知り驚く。さらに、性を超越したような不思議なヴォーカルに再び驚いた。聴くたびにその独特さに惹かれ、身体と聴覚が分離し浮遊していく感覚さえする。声同様に、静と動を変幻に行き交うピアノも心の奥までしみわたる。
ピアノ弾き語りスタイルで聴かせる女性シンガー・ソングライターの4枚目のフル・アルバム。ピアノと人声だけとは思えないほど音色の振り幅が大きいのに驚く。それにはピアノの演奏技術にプラスして、巧みなコーラス・アレンジがモノをいっているようだ。しみる。
3枚目であり初のフル・アルバム。全編がピアノとヴォーカルだけの作品だが、大波が打ち寄せるかのごときダイナミックなピアノと、演劇的要素も含む表情豊かなヴォーカルで、弾き語りとは思えない豊潤な世界を表現している。“矢野顕子系”の新たな才能といえるか。
タテタカコの1stシングル。映画『アルゼンチンババア』の主題歌で、アンデス民謡「花祭り」の旋律に歌詞を付けたユニークなカヴァー曲に仕上がっている。カップリングには、ライヴで人気の楽曲などを収録。
ピアノと歌だけの高純度な音世界を追求するタテタカコと、独創的な詞と初期衝動に満ちた演奏で支持を集める3ピース・ロック・バンド、ビーグルズのスプリット・アルバム。それぞれに3曲ずつ収録し、異色の組み合わせがふんだんに楽しめる。
ピアノと歌だけのシンプルなサウンドながら、文学的な独自の世界を展開するシンガー・ソングライターの3rdアルバム。ライヴでもお馴染みの「しあわせのうた」や「証明」を収録した本作、繊細で緻密な空間を作り出している。
本作は彼女がテーマにしている3部作の完結編。出身の長野県を強く連想させる緑深く牧歌的な雰囲気のあるサウンドは、ピアノと歌声だけで奏でられ、いたってシンプル。素朴な中にも表情あり。清潔で洗練されている楽曲の連なりは、どこか文学的な匂いがするのだ。
映画『誰も知らない』に前作収録の「宝石」が挿入歌として使われたことにより注目された、長野を拠点に活動するシンガー・ソングライターのセカンド・ミニ・アルバム。ピアノとヴォーカルだけの美しい世界を作る人で、詞は文学的ですらある。
(2)は話題の映画、『誰も知らない』の挿入歌。ジャケットは映画に出てくる4人の子供たち。タテタカコは長野出身のシンガー・ソングライター。ピアノの弾き語りで人生と向き合ったきわめてマジメな歌を歌う。(2)では“異臭を放った宝石”と凄いフレーズが。凄い逸材かも!?