制作・出演 : ダイアナ・クラール
ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ
99年発表、ジャズ・ヴォーカル部門でグラミー賞を獲得したアルバム。木々の間を擦り抜ける風のごとき爽やかな歌声で、スタンダードの名曲を歌い上げている。映画『トゥルー・クライム』の主題歌も収録。
ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルームザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム
シンガーとしてのブルージィな魅力をフィーチャーした2003年録音作。夫のエルヴィス・コステロと6曲を共作しており、サビが美しいワルツの(2)、穏やかな(9)などは曲自体が秀逸。(11)は浮遊感がジョニ・ミッチェルに通じ、演奏にスリルがある(8)はジョニの好カヴァー。
[ライヴ・イン・パリ][ライヴ・イン・パリ]
ジャズにとどまらない幅広い歌で評判のダイアナはライヴでこそその真価を発揮する。ジャジィな魅力を楽しいパフォーマンスに包んでのステージは実力派シンガーとしての自信を感じさせるものだ。ヒットした(4)や唯一のスタジオ録音である(12)が素晴らしい。
ザ・ルック・オブ・ラヴザ・ルック・オブ・ラヴ
日本でも人気が高く、グラミー受賞経験をもつ美人ピアニスト/シンガーの約2年ぶりの作品。トミー・リピューマをプロデューサーに迎え、バックの布陣も強力。スタンダード・バラード中心の構成。
ラヴ・シーンズラヴ・シーンズ
トミー・リピューマ・プロデュースによる第3作。ギターとベースを伴ったシンプルな編成で、渋めの曲をゆったりと歌っている。彼女には華があるので、かえってそうした質素な作りが美しさを倍加させる。歌もピアノもさらに充実、一回り大きくなった。★