制作・出演 : タマーシュ・ヴァーシャーリ
制作・出演
アマデウス弦楽四重奏団 / ジークムント・ニッセル / タマーシュ・ヴァーシャーリ / トーマス・ブランディス / ノーバート・ブレイニン / ハウプトマンライスター / ピーター・シドロフ / ブラームス蒸し暑い夏が終わり、眠りやすくなってきたシーズンにオススメの快眠クラシック。 日々のストレスや緊張感のせいでなかなか寝付けないことがあります。 眠りに入る前に音楽を聴いてリラックスすることで、自然な眠りにつく準備を整え、 深い睡眠へと導くクラシック音楽を満載しています。 <収録内容> 01.夜想曲 第2番 作品9の2(ショパン) 02.ジムノペディ 第2番(サティ) 03.亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー) 04.アヴェ・マリア(シューベルト) 05.アメイジング・グレイス(民謡) 06.ラ・カンパネラ(リスト) 07.ホフマンの舟歌(オッフェンバック) 08.アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618(モーツァルト) 09.アヴェ・マリア(J.S.バッハ/グノー) 10.トロイメライ(シューマン) 11.カノン(パッヘルベル) 12.歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲(マスカーニ) 13.夜の静けさに 作品4の3(ラフマニノフ) 14.亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル) 15.月の光(ドビュッシー)
祖国ポーランドを離れる直前に作曲し、告別演奏会で自ら演奏した第1番。それより1年前の作品で、第2楽章が初恋の人への思慕から作曲されたと伝えられる第2番。古典的な形式によりながらも瑞々しいロマンティシズムに溢れ民俗的なリズムも織り込まれた、ポーランド時代に作曲された若き日のショパンの協奏曲をカップリングした一枚です。ショパンを得意とするヴァーシャーリが、繊細優美で詩的ともいえる演奏を繰り広げています。
第3楽章でトライアングルが効果的に用いられるために「トライアングル協奏曲」とも呼ばれる第1番。緻密で抒情的な傾向の強い、交響詩のような作風を示す第2番。いずれも全曲が切れ目なく続けて演奏される、リストの2曲のピアノ協奏曲を収録したアルバムです。ロマン派の作品をレパートリーの中心に据えて演奏活動を続け、極めて高い評価を受けているヴァーシャーリによる、高度なテクニックを存分に発揮した演奏です。
偉大なピアニストでもあった作曲家ラフマニノフの、ピアノと管弦楽のための作品2曲をカップリングした一枚です。協奏曲第2番は近代的なピアノ技法と力強いダイナミズムに豊かな抒情性を配した雄大なスケールのピアノ協奏曲であり、狂詩曲はパガニーニの《24のカプリース》の終曲に基づく序奏と24の変奏からなる作品です。ヴァーシャーリの卓越した独奏とアーロノヴィチの指揮するロンドン交響楽団の演奏でお楽しみください。
最も華やかな《華麗なる大円舞曲》、愛らしい小品《小犬》、別離にあたって恋人へ贈った《別れ》。ピアノの詩人と称揚されるショパンは39年という短い生涯に、消失された作品を除いても20曲ほどのワルツを作曲しました。洗練されたロマンティシズムやセンティメンタリズム、優雅にして高貴な雰囲気を湛えた17曲のワルツを、繊細優美な表現を得意とするヴァーシャーリによる彼の個性が存分に発揮された演奏でお聴きください。
ベルリン・フィルも勇退し、クラリネット界の大御所となったライスターが、30代前半に録音した2つのソナタは、たしかに人生の深みには物足りないけれど、瑞々しくロマンティック。その意味では三重奏曲の方が深い。彼の魅力を十分に伝えるアルバムではある。